二次創作小説(紙ほか)

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【コナン】組織の人間が必ずしも冷酷とは限らない。
日時: 2018/07/01 04:15
名前: クリオネf。t (ID: qizRGjjT)

どうも、クリオネです。
黒の組織でも優しい人がいてもいいじゃん。優しいけど組織の人間だからそれらしく演技をしてるけど本当は組織なんて抜けたい...みたいなのが凄くいいんじゃねと思ったので。

主人公の名前は白石未来しらいしみらい。17歳の高校2年生で、帝丹高校2年A組。蘭達とは関わりなし。黒髪ツインテールで瞳は深紅。演技をしているときは女性口調で冷静沈着。素は中性口調で明るく、とても優しい。命は何よりも宝物だという考えを持つ。彼女が組織にいるのは、両親がメンバーであった為、いつの間にか入っていたという感じ。父親は人を殺すのになんの躊躇いもない冷酷な人間だったが、母は命を重んじる心優しい人間であった。彼女の性格は母親譲りである。母は命を重んじていた為父に反抗、彼女が10歳の時に父に殺されてしまい、その父は彼女が12歳の頃、任務に失敗し、ジンに殺された。彼女が組織に入ったのはその時。コードネームはテネシー。機械に強く、主な仕事は情報収集(下調べなど)やハッキング。
因みに名前の由来は、ガンダムのミライ・ヤシマとその声優の白石冬美。でも声のイメージ的には花澤香菜さん辺り。

こんな感じ。よろしくお願いします(^^)

Re: 【コナン】組織の人間が必ずしも冷酷とは限らない。 ( No.1 )
日時: 2018/07/01 10:08
名前: クリオネf。t (ID: qizRGjjT)

書きます。
純黒の悪夢です。

******
私は白石未来、黒の組織に所属している。コードネームはテネシー。組織での仕事は情報収集やハッキング。普段は帝丹高校に通っている。
私が組織に入ったのは12の時。丁度父が死んだ日。私の両親は黒の組織のメンバーだった。父は人を殺すことに何ら躊躇いもない冷酷な人だった。それとは対照的に母は命を重んじるとても温かくて優しい人だった。
「未来、命は何よりも宝物よ。だから自分の命も他人の命も大事にしてね」
「未来、貴女は人殺しになっては駄目よ!」
いつもそう言っていた。私は人を殺す仕事はしていない。でも、人殺しの組織にいるのだ、同じようなものだ。
でも、やっぱり命は大切だ。少しでも多く助けてあげたい。
私は今、NOCリストのデータを隠すことができないか試行錯誤している。
もうすぐできそうだ。
しかし、とんでもない情報が入ってきた。
キュラソーが警察庁へ忍び込み、NOCリストを見たらしい。しかし彼女はこの間の事故が原因で記憶を失っているらしい。
一か八か、隠してみようとは思う。だがジンは疑わしきは罰する。もしかすると無意味なのかも知れない。
スタウト、アクアビット、リースリング...3人は既に殺されてしまった。
...私には、全員を助けることはできない。私は無力だ。
バーボン...キール...あの2人はまだ生きている。何とかして助けてあげたい。
「未来ちゃん?大丈夫?顔色が悪いみたいだけど...」
「あ、うん。大丈夫だよ。ありがとう、まなみちゃん」
この子は私の友達の麻倉まなみちゃん。美人で頭もよくて優しい子。こんないい子に隠し事なんて、心が痛む。でも、巻き込む訳にはいかない。
prrrrr
そうこう考えているとジンから電話が掛かってきた。
「ちょっとごめんね」
「うん」
私はまなみちゃんに断りを入れ、人気のないところへ行く。
「...私に何か用?ジン」
『今すぐこっちに来い。場所は...」
「ええ...わかったわ」
ピッ
...駄目だ。このままじゃバーボンとキールが...
「まなみちゃんごめんね、急ぎの用事が出来ちゃって...」
「ううん、仕方ないよ。また遊ぼうね」
...この子は本当にいい子だな。
「ごめんね。またね」
「うん、バイバイ」
私はまなみちゃんと別れ、倉庫へ向かった。

