二次創作小説(紙ほか)

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【コナン】コナン/新一推しへ捧ぐ物語。
日時: 2018/07/16 14:05
名前: クリオネf。t (ID: qizRGjjT)
プロフ: http://www.kakiko.info/profiles/index.cgi?no=12307

題名こんなですが別にコナン君、新一推しの人じゃなくても大丈夫です。
と言うかあんまり題名関係ない。

↓主人公紹介↓

氷室葵ひむろあおい
中1の時(高2になった時と共通するところには※)
・ミステリー、ホラー、推理小説好き。※
・頭脳明晰、スポーツ万能。※
・身体能力及び治癒能力が非常に高い。と言うか人間離れしている。※
・見た目が地味。左目が前髪で隠れ、髪ははねていて短髪。
・黒髪、瞳は青緑。※
・赤縁眼鏡をかけている。※
・コミュ障で人と話すのが苦手で浮いている。
・音楽、美術が得意。※
・料理及びお菓子作り、家事全般が得意。※
・視力が非常にいい。(眼鏡をかけているのはそのため)※

高2になって追加及び変わったもの
・黒髪ロング、前髪はぱっつん、一部をピンクのリボンでまとめている。
・大人しめなイメージだが意外と明るめ。コミュ障じゃなくなった。
・面倒見がいい。
・胸がかなり成長した。

こんな感じ。

Re: 【コナン】コナン/新一推しへ捧ぐ物語。 ( No.1 )
日時: 2018/07/15 10:59
名前: クリオネf。t (ID: qizRGjjT)

私は氷室葵。これは遡る事4年前、私が中学1年生の時の事。
視力が非常にいい父と、身体能力と治癒能力が人間離れした母を持つ私は、その両方を受け継いだ。変に目立ちたくなかった私は、幼い頃からそれを隠していた。視力については無理に隠さなくてもよかったが、それでも視力が良すぎると逆に不便だったので、眼鏡をかけていた。身体能力は大変だった。少しでも力加減を誤れば、軽い力でも何かを破壊してしまう恐れがあった。だがもっと大変なのは治癒能力の方で、これはけがを負っても瞬時に治るというもの。普通の人間であれば死んでしまうようなものでもすぐに完治してしまう。その為大きな怪我負わないように細心の注意をしなければならない。
まぁ幼い頃からやっている事だから慣れたものだが。
そしてこの頃の私は浮いていた。この頃の私はコミュ障であまり喋らず、ほぼ無表情だった為、あまり人が寄って来なかった。でも私には本があったし、仕事柄忙しい父や母はあまり家にはいなかったものの私の良き理解者だったので、あまり寂しくなかった。友達はいなかったが、別に友達が欲しいとも思わなかったし、私自身それを気にする事はなかったのだ。
しかしある日、私がいつものように図書室で本を読んでいると、とある男子生徒に話しかけられた。
「あんた、推理小説好きなのか?」
驚いて顔を上げると、女子でも羨む程美人な男の子がそこにいた。確か彼は隣のクラスの工藤新一と言った筈だ。
「うん、好きだよ」
と私が答えると彼はぱぁっと顔を輝かせ、
「じゃあホームズは好きか!?」
と聞いてきた。この人、シャーロキアンなのだろうか。
「う、うん...あの、工藤君?」
「ん?」
「君はホームズが好きなの?」
「ああ!!」
楽しそうだなこの人。確かに私もホームズは好きだし、尊敬できる名探偵だと思う。
ただ、同年代で此処まで趣味の合う人がいなかったので、少し驚いた。
「私もホームズ大好きよ。尊敬できる名探偵だよね」
「そう!!そうなんだよ!!」
彼はそう言うなり誇らしげにホームズを語りだした。
私は、確かに、そうだね、私もそう思う、と相槌をうって共感した。
彼は普通の人から見れば引くほど熱狂的なシャーロキアンだ。でも私は全然引くような事ではないと思った。彼の気持ちがよくわかるからだ。
「ここまでホームズの事を語れる同年代の奴会ったことなかったからつい話しすぎちまった」
「私もだよ。話せて楽しかった」
「あんた確か隣のクラスの氷室葵だろ?中間テストで全教科満点を叩き出した...」
「あ、うん」
そう、私は中間テストで全教科100点満点を叩き出したのだ。そのせいで少し目立ってしまったが、採れるものは採っておいた方が後で有利だろう。
「お前いつも1人だよな」
「まぁ、人と関わるの苦手だし...」
「そっか」
「工藤君はホームズみたいになりたいの?」
「ああ、ホームズみてぇな名探偵になりたいんだ」
「いい夢だね。工藤君ならなれるよ、きっと。私、応援するね」
「ありがとう」
その日から私達は時々図書室で推理小説の話や身の回りの話などを話すようになり、お互いを新一君、葵と呼び合う仲のいい友達になった。
今まで友達がおらず、」別に欲しいとも思わなかった私だが、実際に友達ができたらこんなに楽しいものなのかと思った。
そして私は新一君を好きになった。でも彼は幼馴染の毛利さんが好きみたいだし、毛利さんも彼を好きみたいだから、完全に失恋という奴である。でも嫌な感じはしない。新一君や毛利さんが仲が良かったら私は嬉しい。だから私は2人が幸せならそれでいいのだ。そしたら私も幸せだ。眺めてるだけで。
そうやって今までとは少し変わった生活に心地よさを感じていた私だったが、ある日海外へ引っ越す事になった。
「え、海外に引っ越す?」
「うん、ドイツなんだ」
「そうか...じゃあこれやるよ」
「え?」
彼は私にピンク色のリボンをくれた。
「いつも俺とホームズの事とか話してくれたし、お礼だ。お前は俺の妹みたいな存在だったからな、兄から妹へのプレゼントって事で」
「でも...」
「オメーさ、結構可愛い顔してんのに勿体ねぇじゃん。その左目を隠してる長い前髪切って、顔出せばいいじゃん」
「えっ」
「それと、髪伸ばしたらいいんじゃね?それでほら、このリボン使えるだろ?」
ああ、確かに。
「ありがと、もらっとくよ。あ、私も渡したいものあるんだ。はいこれ」
私は私が彼に薦めたマイナー推理小説家の新作を渡した。
「これって...」
「うん、新作だよ。新一君、この人の作品気に入ってくれたみたいだからさ」
「サンキュー!!」
「...次に会えるのはもしかしたらお互いが大人になった時かもしれないけど...私、新一君の事忘れないよ。私の初めてできた友達だからね」
「ああ、俺もだ。向こうでも頑張れよ」
「うん!!」
こうして私達は別れの挨拶を交わした。

