二次創作小説(紙ほか)
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- 家庭教師ヒットマンリボーン! 九十九の夜
- 日時: 2018/07/23 21:37
- 名前: にゃあこ (ID: s00TEuml)
「で、何?そのリ、リューディスファミリーって」
九十九 伊緒(イオ)はツナと二人してリボーンを見た。
「リューディスファミリーはボンゴレの兄弟マフィアだ。
で、お前にはそこの十代目になってもらうからよろしくな」
「えー…」
どうやらそのリューディスファミリーはほとんど一番上に
立つ支配者が女だというのだ。
この日からイオは殺し屋となることに。
日常編 >>01-03
- hit1不良高校生 ( No.1 )
- 日時: 2018/07/22 22:23
- 名前: にゃあこ (ID: s00TEuml)
ツナ、リボーン、獄寺、雲雀…この四人の中にイオは
いて少し気まずくなった。
「オイ止まれよ、お前ら」
黒いタンクトップにジャラジャラとチェーンがついた
ダメージジーンズを穿いた鋭い目つきをした青年が
いた。目測ざっと180以上という長身だ。
「あぁん?誰だテメェ?年上だからって舐めた口きくなよ?」
「良い度胸だな。中坊が。やるってんなら…受けて立つぜ?」
獄寺と青年の視線がぶつかり火花が散っているように見えた。
恥ずかしそうにイオは二人の間に割って入った。
「あ、あのさ。流石に良くないと思うんだけど…」
青年は舌打ちし握っていた拳の力を抜いた。
獄寺もツナによって落ち着かせられたので一旦、彼から
話を聞くことに。
青年の名前は赤志 狼牙、高校一年、つまり
イオたちより二つ年上ということだ。イオたちが想ったことは
全員同じ、不良だということだ。
「狼牙…聞いたことあるぞ。リューディスの幹部の一人だろ?
猟犬の狼牙」
「じゃあテメェがリボーンって奴か」
「なら丁度いい、今日からお前のボスはこの九十九伊緒だ」
リボーンはイオをビシッと指差した。
狼牙は少し沈黙する。
「あぁ!?こんな奴が俺のボスだぁ!?こんな弱そうな奴に
俺は付いていく気はねえよ」
「いいや、お前に拒否権はないぞ。年上は年下を守る、それも
仕事だろ?義理堅いお前だからこそだぞ。どうせ許してるんだろ?」
狼牙は照れくさそうに頭を掻きむしる。
「わぁった、わぁった。だがよ俺ぁ高校に通ってんだ。
一日ずっとは無理だからな?これでいいな?」
リボーンはそれを聞いて笑った。
◆
「狼牙は見た目も性格も結構不良気味なんだが義理堅い良い奴なんだ。
絶対にイオを裏切ったりしないからな。喧嘩っ早く血気盛んな
アイツを飼い慣らすことができるのはイオだけだと思ったんだ」
リボーンはそう説明した。
「そう、なんだ…じゃあ頑張らないとね」
- 新転校生! ( No.2 )
- 日時: 2018/07/23 21:11
- 名前: にゃあこ (ID: s00TEuml)
先日、イオは一つ年上の神波零次と出会ってあっという間に
仲良くなった。彼は学校でも噂の美男子でチンピラ三人は
中一の女子の前であっという間に倒したという話も…。
で、笹川、獄寺、雲雀、山本、ツナ、イオの前でリボーンは
零次について話す。
「神波零次、ふむふむ前より鍛えたのか?」
「へ?リボーン、零次のこと知ってるの?」
ツナの質問にリボーンは頷いた。知り合ったことがあり
一日だけ家庭教師をしたことがあるらしい。
「だがよこんな奴がホントに強いのか?」
「そんなに疑うならここで試してみよう。笹川、神波、
放課後、一試合、頼む」
二人は断ると思ったがその逆の答えを出した。
そして放課後。笹川と神波が向かい合って構えていた。
「なんか異種格闘技戦みたいなのを見てる気分」
「ハァ…おいリボーン、なんで俺まで連れてこられたんだよ」
狼牙は面倒くさそうにそう言った。リボーンが突然、来いと
言って来たのだ。
「とりあえず審判を頼みたいんだ」
「お願い、狼牙さん」
イオの言葉に負け狼牙は折れた。
「分かったよ。んじゃ…始め!」
- リューディス新たな仲間 ( No.3 )
- 日時: 2018/07/23 21:30
- 名前: にゃあこ (ID: s00TEuml)
笹川の右ストレートを躱し脚を素早く振り上げ笹川の顎を
目掛けて蹴りを放つ。
「す、スゲェ」
「お、なんだアイツ。テコンドーか。あの技、アッチャオルギって
奴だな」
「(なんか狼牙さん詳しいな…)」
神波の蹴りは躱されるも即座にその足を振り下ろし踵落としを
放った。喰らった笹川が少し面喰ってしまう。その隙を
神波が見逃すはずがなかった。次々に神波は蹴り技を
放っていく。チンピラなんて彼の敵ではないだろう。
「オイもうそっちの…えっと…そうだ笹川、笹川は倒れて
10秒経った。勝負はお前の勝ちだ、えーっと…神波」
狼牙はそう言って神波を止めた。神波は構えを解き、
笹川を見た。
「大丈夫か?」
「お、おう」
「す、すごい…あんなのテレビでしか見たことないよ!?」
みんながそう言った。そんな中リボーンは神波を見て頷いた。
「神波お前には素質がある。イオが十代目を務める予定の
リューディスファミリーに入ってくれないか?」
「ち、ちょっと待て。リューディスってボンゴレの弟軍みたいな
マフィアだよな?そのボスに女が?」
「勿論。絶対なるぞ?」
しばらく神波は間をおいて決断した。
「…じゃあ入ることにするぜ」
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