「おまたせ」
私が倉庫に着いたとき、バーボンとキールは手錠をされていた。
「我々にNOCの疑いが掛かっている様ですね」
「キュラソーが伝えてきたメールの内容にお前たちの名前があったそうだ」
「キュラソー?...ラムの腹心か」
「ええ、情報収集のスペシャリストよ」
「知っているようね」
私も情報収集は得意だけども。私の仕事は下調べみたいな感じだからキュラソーとは少し違う。
キュラソーは人並み外れた記憶力を持っている。彼女の脳は記憶媒体なのだ。そして彼女の瞳はオッドアイ。虹彩異色症なのか別の何かなのかはよくはわからない。彼女とはあまり面識がないから。
「昔のよしみだ、素直に吐けば苦しまずに死なせてやるよ」
「フッ...僕たちを暗殺せず拉致したのは、そのキュラソーとやらの情報が完璧ではなかったから」
そう、先程も言ったように、キュラソーは逃げる途中事故に遭い、記憶を失ってしまった。その為バーボンとキールの情報だけ曖昧だったのだ。私もメールの内容を見たわけではないので、詳しくは知らない。
「じゃあ、キュラソーを奪還してNOCリストをてに入れるべきじゃないの!?我々がNOCかどうか、それを確認してからでも遅くはない筈よ!!」
「確かにな。だが...」
反論するキールに対し、ジンは拳銃を向ける。
こういう奴だとはわかっていた。でもあまりにも酷過ぎる。
「疑わしきは罰する...それが俺のやり方だ」

「...裏切り者の裁きの時間だ」
******
続きます。

Re: 【コナン】組織の人間が必ずしも冷酷とは限らない。 ( No.2 )
日時: 2018/07/01 11:28
名前: クリオネf。t (ID: qizRGjjT)

続きです。

******
パァン!!!
倉庫内に銃声が響く。
キールが撃たれたのだ。見ていられない。
「キール!!」
ジン...本当に冷酷な奴だ。どうしたらこんな人間になるんだろう。
「どうしたキール。続けろよ。手錠を外してぇんだろ?」
「まだ容疑者の段階で仲間を!!」
全くだ。
「仲間かどうかを断ずるのはお前らではない。最期に一分だけ猶予をやる。先に仲間を売った方にだけ拝ませてやろう。ネズミのくたばる様をな。...ウォッカ、カウントしろ」
「了解」
「そんな脅しに乗るもんですか!!」
「彼女をNOCと認めたら、自分をNOCと認めたことになる。そんな奴をあんたが見逃す筈がない」
「フッ...そいつはどうかな。俺は意外と優しいんだぜ?キール」
貴方が優しかったら世界中皆優しいと思う。
「...仲良く互いを庇い合ってると言う訳か」
「庇うも何も、僕は彼女がNOCかどうかなんて知りませんよ」
「私だって!!でもこれだけは言える。私はNOCじゃない!!」
「それはこっちの台詞だ!!」
...駄目だ、この2人を殺しちゃ駄目だ!
もう見ていられない!!
「待って!!やめて、ジン!!」
私は2人を庇うように前に出た。
「...なんのつもりだ、テネシー」
「駄目よ、殺しちゃ!!バーボンとキールがまだ裏切り者だなんて決まってないわ!!殺すだなんてあんまりよ!!」
「ほう、お前はそいつらを庇う訳か」
「当たり前よ!!彼らがもしNOCじゃなかったら、貴重な人材を失う事になるわ!!」
今はこんなことしか言えない。ごめんね、2人とも。どうか生きて。
「もし...もしこの2人を殺すのなら...私を殺せ!!」
...もしかしたら私は死ぬかも知れない。
そう思った時、明かりが消え、何かが落下してきた。
その隙にバーボンが逃げた。
その後ラムから連絡が来た。キールを殺してはいけない事、キュラソーから2人はNOCではないとメールが来た事、キュラソーを奪還しそのメールが本当に彼女が送ったものかを確かめる必要があるとの事だ。
...よかった。きっと誰かがキュラソーのスマホのデータを復元してメールの続きを送ってくれたのだ。でも、彼女が記憶を取り戻せば...
「キール...」
「テネシー...どうして庇ったの」
組織の人間はベルモット以外こちらが私の素である事を知らない。勿論NOC達も。だから私を警戒しているようだ。
「...キール...よかった...ごめんね、手錠は外すことは出来ないけど...手当くらいは出来るから...待ってて、今手当てするから」
「貴女...いつもと印象が違うわね...」
「こっちが素だよ。信用できないかも知れないけど...まぁ、信用何てしてくれなくていいよ。貴女が助かっただけでも良かった」
私はキールの手当てをした。ラムからの命令もある、手錠を外すことは出来ない。本当は外してあげたいけど...
「貴女...もしかして私達の事...知ってて庇ったの?」
「...うん」
「...いつも、演技をしているの?」
「そうだよ...そうでもしないと私は怪しまれてしまうから...」
「そう...貴方はNOCではないの?」
「私は純粋な組織のメンバーだよ...でも人殺しは嫌い。この組織も好きじゃないし、ここにいたくもない。でも...もうここから逃げられないから。ここで生きるしかないんだ」
「そうなの。でも...絶対壊滅させるわ」
「うん。お願いね」
死なないように、気を付けて。
...そうだ、早く東都水族館に行かないと。
「貴女も行くの?」
「うん。もしかしたらバーボンもいるかも知れないし...」
「気を付けてね」