それから約4年。
「まさかこんなに早く帰って来れるとは思わなかったなー...お父さんとお母さんに感謝しなきゃ」
氷室葵、17歳。この度米花町へ帰って来ました。
理由は、もう高校生だし、過ごしやすい日本へ戻って一人で生活してもいいよと両親が許可してくれたから。
いやぁ、感謝感謝だね。
新一君は元気かな?高校生探偵として活躍してるみたいだけど。
「うーん、やっぱり日本はいいなぁ...」
勿論私が通う高校は帝丹高校。
また日本での生活が始まるかと思うと楽しみだ。
******
続く。

Re: 【コナン】コナン/新一推しへ捧ぐ物語。 ( No.2 )
日時: 2018/07/15 13:19
名前: クリオネf。t (ID: qizRGjjT)

続き

******
氷室葵です。今日から帝丹高校に通います。
「えー、彼女が今日からこのクラスに転入してきた...」
「氷室葵です、よろしくお願いします」
挨拶をして気付いた。毛利さんと鈴木さんと同じクラスやん。
とりあえず空いてる席に座れと言われ、空いている席に座った。
そしたら案の定、転校生恒例行事質問攻めにあった。
「氷室さんって何処から来たの?」
「氷室さん、彼氏はいる?」
「好きな男のタイプは?」
「趣味は何?」
「好きな食べ物は何?」
皆さんそんな一遍に来ないでくれ...聖徳太子じゃないんだぞ私は。
「え、えーと...ドイツから来たよ。まぁ、戻って来たって言うのが正しいかな。お父さんとお母さんが、もう高校生だから戻りたかったら日本に戻って一人暮らししてもいいって言ってくれて、母国に戻ってきた感じ。彼氏はいないよ。好きな男性のタイプは...賢くて優しくて、お兄さんって感じの人かな。趣味は推理小説とかを読むことかな。ミステリーとかホラーとか、そういうのも好きだよ。好きな食べ物は...野菜炒めかな」
一通り質問に答える。
「ドイツから来たんだー、凄いね!」
「ねぇねぇ氷室さんって美人でスタイルいいよね、どうやったらそういう風になれるの?」
「そんなことないよ、これでも私、数年前まで浮いてたんだから」
「え、嘘ー!!」
「ありえなーい!!」
うん、なんか初代プリキュアっぽい懐かしい台詞が聞こえた気がするよ。
「中学1年生の時はまだ日本にいたんだ。その時は短髪で前髪で左目が隠れてて、ところどころはねてたから、地味な見た目だったんだ。コミュ障で人とロクに話せなかったし、無表情で不愛想だったから友達もいなくて」
「そうなんだ...想像できない」
まぁ今と前とじゃ全然雰囲気変わっちゃったもん、自分でもわかるくらいに。

