二次創作小説(紙ほか)
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- 銀魂−戦神と巫女の子孫‐
- 日時: 2018/05/06 20:48
- 名前: にゃあこ (ID: s00TEuml)
銀魂 二次創作
弥生時代、卑弥呼という巫女がいた。
その子孫がこのかぶき町に住んでいた。
攘夷戦争でこう呼ばれた人物がいた。一騎当千の剣士…
“黒い戦神”
序章 少しぐらいネタを絞っていこうぜ! >>01-09
主人公 >>10
- 墓参り、お世話になりました ( No.9 )
- 日時: 2018/05/06 18:32
- 名前: にゃあこ (ID: s00TEuml)
「伊庭」
「…沖田さん、何か御用でもあるのかィ?」
沖田はニヤニヤと笑っていた。
「なんでも」
◆
後日、空絵は家に帰って来た。
その夜。
墓場に彼女は足を運んだ。友直も同行して、だ。
夜に女一人、出歩いていれば何に巻き込まれるか
分かったもんじゃないという理由で。
「…両親の墓参りか?」
青白い光のランタンを持った黄色の瞳をした青年が幽霊のように
現れた。
墓守の霊山だ。
「はい」
「行ってきな。先客がいる」
そう言われ、墓に行くと三人の男がいた。
「沖田さんたち」
「あれ?空絵ちゃんかい?」
沖田と土方、そして近藤がいた。
「両親の墓参りをしてくれたんですね」
「あぁ、俺たちもお世話になってたからな」
全員が手を合わせた。
- 主人公だけ、ね ( No.10 )
- 日時: 2018/05/06 20:44
- 名前: にゃあこ (ID: s00TEuml)
巫女野 空絵
18歳の少女。身長165.6㎝
毛先が外にはねた黒髪。両親は死んでいて真選組や友直などが
毎日彼女の家を訪ねている。
供華 狂楽
20歳、身長175.2㎝
攘夷戦争で黒の戦神と呼ばれていた。お気楽だが仲間を傷つけた人物を
許せない性格。剣術は申し分ない。空絵のことも気にしている。
- 第一訓 あらすじだけでもアレンジ加えれば面白くなる! ( No.11 )
- 日時: 2018/05/07 19:53
- 名前: にゃあこ (ID: s00TEuml)
桂に呼ばれた狂楽は言われた近くのラーメン屋にいた。
「ったく、呼んだ本人が遅れてどうすんだよ」
「悪いな。提案、というか誘いたいことがあるんだ」
狂楽は目を細めた。予想はしていた。
「俺たちと「断る」?」
「俺は丁重に断らせてもらう。って、予想してただろ?
それより俺は腹が減った、ラーメン食っていいか?」
呑気な一言に桂は溜息を吐き頷いた。
◆
翌日。
万事屋銀ちゃんには桂に銀時に狂楽、さらに空絵が集まっていた。
「なんでここに三人揃ってんだよ」
「まぁまぁいいじゃねえか銀時。たまには、な?」
「銀さん、彼起きましたよ」
新八は二階へ続く階段からそう叫んだ。
「あー!動いちゃダメアル!傷が開くって何度も言ってるネ!」
神楽の声も聞こえ、銀時は立ち上がる。
「桂、狂楽、空絵も来てくれ!」
空絵も慌てて三人の後に続いた。
そこには包帯だらけの桜色の髪をした男が神楽に支えられ
立っていた。
「…小太郎と狂楽、空絵か…?」
「久坂!」
空絵が彼、久坂蓮翠(くさかれんすい)に触れる。
すると彼は目を見開いた。
「毒が、消えた!?」
「えぇっ!?解毒剤がそんなすぐに…」
- 第二訓 戦えない奴が役に立ち、被害にあう ( No.12 )
- 日時: 2018/05/07 20:56
- 名前: にゃあこ (ID: s00TEuml)
「へ、へぇ私が卑弥呼の子孫…?」
空絵はポカンとしていた。そんな偉人の子孫だなんて
知る由もなかったのだ。
「事実だ。君のお祖父さんもいっつも言ってた。俺の孫は
偉人の力を受け継いだんだ、ってな。兎に角、ありがとな
空絵」
「それよりも蓮翠、誰にやられた?」
「…記憶が飛んでいる。すまないが覚えていない」
空絵は今、離れていた。水を取りに行くために…。
◆
「えっと…水筒、水筒っと」
「探し物はこれか?」
男の声がし、後ろを振り向くと同時に首に針が刺さり意識が
遠のいていく。最後に見たのは派手な着物を着た隻眼の男だった。
彼女の意識が消えた後、すぐさま銀時たちが駆け下りてきた。
「空絵!!——何をしたんだ?高杉」
高杉晋助に狂楽は低い声でそう言った。
「別にただ毒を盛っただけさ。救いたいなら来ればいい」
そう言って彼は素早く駆けていく。
落ちていたのは空絵がいつも身に着けていた水色のリボンだけ。
「銀時!」
戸が開き土方と近藤、沖田そして伊庭七郎らが入って来た。
全員息が荒くなっていてここまで全力疾走してきたことが
分かる。
「空絵ちゃんは!?」
「ちゃんと話す。これは俺たちにも責任がある」
- 第二訓 それは銃だ ( No.13 )
- 日時: 2018/05/08 18:40
- 名前: にゃあこ (ID: s00TEuml)
「連れ去られた?」
伊庭が首を傾げた。
「ホントにあの子は色々巻き込まれるな」
苦笑しながら近藤はそう言った。
昔から彼女を世話していた人物の一人なのだから彼女の
ことはよぉく知っていた。
「だけど毒を盛られたのなら急いだほうがいいのでは?
彼女に調和する力があっても人間、それも見た感じ
彼女は華奢で毒の強さによってはどこまで耐えられるか」
伊庭の言っていることも一理ある。
「銀!見つけたぞ、あの艦船をな!」
山南が駆け込んできてそう高らかに叫んだ。
同時に全員が立ち上がり、移動する。
◆
意外と距離も無くあっさり辿り着いた。
中に入っていき中を駆けていく。
「どうした?伊庭——」
発砲音と同時に伊庭は刀を素早く抜き小さな弾丸を正確にかつ
確実に切り裂いた。
「最初から僕を狙っていたみたいですね?」
「あら?貴方が隻腕の剣士だったんすか?確か名前は
伊庭七郎」
「僕、女の人を斬るほどSになった覚えはないんですが…
その銃弾、全て切り捨てて見せましょう」