そうして私は東都水族館へやって来た。
そう言えば爆弾は観覧車に仕掛けられているんだっけ...
私もキュラソー並に身体能力が高い方だし、忍び込むのも難しいことではない。
「...観覧車の裏ってこうなってるんだ」
すごいな...そう感心していると、何やら上から降って来た。
何事!?
「えっ...バーボン...!?」
バーボンだった...と、もう1人いる。誰?
「テネシー...貴女が何故ここに...!?」
予想外の人物の登場に焦っている様子のバーボン。
しかしどうやら無事な様だ。
あれ、もう1人の人...見覚えがある。まさか...
「ラ...イ...?」
そうだ、ライだ。FBIからのスパイで、確かキールに始末されたと...
もしかしてあれは偽装...?
「バーボンっ...ライっ...!!」
私は勢い余って2人に抱き着いてしまったが、本当に嬉しいのだ。今だけは許してほしい。
「よかった...バーボン...無事で...本当にどうなるかと思ったんだから...!!」
「えっ...と...?」
「ライも...生きてたんだね...よかった...!」
「お前は...」
「本当にテネシー...なんですか?」
ああ、そっか。つい素で接しちゃったから...
知らないもんね、2人とも。
「うん、テネシーだよ...」
「いつもと雰囲気が違うような」
「私、いつもは演技なんだ。こっちが素だよ...とにかく無事でよかった。って2人とも怪我してる!!もしかして喧嘩でもしたの...?」
この2人は組織は違えど目的は同じ筈だ。どうしてそんな、喧嘩なんて...あ。もしかして...スコッチの事が関係してるの?
「...もしかしてスコッチの事...関係してる...?」
「!?」
「...そっか...ごめんね...私...私がもっと早くNOCリストを隠せたら...スコッチも死ななかったのに...」
「貴女...僕らがNOCだと知って...それで庇ったんですか...!?それにスコッチって...」
「...私、無力なんだ。だから貴方達みたいな善良な人達まで死なせてしまう...スタウトも...アクアビットも...リースリングも...皆助けてあげたかったのに...私は...」
******
中途半端だけど続く。

Re: 【コナン】組織の人間が必ずしも冷酷とは限らない。 ( No.3 )
日時: 2018/07/12 05:07
名前: クリオネf。t (ID: qizRGjjT)