やっと質問攻め終わったぁ...
疲れた...
あ、そうだ、毛利さんに話しかけてみよう。
「ねぇねぇ毛利さん」
「え、私?」
「うん。新一君はこのクラスじゃないの?」
「新一を知ってるの?」
「そりゃああやつも結構名をあげてるし、知ってるんじゃない?」
「あー...私帝丹中学だったんだよ」
「えっ、そうなの!?」
うーん、やっぱり覚えてないかぁ...
クラスも違ったし。
「覚えてないかぁ...まぁ今とは見た目が全然変わってるからなぁ...あの時は無表情で無口だったし」
「なんだ、蘭君達の知り合いか?」
お?なんかボーイッシュな子来た。
とりあえず私はスマホを取り出し、昔の地味な私の写真を見せた。
「...覚えてないかな?」
そしたら2人とも何かを思い出したような顔になり、
「ああああっ!!!」
「定期テストで全教科満点を叩き出してた子!!」
あ、思い出してくれたみたいだ。
「思い出してくれたみたいだね」
「嘘...ホントにあの氷室さん...?」
「印象変わったわね...」
そりゃあ驚くよね...ここまで印象が変われば。
「へぇ、君、蘭君達と同じ中学だったのか。僕は世良真純。よろしくな」
ぼ、ボクっ娘だ...可愛い。
「私は氷室葵だよ、よろしくね世良さん」
「よろしく、葵君」
ここはなんか、美少女だらけだな。新一君は可愛い子に囲まれてるんだな...
新一君も美人の類だし、新一君本人も可愛い子って事でいいんじゃないかな?可愛い子が可愛い子に囲まれる図か...うん、絵になるねぇ。
可愛い男の子と可愛い女の子は正義だね。
「あ、ところで新一君は?」
「新一は今休学中なの」
「そっかぁ、忙しいんだね」
「どうだかねぇ」
新一君も大変だなぁ、いつも事件だなんて。
「でも新一君がこうやって活躍してて私、嬉しいよ。彼、ホームズみたいになるんだって言ってたから。私、応援してるんだ」
「ただの推理オタクよ?」
「そんなことないよ、新一君はまっすぐな人だから、きっと信念を持って頑張ってるんだよね。ただの推理オタクだったらこうやって活躍してないと思うよ」
「ところで氷室さんは新一とはどういった知り合いなの?」
「シャーロキアン仲間かな。私も推理小説、小さい頃から好きだったんだ」
「そうなんだ...」
「毛利さんは新一君と進展したの?」
「へ?」
「だって2人は両思いでしょ」
物凄くわかりやすかったし。
「別に彼奴とはそんなんじゃ...」
照れてるのかな?可愛いなぁ(*´▽`*)
「ふふ...実は蘭、ロンドンで新一君に告白されたのよ!」
え、ロンドンで!?
それはまた...ロマンチックですなぁ(*´▽`*)
「へ〜...いいね。新一君はきっと毛利さんといて幸せなんだろうなぁ。毛利さんは幸せじゃない?」
「幸せじゃないかって言われたら...そういう訳でもないけど...」
「そっか、私は2人が幸せなら幸せだよ」
だから早くくっついてね。私全力で応援するから。
2人の為なら地球が滅びても頑張るから(`・ω・´)
あ、滅びたら終わりじゃん/(^o^)\ナンテコッタイ
「とにかく!!全力で応援するからね!!」
「え...あ、うん」
なんか引かれたような気がするけど、気にしないっ!!キリッ(`・ω・´)
とにかく楽し気なスクールライフが待ってそうだ。
あ、どこぞのボカロ曲みたいになった。
ま、いっか(・ω・)
******
氷室葵の裏設定①
実はアニメや漫画、ゲームも好き。

Re: 【コナン】コナン/新一推しへ捧ぐ物語。 ( No.3 )
日時: 2018/07/16 14:02
名前: クリオネf。t (ID: qizRGjjT)

