二次創作小説(紙ほか)
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- マギ−魔導士の紡ぎ手−
- 日時: 2018/08/09 21:02
- 名前: にゃあこ (ID: s00TEuml)
ある場所でアラジンたちはその少女と出会った。
彼女の名はジュリア・ルナール、魔導士だった。
その実力は本物である。
- ジンが住む迷宮 ( No.1 )
- 日時: 2018/08/10 10:22
- 名前: にゃあこ (ID: s00TEuml)
仲良くなったジュリアには最初の目的があるという。
「迷宮?」
「そう、その迷宮の場所も分かってるけど一人って心細いんだよね」
ジュリアはその迷宮に行きたいらしい。だが一人では心細く
戦力不足、といったところで困っていた。
「なら僕たちも手伝うよ!」
「勿論、俺たちもな!」
アリババやモルジアナ、白龍たちも賛同してくれた。
ジュリアは少し微笑んで頷いた。
「よーし…じゃあ行こう!」
ジュリアはそう言って迷宮を目指す。
◆
ジュリアの言う迷宮の宝物庫、そこには青い巨体の男がいた。
「彼女は…」
彼は水晶に写った新たな攻略者を見た。その中の一人、少しうねった
短い黒髪の中性的な少女だった。
◆
「ここだね、迷宮って初めて入ったかも」
中は白いレンガ造りになっていて光が射し込んでいて
神秘的だ。見入っていると五人の足元に弓矢が刺さる。
「危なっ!!誰かが…隠れてる?」
ジュリアは辺りを見回す。360度全て。
五人を囲むように円を描き地面に刺さる矢。
「ジュリアさん、危ない!」
考え込んでいて周りが見えていなかったジュリアの目の前に
弓矢の束が迫っていた。瞬間、すぐに彼女の前に白龍が立ち
弓矢を全て捌き切った。
「大丈夫ですか?」
「うん、大丈夫。でも…多分、私を狙ってるのかも」
ジュリアは手を銃の形にし指に魔力を集中させる。
「貫け、百発百中銃!!」
黄色の光がまっすぐ伸び壁を貫いた。
すると壁が崩れ道が現れた。
「道が現れましたね。先を行きましょう」
「そうだね」
ジュリアが先頭を歩き薄暗い道を進んでいく。
だんだんと魔力が濃くなっていく。
「じゃあ開けるよ」
ジュリアの問いかけに全員が頷く。扉を開けると青い巨体の
男がいた。
「…貴方がここの主、ですか?」
彼は振り向いた。紫と金のオッドアイで端正な顔をした青年みたいだ。
「うん僕がここの主、セーレだ。結構気に入ったよ君」
セーレはジュリアに両手を出せと言いジュリアは言われた通り
両手を出す。同時にセーレの体が輝き彼女の両手に吸い込まれていく。
少しすると彼女の両手には白のブレスレットが嵌められていた。
「これにセーレが宿ったのかも。やったねジュリアさん!」
「‥‥うん!これから頑張らないと」
- 別れた後ジュリアは ( No.2 )
- 日時: 2018/08/11 10:36
- 名前: にゃあこ (ID: s00TEuml)
出会いも束の間、五人はそれぞれの目的のために別れた。
ジュリア宛に手紙が届いた。書いた人物はアランという青年だ。
彼とジュリアは知り合いでよく世話になっていた。今、彼は
八人将の一人マスルールに色々世話になっているらしい。
で、城に来てほしいと言われてジュリアは城へ向かっていた。
「何用ですか?」
門に立っていた男がジュリアにそう尋ねた。
「えっとこれ。アランさんに来てほしいと言われて」
手紙を見せそう話した。彼も納得し門を通してくれた。
中に入り先へ進んでいく。
「あら?ジュリアって君?」
「あ、はい。私ですけど」
「私はヤムライハよ。ちょっとやって欲しいことがあるから
ついてきて!」
そう言われヤムライハの後についていく。
そこには何人か集まっていた。
「おぉ、その子か。ジュリアって子は」
「はい、連れてきました」
ヤムライハがそう言った。
「よぉジュリア、久しぶりで悪いんだがこれって修理できるか?」
赤髪のこの青年がアランだ。彼はファナリス出身の青年である。
彼の手にあるのは粉々になった足枷だった。
「へ?え?えっと…まだ使うの?」
「あぁ」
少し悩んだ末、少し改良することにした。
「そういえばマスルールさんに世話になってるって聞いたけど
具体的にはどんな感じなの?」
「戦闘ばっかだ。まぁ俺がそう頼んだから不満はねえけどな。
…マスルールさんに勝ったことは無いけどな」
アランは悔しそうに言い放った。
「私はアランは強いと思うけどね」
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