続き。

******
「話には聞いていたが、君の両親は組織の一員だった。父親の方はいかにも黒の組織だと思える程冷酷だったが、母親は組織には似つかわしくない、温和で愛情深い性格をしており、君はそれを受け継ぎ、命を奪う事を嫌っている。しかし、それだと組織にいて不利なので、いつもは演技をしている。つまりそういう事だな?」
ライが私の話をまとめる。
「うん、そうだよ。正直演技は大変だけど、でも素の私だとNOCを助けるんじゃないかって勘付かれそうだから」
「君は俺たちの名前を知っているか?」
ライ達の名前...本名の事だろうか。
「うん、知ってるよ。赤井秀一さんと降谷零さん」
でも正直まだコードネームの方しか馴染みがないので、今はまだコードネームで呼ばせて欲しい。
「でもまだ慣れないからさ、コードネームの方で呼ばせてもらえると助かるんだけど...」
私の言葉に2人は同意してくれた。
2人にとって私はまだ完全に信用できる相手ではないかも知れないけど、2人の役に立てたら、と思う。
「赤井さん!!」
私が考えを巡らせていると、何やら幼い声が聞こえてきた。
「そこにいるんでしょ!?お願い、力を貸して!!」
その幼い声は、車軸に爆弾が仕掛けられている事、それを制御する装置の事を2人に説明する。
2人がその声の元へ向かうので、私はそれを上から覗き込む。
そこにいたのは顔に合わない大きな眼鏡をかけた6、7歳くらいの幼い可愛らしい男の子。
どうしてあんなに小さな子がこんなところに?
とりあえず私も連いて行く。
バーボンは消火栓に仕掛けられたトラップを解除し、中を見る。
よくあるタイプの爆弾だ。
どうやらバーボンは爆弾についての知識があるらしい。警察学校時代の友人にその手のプロがいたそうだ。
バーボンと男の子が会話をしていると、ライが来て、爆弾が全て同時に爆発すれば荷重に耐えきれず崩壊する事を話し、バーボンの側に工具箱を投げると任せた、と言って去って行った。
男の子がバーボンに工具箱を渡し、バーボンはそれに対しありがとう、と言った。バーボンの表情を見ていると、よっぽどこの子を信用しているのだという事がわかる。
「...君は」
「え?」
今まで爆弾のことに集中していた彼は私を機にする暇がなかったのか、私を見て驚いた表情をしている。
「君は一体何者なの?」
私は素朴な疑問をぶつける。
そして思い出した。いつかベルモットが言っていた事。
『私には世界にたった2つの宝物がある。...本当は秘密なんだけどね。貴女はとても信用出来るから、話すわ。その1つ、彼はシルバーブレッド。この組織を撃ち抜く銀の弾丸。貴女も困ったことがあれば助けてもらったら?』
...もしかしてこの子がそうなのか。
じゃあこの子がライやバーボン、キールを救ってくれたのか。
「君はもしかして、シルバーブレッド?君がライやバーボン達を助けてくれたの?」
「お姉さんは...」
「ありがとう...君がいなかったら、今頃皆どうなってたか......君、お名前は?」
彼は一瞬戸惑いの表情を見せたが、答えてくれた。
「江戸川コナン...探偵さ」
コナン君か...
「そっか、コナン君か。ありがとう」
「お姉さん、ライとかバーボンとか言ってたけど...どこかの組織の人?」
この子の言うどこかの組織とは、公安やFBIなどの正義の組織の事なのだろう。
「私はテネシーだよ」
私がそう言うと彼の表情が一気に強張る。
それもそうだ。だって黒の組織の一員だもの。
「驚くよね。でもね、私は組織が好きじゃないよ」
「...どうして?」
「だって人を殺しても平気な顔するんだもん。命を道具みたいに扱ってて、嫌」
「お姉さんは悪い奴らの敵?」
「表向きは味方。でも私は敵でありたい。だから、敵かな」
そう、私はこうやってここに来ている時点で...NOCを庇った時点で敵なのだ。だから私は組織壊滅の為、彼らに陰ながら協力したいと思う。
******
文章力をくれぃ。


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