続き

******
まぁ色々あったけど蘭ちゃん(名前で呼んでって言われた)達と仲良くなれて、それで蘭ちゃんの家にお邪魔する事になった。真純ちゃんは何か用事があっていけないらしい。残念(´・ω・`)
「そう言えば今日コナン君がいるんだけど...」
「コナン君?」
「あ、家に居候してる男の子なんだけど」
へぇ...コナン君か...外国人かな?ホームステイ?
「どんな子?」
「生意気なガキンチョよガキンチョ!!」
生意気なガキンチョって...大きいのかな?
「あ、着いたよ」
うわ、初めて来るなぁ...
まぁ、蘭ちゃん達とは関わった事なかったもんな...
当時の私はそんな誰とでも仲良くできるほど社交的じゃなかったから。
「此処が探偵事務所かぁ...」
何か凄いなぁ...
「ただいま〜」
「あぁ、お帰り...」
この人が毛利小五郎さんかぁ...
「おじ様、お邪魔しま〜す」
「もうお父さん...まただらだらしてたのね!今日は新しい友達もいるんだから恥ずかしいとこ見せないでよ」
「あ?新しい友達だぁ?」
「どうもこんにちは、今日蘭ちゃん達のクラスに転校して来た、氷室葵と言います」
「おお、美人じゃねぇか!!葵ちゃんか、そうかそうか。ゆっくりして行きなさい!!」
何か...
「面白い人だね、蘭ちゃんのお父さん」
「そう?ただのダメ親父よ」
「そうかなぁ」
確かに今は凄くやる気なさそうだけど、普通にいい人そうだし、やる時はやりそうな人だけどな。
小五郎さんは強いらしいし、もともとは警察官だったみたいだし...有能じゃん。別に誰が無能って訳でもないけど。
「あれ、コナン君はまだ帰って来てないの?」
「いや、お前が帰って来る少し前に帰って来て、今は荷物を置きに行ってるからそろそろ戻ってくるんじゃねぇのか?」
小五郎さんがそう言った時、入口の扉が開いた。
「あ、蘭姉ちゃん!!お帰り〜!!」
出て来たのは小っちゃくて顔がまんまるで、目が大きくて、顔に合わない大きな眼鏡をかけた小学校低学年くらいの可愛らしい男の子。
...え、待って、天使?
「あ、園子姉ちゃんも来てたんだ」
「相変わらずあざといわね、ガキンチョ」
あざとい...けど可愛い...抱きしめたい衝動に駆られる。
この子がコナン君か...
コナン君は私を見るなり何故か表情が一瞬だけ固まった。
...が、すぐに満面の笑みと可愛らしい声で、
「ねぇ、お姉さんはだあれ?」
ふおっ!?
「こんにちは、ボウヤ。君がコナン君かな?」
「うん、僕、江戸川コナンだよ(*^▽^*)」
う"っ...
「そっかぁ。私は氷室葵だよ、よろしくね」
「うん、葵姉ちゃん!!」
「ううっ...蘭ちゃん...この子凄く可愛い...!」
「そうでしょ〜」
あ、でも...
「新一君に似てるね!!」
「ああ、ホントそっくりよねぇ...彼奴の遠い親戚なんだって」
へぇ...遠い親戚ねぇ。
一周回ってめっちゃ似るのかな?

コナンside
俺は江戸川コナン。しかしそれは仮の姿、本当は工藤新一。
訳あって蘭の家に住んでいる。
今日も小学校から帰って来て荷物を置き、事務所に行った。
そしたら園子が来ていた。
そしてもう1人、見覚えのない女がいた。
誰だ?
「あ、蘭姉ちゃん!!お帰り〜!!」
俺はいつも通り子供の演技をする。
「あ、園子姉ちゃんも来てたんだ」
「相変わらずあざといわね、ガキンチョ」
うっさいバーロー。ほっとけ、俺だってやりたくてやってんじゃねぇんだよ、仕方なくやってんだ。
そう心の中で思いながら、もう1人の顔を見る。
...ん?此奴見覚えあるな。
前髪はぱっつんだし髪も長いけど...葵じゃねぇか!?
一瞬固まってしまった俺だが、すぐに気を取り直し聞いて見る。
「ねぇ、お姉さんはだあれ?」
「こんにちは、ボウヤ。君がコナン君かな?」
蘭にでも聞いたのだろう、女はそう聞いてきた。
「うん、僕、江戸川コナンだよ(*^▽^*)」
「そっかぁ。私は氷室葵だよ、よろしくね」
やっぱり葵だったーーーーーーー!!!!
「うん、葵姉ちゃん!!」
「ううっ...蘭ちゃん...この子凄く可愛い...!」
「そうでしょ〜」
葵...性格変わったな...見た目もだけど。
随分と社交的になったものだ。
変わらないところと言えば赤縁眼鏡くらいか。
「新一君に似てるね!!」
やべっ...
此奴推理小説好きだし、勘が鋭いからいつ俺の正体に気付くかわかんねぇな...
今のところは大丈夫そうだけど、ちょっとでもボロを出せばすぐに怪しまれる...
どうするかな...
******
氷室葵の裏設定②
実は腐女子。(男女、薔薇、百合どれでもいける)

