二次創作小説(紙ほか)
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- 家庭教師ヒットマンリボーン!新ボンゴレリング
- 日時: 2018/08/05 13:28
- 名前: にゃあこ (ID: s00TEuml)
リボーンはツナの友だちである真田久遠という少女のことを
知る。そして彼女をボンゴレに引き入れることを決意した。
- リング ( No.1 )
- 日時: 2018/08/05 19:11
- 名前: にゃあこ (ID: s00TEuml)
街を歩いていたツナたち。
「こうやって友だち同士で街を歩いたのは久し振りかも。
それにリボーンとかツナくんたちに会ってからなんか
新鮮なことばっかりだし」
久遠は楽しそうに話した。
そんなほんわかムードはすぐに壊される。突然、真上から
一人の少年が落ちてきた。傷だらけで何かを守っているような…。
「…!!」
久遠は彼の腕を取り自分がいる彼の後ろ側へ引いた。
「(今のは勘?でもさっき久遠は煙のほうを見て何かに気が付いていた)」
リボーンは久遠の動きに違和感を感じた。
さっきまで少年がいた場所に刀が振るわれていた。もし助けが
間に合ってなかったら首チョンパは免れなかっただろう。
「ね、ねぇ大丈夫なの!?君」
「うっ、も、もしかして沢田殿か?」
「「21世紀に殿付け!!?」」
ツナと久遠は同時に驚きの言葉を発した。
リボーンは少年が持っている箱を見た。
「さ、沢田殿にこれを渡せと、親方様が…」
「そいつを渡せ!」
三人は目を閉じた。だがそこに聞き覚えのある声が聞こえた。
「助っ人登場!」「10代目!助けに来ました!」
山本と獄寺だった。助けに来てくれたのは嬉しい、だが…
久遠は箱を奪い中身を見る。目を凝らし違和感を覚える。
「ねぇこれって…」
久遠は途中で言葉を切り小さく囁く。
「パチモン?偽物の」
サッとロン毛の男は久遠の手から箱をかっさらった。
「これさえ手に入ればいいんだ」
少し沈黙が流れ、数人の足音が聞こえる。
ディーノと赤茶の短髪の青年だった。それも白いYシャツに紺色の
前開きカーディガンを着た高校生、紅音朱恩だった。
「ディーノさん、朱恩さん!!?」
「久し振りだな中坊共」
朱恩はそう言って倒れている少年を見た。
「とりあえず運ぶぞ」
ディーノは少年を運んだ。
◆
少年の名はバジリコン、通称バジル。彼はその親方様、ツナの父である
家光にボンゴレリングを渡すよう頼まれたのだという。
「箱とはまた別で渡されたのですが真田殿と紅音殿にこれを」
バジルは真田に白色のリングを、朱恩に緋色のリングを渡した。
「真田のは蒼穹のボンゴレリング、朱恩のは竜巻のボンゴレリングだな
どれも守護者が持つリングと似ているんだな」
リボーンはそう言った。
「じゃあその残り5つって」
◆
ヴァリアー側に一人の青年が入っていた。少しの間、手を貸すだけの
青年、黒町那由他である。右手の人差し指には
青紫色のリング、霧雨のリングだ。
「…ベル、暇すぎて死にそうなんだが」
「まぁまぁもうすぐ日本に行くんだしいいじゃん!」
気怠そうな那由他とは逆にベルフェゴールは何やら気分が
良さそうだ。だが日本に着いたとき、那由他は彼らを裏切り
ボンゴレ側に付くつもりでいるのだ。
- 揃うハーフリング ( No.2 )
- 日時: 2018/08/06 08:40
- 名前: にゃあこ (ID: s00TEuml)
「!残りのボンゴレリング所持者も来たようだぞ」
リボーンがそう言うと同時に部屋の扉が開き四人の少年が
現れた。白いウエストポーチを身に着けている暗い青髪の
少年が神楽誠、後ろ髪が長い少年が
氷見颯真、白髪の少年がアルト・セルフィ、
そして黒いジャケットを着た少年、今井優。
彼らにもそれぞれリングが渡された。
誠には山吹色の快晴のリング、颯真には水色の雹のリング、
アルトには青緑色の稲妻のリング、優には藤色の曇天のリングが
渡された。
「しかし今のお前らじゃヴァリアーには勝てない。だからこれから
修行をしてもらう」
そう言い渡されたのだ。
◆
リボーンは真田の力に目を向けた。
「そうかアルトも真田の力には気付いてたのか」
「久遠、目が良いから…避けるのも上手い。本人も言ってた、
避けるのは頑張るって」
アルトは表情一つ変えずにそう説明した。
「(そして今日のこともある。あれをすぐに偽物だと見抜く久遠の
目…体力や筋力は劣るがそれでも目で見えれば戦術も
増える)アルト、お前は戦い慣れしているはずだろ。久遠の
修行を手伝ってやれ」
リボーンはアルトにそう伝え久遠の修行を手伝う人物のことと
どこで修行するかを教えた。
- 修行 ( No.3 )
- 日時: 2018/08/06 19:43
- 名前: にゃあこ (ID: s00TEuml)
修行が始まって数日後の今、朱恩は兄の紅牙と手合わせをしながら
鍛えていた。朱恩はジークンドー、紅牙はムエタイを使い
朱恩を鍛えていた。
「ぐっ!重い…!」
「ガードが甘くなってるぞ。破るのは簡単だ—な!!」
狙いを顔から下の胴につけ、膝蹴りを放った。
「かはっ!?」
朱恩は唾を吐き思わず両手を下に下げた、瞬間、顔面に向けて
紅牙は肘打ちを放った。
「ムエタイは立ち技最強と言われる。立ち技がダメなら」
「寝技とかに持ち込めってことか?」
朱恩は口元を手の甲で拭いながらそう聞いた。紅牙はその言葉に
頷いた。
◆
青色の瞳をした青年、彼こそ久遠に修行を付けている人物、
九条真尋である。
「おー結構避けられるようになって来やがったな」
赤い糸を触れずに避けられるようになった久遠に歓心、そして
驚いていた。
「久遠、目が良いから。偽物も見抜くことができた」
「そりゃすげえな。鑑定士みてえだ」
真尋は手元の短弓を手に取り一本の矢を放った。
「うおっ!!?ちょっと!!」
「よしよしこれも避けられるようになったみてえだな」
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