二次創作小説(紙ほか)
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- ゆの、深夜にのたうち回る、の巻☆
- 日時: 2018/06/16 10:26
- 名前: つー (ID: U/MA9rl2)
こんにちは、つーといいます。
私は、こちらパーティー編集部っ!の二次創作をやらしていただきたいと思います。
ゆの目線でやっていきますので、よろしくお願いします。
〈ゆの、深夜にのたうち回る、の巻☆〉
今日は、こちパのみんなで、四葉学園の企画、「深夜のサバイバルホラー」に参加しているよ。
現在、夜の二時。眠くて眠くて仕方がない。
王子なんか、新幹線の中でグーグーいびきかいていたし、しおりちゃんは、ブードゥー人形の刺繍が入ったアイマスクをして寝てたし。
あたしは、そんなことを考えながら、四葉学園の方角へ沿って歩き始めた。
エンマが、あたしの隣で大あくびをかます。
「かったりぃな。なんでこんな夜中にやるんだよ」
その横で、しおりちゃんがニコニコ(いや、ニタニタ?)している。
「どうしたの、しおりちゃん。うれしそうだね」
「ゆのさん。…この企画が、私の趣味に合えば嬉しいなと思いまして」
うーん、しおりちゃんの趣味に合うとしたら、そうとうサバイバルホラーだよねぇ。あたし、気絶するかも。
そう考えるとなんか震えてきた。
「ちょっとあんた。近すぎよ。離れなさいよ!」
見ると、体がカレンさんにぴったりくっついている。
「あたしはね、あんたなんかとくっつきたくないわけ。どうせなら、王子様とくっつきたいわ」
…ひどい! 王子のこと好きなのは分かるけど、ひどいよー。
「カレンさん、さっきの言葉、グサッってきた…。」
思わずそう口に出すと、言葉を聞きつけた王子の眉がピクリと動く。「俺がどうかしたか?」
すると、エンマがスマホを王子に突き出す。
そこには、王子の寝顔がうつっていて。
「…こ、こ、こ、こらあああああ!」
カレンさんが右手でエンマのスマホを叩き落とす。スマホは、激しく地面にたたきつけられ、ボキッといやな音を立てた。
あ。やっちゃった…のかな?
ヒビが入っている。
エンマが、ふらっと後ろに倒れこむ。その顔は(怒りで)真っ青だった。
「お、おお、お前…ふざけんなああああ!」
続く。
- Re: ゆの、深夜にのたうち回る、の巻☆ ( No.1 )
- 日時: 2018/06/16 15:03
- 名前: つー (ID: U/MA9rl2)
みなさん、また書きました!
どうぞ見てくださいね。
感想募集。
〜これまでのあらすじ〜
四葉学園の企画に参加することになった編集部一同。
夜の二時、四葉学園に向かって歩いていると、赤松円馬(エンマ)が黒崎旺司(王子)の寝顔写真を王子に見せつけてきた!
王子に片思い中のカレンさんはマジギレ! エンマのスマホを叩き落として、壊しちゃった! どうする、どうなる、こちパ一同!
エンマの怒号に、カレンさんがうなだれる。
「弁償してくれるんだろうな?」
「するわけないじゃない」
カレンさん、それいったらまずいよお。
あたしは、しおりちゃんとぴったりくっついて、成り行きを見守る。王子は、恥ずかしさのあまり落ち込んでいる。
「ああ、あ、赤松…。これ、どこでとった」
「ああん? ちょっと黙っといてほしいんだけど黒崎」
怖い、怖すぎる。
エンマの声は、暗く、すごみを帯びていた。
灰塚先輩が、じりじりと後ずさる。そのまま、どんどん駅のほうへ下がっていって、こっちの声が聞こえないところまで来たらダーッシュ!
