二次創作小説(紙ほか)
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- SAO 白の術士の物語
- 日時: 2018/05/02 03:50
- 名前: シカジカ (ID: SsbgW4eU)
初投稿。
SAOはアニメと劇場版しか見ていない超にわかですが…
めちゃくちゃな設定とか出ちゃうかもしれませんが生暖かい目で見てください。
ソードアートオンラインの世界に閉じ込められたユーザー達。
神代 悠(かみしろ ゆう)もユーザーの一人だった。
もともとSAOのβテスターだった悠は、
黒の剣士.キリトのβテスト時の唯一の知り合いだった。
これは、黒の剣士の戦いの裏で活躍していた、白の術士の話である。
- Re: SAO 白の術士の物語 ( No.1 )
- 日時: 2018/05/02 04:40
- 名前: シカジカ (ID: SsbgW4eU)
まさか、ゲームの世界に閉じ込められるなんてな。
こんなことが本当に起きるなんて…
まぁいい。SAOの世界ならほとんど攻略済みだぜ。
前と仕様が変わってないならクリアしたも同然だ。
俺は剣の世界であるSAOの世界で、剣を使わない。
ソードスキルは一応素手でも発動できるんだ。
かなり制限はかかるけど慣れればみんなと同じように戦えるようになる。
素手専用のソードスキルもあるからな。
まぁ威力は低くなるんだが素手専用のソードスキルは遠距離攻撃が多いんだ。ちょうど魔法みたいな感じだ。
この情報は知ってる人が少ないし、何よりも難しいから素手でプレイしてるのは俺ぐらいしかいないんじゃないか?
とりあえずレベルでも上げに行こうかと、門に向かう。
街の門を出ようとした時だった。
ふと、橋の下にいるひとりの少女が視界に入った。
年は13とかその辺だろう。まるで妖精のような見た目の銀髪碧眼の少女は何もせず、ただそこに座っているだけだった。
SAOの世界に閉じ込められた人なら別に珍しいことではない。
誰だって現実逃避したくなるだろう。
…ただ、その少女があまりにも綺麗だったのだ。今にも消えてしまいそうなほど。俺はその少女を横目に見ながら門を出るのだった。
日も落ちて、街に帰ると橋の下にはまだ少女の姿があった。
「…なぁ、いつまでそうしてるんだ?」
思わず声をかけてしまった。
「…わからない。」
今にも消えそうな、か細く美しい声だ。
「腹減ってるよな?俺についてこいよ。大丈夫だからさ。」
「…でも私がついて行ってあなたにメリットなんて、ないよ…」
下を向いたまま少女は言う。
「メリットなんてなくてもいいよ。俺もひとりじゃ寂しいんだ。話し相手になってくれよ。」
「…でも…」
「大丈夫だって」
少女が話している上にかぶせて言う。
少しだけ考えてから少女は言った。
「…そういう事なら…じゃあ、お願いします…」
「あぁ。よろしくな。えー…と、エレイン、でいいのかな?」
俺は少女の頭上に表示されている名前アイコンを見て読み上げた。
「…うん。よろしく…お兄ちゃん。」
ここからエレインと俺のSAOの世界での大冒険が始まるのであった。
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