二次創作小説(紙ほか)
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- 被虐のノエル〜日本人少女〜
- 日時: 2018/04/01 14:55
- 名前: にゃあこ (ID: s00TEuml)
日本からラプラス市にやってきた夢原 ノア。
召喚の儀により大悪魔と契約を結んでしまった。
彼女が望むことは…。
被虐のノエル二次創作
- 契約の日と二人の悪魔 ( No.1 )
- 日時: 2018/04/01 15:46
- 名前: にゃあこ (ID: s00TEuml)
ノアはここで大悪魔と出会ってしまった。
魔法陣から彼女の前に大悪魔が姿を現した。
「え…なんで…誰?」
見た目はどこにでもいそうな青年だ。
「俺はヒャクラン、お前の思いによりここに来た」
ヒャクランは光のない青緑色の瞳でノアを見据えた。
ノアは首をかしげていた。
「なんか不思議…」
「俺の姿が、か?お前が知っているのはこっちの姿だろ?」
ヒャクランは両手をダランと垂らし下を向く。
背中からコウモリに似た大きな羽が現れヒャクランの姿が
瞬く間に醜く変わる。右目と左目の半分の白目は真っ黒に染まり
右の瞳は黄色に変わっていた。
「…この姿だと目立つんだ。だから俺はこの姿が好きなんだ」
もとの青年の姿に戻りヒャクランはノアを見下ろす。
「お前の思い、願いを言ってみろ。代償はあるが聞いてやる」
「私は…裏で悪いことをしてる人を倒したい。その人に
縛られている人を開放したいから」
それを聞きヒャクランは前の契約者とノアを重ねた。
『私は悪事を働いている人間に束縛されている人たちを
解放したいの』
ヒャクランは口元を歪ます。
「いいだろう、契約だ。その代わり、お前はもう故郷に帰ることも
できず、血縁者から忘れられる…安い代償だ」
◆
その日から数日が経った。
「あ、あのヒャクラン私たち一体どこに向かってるの?」
足場の悪い道を歩いていく。
「うわっ!!」
足場が崩れノアが重力により下へ落ちていく。が、ヒャクランの
操る鎖で引き上げられる。
「お前に死んでもらっては困る。あと少しだから頑張れ」
「う、うんありがとうヒャクラン」
その笑顔を見て彼はスッと目線を反らした。
「お前!」
「っ!!アンタは…!!」
ヒャクランと鳥の頭をした悪魔。
「え、カロン。知合いですの?彼は人間でしょう?」
「…いやアイツは人間じゃない悪魔ヒャクランだ」
- 矛先は市長に ( No.2 )
- 日時: 2018/04/01 16:27
- 名前: にゃあこ (ID: s00TEuml)
「久しぶりだなカロン。お前も人間と契約してたか」
ヒャクランはカロンと会話をする。
「なるほど、ヒャクランもか。まさかわざわざここまで来て
会いに来たのか?」
「あぁ、会わせたかったんだ。同じ魔人にノアを…」
「あのわたくしたち話しに話しついていけないのですけど…」
「そうだな…彼はヒャクラン、私と同じ大悪魔だ」
「じ、じゃあノアも四肢を!?」
ノエルはそう言い目を見開きノアを見る。ノアは首を横に
振った。
「ううん私は四肢までは…血縁者から忘れられ故郷に帰れなくなった
それだけだよ」
「まぁ俺だって昔は人間なんてどうでもよかったんだがな…
前の契約者の願いに感化されたようだ」
◆
ノエルたちの仲間にノアとヒャクランは紹介された。
「…そういえばノエルは復讐って言ってたけど一体その相手は
誰なの?」
少し鎮まる。ヒャクランは青緑の瞳でノエルを見つめやがて
口を開いた。
「ラプラスの市長、ラッセル・バロウズ、か…」
「っ!?なんでテメェが知ってるんだ?つい最近ノアと契約して
ここに来たんだろ?」
フーゴはヒャクランにそう聞いた。
「俺は見抜けるのさ。ある程度の人間の心をな…常時ってわけじゃ
ないが時々。ちょうどいいノアとの契約の内容は悪人退治と
似たようなこと、俺たちにも協力させろ」
辺りがどよめく。
フーゴなどは少し不満を持っているように見えた。
「人数は多いほうがやれることは多くなる。良いんじゃないかな?」
「パイソンの言う通りだ。人が増えてデメリットはない。
二人も仲間に入れる」
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