「ちょ、ちょっと先輩! 逃げないでくださいよぉ!」
あたしが怒鳴ると、灰塚先輩はムキになって叫んだ。
「うるさい! 僕はそもそも、このような企画には興味がないんだ!」
カレンさんとしおりちゃんが、ピクリと眉をあげる。(エンマ起こり中、王子落ち込み中)
「絶対、サバイバルホラーにびびってるわ、アレ」
「そうですね」
結局、誰も止めないまま。先輩は、夜中の電車に乗って逃げてしまった(アーメン)
以上です。また書きます。
- Re: ゆの、深夜にのたうち回る、の巻☆ ( No.2 )
- 日時: 2018/06/16 16:50
- 名前: わりゃ猫 (ID: 3KWbYKzL)
頑張ってください!ww
- Re: ゆの、深夜にのたうち回る、の巻☆ ( No.3 )
- 日時: 2018/06/17 08:02
- 名前: つー (ID: U/MA9rl2)
応援ありがとうございます。
他にもこうしたほうがおもしろい! とか、こんなキャラも入れえてほしい! など、皆さんの意見を積極的にとりいれたいと思います(#^^#)
〜これまでのあらすじ〜
紫村カレン(カレン)が自分のスマホを壊したことを怒る赤松円馬。自分のひどい寝顔写真を撮られたことに落ち込む黒崎王子(王子)。
サバイバルホラーが怖くて、うそをつきながらも、電車に乗り逃げした灰塚先輩。ここまで、まだ四葉学園にも行ってないのに、こんなに編集部はめちゃくちゃ。これからどうなるのっ。
灰塚先輩が逃げ帰った後の道路にて。
エンマの怒りはだいぶ静まり(といってもあたしから見ればまだ怖いんだけど)、王子は落ち着きを取り戻して、ひとまずあたしとしおりちゃんとカレンさんは安心した。
まだ学園にもついていないというのにこのありさま。読者のみなさまに何と言ってあやまればいいのよっ…と、あたしもちょっと怒り気味。
カレンさんは、いっこうにあやまる気配がなくて、王子のためにしたことだから、とそっぽを向いている(そして、こんな時でも肌のお手入れを忘れないのはすごい)。
「えーっと。みんな、大丈夫…なの?」
すると、エンマと王子が、それ以上ないってくらいにニコーッと笑って見せた。
そのあとお二人が発した言葉に、あたしは固まることになる。
「この顔が大丈夫に見えるか?」「お前アホだな」
やわらかい丸っこい猫なで声で、エンマと王子は言ったけど、微妙に言葉が震えているのが分かる。
……! 怒ってる、怒ってるよお、これ。
どうしちゃったのお、お二人さん。
「…と、とにかく行こうよ…進まないじゃん、ね…」
いつもはもっと明るいはずの口調が、どんよりと怖いのはこのせいだね。
こちパ一同(灰塚先輩を除く)は、いろいろありながらも、ようやく、よーやく、四葉学園の集合場所にたどりついたのだった。
みなさん、長くなってごめんね。
「楽しみですね、ゆのさん!」
いつもはクールなホラー少女のしおりちゃんが、うきうきルンルンで話しかけてくる。(ちょっと怖い)
もうすでに、エンマと王子の顔でびびってるあたしは、うなずき乃が精一杯。サバイバルホラーどころじゃない。
「そ…そうだね! あはは、そうだったあ!…」
う。ごまかすの下手すぎじゃん、白石ゆの。カンペキ、疑われるよぉ。
しかしだ。そんなことを気にも留めずに、しおりちゃんはスキップをしながら、集合場所の広場の中を回っている。
カレンさんなんか、リップを塗ったり、保湿剤を塗ったり。
ああ。あたしは、その様子を見ると頭を抱えた。
- Re: ゆの、深夜にのたうち回る、の巻☆ ( No.4 )
- 日時: 2018/06/17 16:15
- 名前: つー (ID: U/MA9rl2)
はーい、新しいの書きました。
打ちマチガイをちょくちょくするのでお許しください。でわ。
〜これまでのあらすじ〜
ようやく四葉学園に入ったゆのたち。
これからみんなで企画に参加するよ!
そういえばトウマ先輩の姿がないなあ。
迷子かな?
あたしは、きょろきょろとあたりを見渡した。
エンマ、王子、カレンさん、しおりちゃん、それにあたし…。
いない。あのトウマ先輩が、いない!
しかし、あたしはぶんぶんと頭を振った。そんなことはありえない。だって、あのトウマ先輩だもの。
きっと、「さあ、十秒以内に探さないと原稿落とすから☆」とか、「飛び出て出てきてジャジャジャジャーン」とか遠くから聞こえるのがオチだ。
「ゆのさん、どうしたんですか?」
としおりちゃんがたずねるも、あたしは曖昧に言葉を濁した。
とり合えず待ってみよう。待っても来なかったら、セバスチャンさんに電話してみよう(電話番号教えてもらった)。そうしよう。
ニ十分後。まだトウマ先輩は来ない。
もうひょっとして企画のこと忘れちゃったんじゃないのー?と思いながら、あたしは水筒の水でのどをうるおす。
と。
「あなたが白石先輩ですか?」
後ろから肩を叩かれ、
ブー
飲んでいたお茶を吹き出してしまった。
だだだだ、誰?
後ろを振り返ると、肩まで伸びた茶髪の、小さな女の子が立っていた。その子の名札には、「清川」とある。
「うわああ、あなた誰?」
と聞くと、女の子はペコリとおじぎをした。
「わたし、隣町の、北小学校の六年生です。えっと、清川伊緒(きよかわ いお)といいます。あの、ちょっと折り入って相談がありまして」 伊緒ちゃんは、そういうと、あたしの手をぐいぐい引っ張って、お手洗いのほうへ向かった。
トイレで話し合い。ついにリア充の仲間入りかと、一瞬浮かれる。
「白石先輩のことは、テレビで知ったんです。それで、いつかあってみたいと思っていました!」
う。そのテレビって。
「go-go! スクール! です。告白失敗した…」
ああああああああああ。やめてーーー!
恥ずかしくて死ぬぅ…。
「白石先輩は、青木先輩をさがしておられるんですよね」
「! 何で知ってるの?」
と聞くと、予想をはるかに上回る答えが返ってきた。
「それは…。わたしが入っている新聞部のメンバーが、青木先輩を拘束して閉じこもっているから、…なんです」
ええーーーーーーー! 何その展開!
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