Re: 【コナン】コナン/新一推しへ捧ぐ物語。 ( No.4 )
日時: 2018/07/22 15:04
名前: クリオネf。t (ID: qizRGjjT)

続き

******
はい、氷室葵です。
蘭ちゃんの家に遊びに来た私は、江戸川コナン君と言う新一君似のとっても天使で可愛い小学生の男の子に会ったよ☆
...と、こういうテンションは置いといて。
本当にこの子新一君そっくりなんだよなぁ。最早本人なんじゃないかって思うくらい。
「コナン君はいくつなの?」
「7歳!!小学1年生だよ!!」
「へぇ〜」
可愛らしいお年頃だなぁ。
別に高校生とか大人でも可愛い人は可愛いけどね。
「何が好きなの?」
「コナン君はホームズが好きなんだよね」
へ、ホームズ?
こんなに小さい子がホームズ...ああでも私も読んでたな。
「そっか〜。私もホームズ好きなんだ〜。推理小説とか、ミステリー物が好きなの。よかったら今度お話ししようよ」
「ホント!?わーい!!」
ぎゃんかわ...
「実は私、最近はまってる推理小説があってね...まだ新人で、とってもマイナーな作者さんなんだけど、その人の書く話がまた面白くて...」
「そうなんだ!!」
見るからにキラキラと目を輝かせるコナン君が可愛くて仕方ないです、はい。無邪気っていいね...
「ふふ、2人ともあっという間に仲良くなったね」
「類は友を呼ぶ的な?」
「はは...そうなのかも?でもコナン君と仲良くなれてよかった〜...嫌われたらどうしようかと」
「えー、葵ちゃん優しくていい子だし...コナン君も賢いし、嫌うなんて事ないと思うよ」
「そうかな?でも確かにコナン君は賢そうだよね」
「でも好奇心旺盛過ぎてちょっとだけ困るところがあるのよね」
「子供って皆そんな感じじゃないかな?」
「え〜、事件現場に勝手に入って行っちゃうのよ」
え、それは危ないな。
でも...
「コナン君は探偵になりたいの?」
「え?う、うん、まぁね、はは...」
何だそのぎこちない返事は。
可愛いからいいけどね!
「でも、あんまり危ない事しちゃ駄目だよ?皆心配するからね」
「はぁ〜い」
「よーし、いい子だ!!」
私はコナン君の形のいい頭を撫でる。
うん、触り心地がいい。
「コナン君は可愛いなぁ〜」
「葵ちゃん、子供好きなの?」
「うん、子供はそれなりに好きだよ。可愛いし、癒されるよね」
「そうだね」
「でもコナン君は今まで出会った子供の中で一番癒されるなぁ...」
超可愛い、ぎゃん可愛い。
可愛いがゲシュタルト崩壊だよ。
全く、恐ろしい子だ!
此処まで私の心を鷲掴みにするなんて...コナン君、罪な子。
「ねぇねぇ葵姉ちゃん」
「ん?何かな?」
「葵姉ちゃんは何処から引っ越して来たの?」
「ドイツからだよー。でも元々はこの町に住んでて、お父さんの仕事の関係で4年前に引っ越したの。だから戻って来たって言うのが正しいかな...ってあれ?」
私...この子に転校生って話したっけ?
「ねぇコナン君」
「何?」
「私、君に転校生だって話したっけ。帝丹高校って人数多いし、同じ学年の中にも知らない人は結構いるよ。私が帝丹高校の生徒でクラスが違ったから面識がなかったっていう考えはないの?」
「え!?あ、いやぁ...」
もしかして、この子本当に新一君?
だとしたら合点がいく。
でももしこの子が彼であるとして、どうしてこの姿に?
「あのね」
「ん?」
「あ、葵姉ちゃんび、美人だし...ほら、目立つだろうし...忘れないと思うし...」
「へ?」
ああ、そういう事...でもひっかかるなぁ...
まぁそういうことにしとこう。
「へへ、そうかぁ〜、そうなんだぁ」
それに、コナン君に美人って言われたの超嬉しいし?
でもこの子にはきっと、何かがある。
それをコナン君から話してくれると嬉しいなぁ...
******
氷室葵の裏設定③
何でも満遍なく食べるが、若干ベジタリアン寄り(つまりは野菜好き)


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