二次創作小説(紙ほか)

■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
 入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)

東京喰種−TIME−
日時: 2018/07/07 13:39
名前: にゃあこ (ID: s00TEuml)

人間、伊達 三葉は様々な喰種などと出会い様々なことを
知っていく。

あんていくを訪れる少女 ( No.1 )
日時: 2018/07/07 15:58
名前: にゃあこ (ID: s00TEuml)

三葉はあんていくという店の中に入っていった。

「こんにちは三葉ちゃん」
「金木さん、こんにちは」

この店によく通い、彼とは仲良くなった。
よく見るとさっきまで金木と話していた青年も
こっちを不思議そうに見ていた。

暗い緑色の髪をしている。
「あのその人は金木さんの友人、ですか?その人も
 喰種ってこと?」
「え、うん。僕の友人だよ。唯斗、彼女はここの人間の
 常連、三葉ちゃん」

唯斗と呼ばれた青年は頷いた。
席を立ち彼女の前に立った。160ぐらいある彼女より
頭一つ高い。

「俺は白鬼 唯斗、よろしく」
手を出す。その手を三葉は握り握手を交わした。

「そういえば何でさっき喰種だって思ったんだ?」

「彼女は特異体質でね。喰種と人間となんとなくだが
 見分けがつくんだ」
そう言ったのは芳村だった。
拭き終わったカップを置き、三人の近くに立つ。

「彼女にはすでに両親がいなくてね。今はその両親の友人に
 預けられてるんだ。その人も時々ここに来ているよ」
「まぁソイツも白鳩だけどな」

董香は横槍を入れた。

 ◆

「クシュンッ!!」
赤茶の短髪の男はくしゃみをした。

「大丈夫か?伊達」
「あぁ、風邪引くようなことした覚え無いんだがな…

彼こそが今、三葉を預かっている男、伊達 勇雅。

「あ、ここにいたんですか伊達さん」
長い赤毛を括った青年が伊達の前に立った。
「紅月、どうしたんだ?俺に用か?」
「えぇ、まぁ。これからパートナーになったんでよろしく
 お願いします」
「え?あ、おう。よろしく」

飼いビト ( No.2 )
日時: 2018/07/07 17:44
名前: にゃあこ (ID: s00TEuml)

「飼い…ビト?何それ?」

三葉は首を傾げた。

「人を食料と考える喰種と同居する人間の事だ」

勇雅が真っ先に答えた。
その説明に三葉は頷いた。

 ◆

勇雅が仕事でいなくなり、三葉は夜道を歩いていた。
暗闇の中、彼女は何やらキョロキョロしている女の人を
見つけた。
長い緑がかった黒髪をツインテールで結んでいる。

「あ、あのどうしたんですか?」
「あ!丁度いいや!」

彼女はそう言うなり三葉の手首を掴んだ。
突然のことで三葉は困惑する。

「やりましたよ!ご主人!人間の子、捕まえました!!」
「え?え!?」

まさか…。三葉は彼女の目線の先から飛び降りてくる何者かを
見た。暗闇で不気味に光る紅い瞳孔、それは赫眼つまり…。

「グ喰種!!?」
「どうぞ!それに特異体質の人間の子ですよ!?きっと
 満足しますよ!」
「…そうだな。ミヅキ、それは俺も分かるさ…」

犬の尻尾のような尾赫の先を三葉の眼前に見せつける。

「暴れられても困るからな。大人しくしてろよ」

その尾赫が彼女を貫く。その寸前——。

「あーちょっと待ってくれるかな?」
「え!?(唯斗さん、だよね?あの姿って…)」

「黒龍、か…あのSSレートの」

尾赫を引っ込め、彼は唯斗のほうへ目を向けた。

「ま、その通りだな。でもさ人の良心に付け込む君の飼いビト、
 ちゃんと教育し直したほうが良いよ?」

三葉はその時、痛みを感じた。転んだ時のような痛み。
目線を腕のほうへ向けるとそこには傷があり血が滴り落ちていた。

「え!?いつの間に…」

彼は尾赫に付いた三葉の血を舌で舐めると再び唯斗のほうを
睨みつけた。

「無事で済むと思わないほうが良いよ?黒犬」
「その言葉そっくりそのまま返す、黒龍」

二人が同時に動き出した。


Page:1



小説をトップへ上げる
題名 *必須


名前 *必須


作家プロフィールURL (登録はこちら


パスワード *必須
(記事編集時に使用)

本文(最大 7000 文字まで)*必須

現在、0文字入力(半角/全角/スペースも1文字にカウントします)


名前とパスワードを記憶する
※記憶したものと異なるPCを使用した際には、名前とパスワードは呼び出しされません。