二次創作小説(紙ほか)

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D.Gray‐man 倭人のエクソシスト
日時: 2018/08/15 12:34
名前: にゃあこ (ID: s00TEuml)

黒の教団、全員にコムイは新しいエクソシストが仲間に
入ったと紹介した。その少女は真田小町という日本人の
エクソシストだったのだ。

ノアの一族 ( No.1 )
日時: 2018/08/15 15:28
名前: にゃあこ (ID: s00TEuml)

「小町ちゃん、純日本人なんだね」
「うん。母親はもういないんだけど、父親がエクソシストをしてて、
私にここを紹介してくれたんだよ」
小町はそう話した。短い黒髪が揺れる。
「オーイ、リナリーと小町!!出発するぞ!!」
「分かった!小町ちゃん行こう」
リナリーに手を引かれラビの後を追った。

そして中国に到着しある場所へ向かった。
「天青楼…」
「黒の教団の方ですか?」
全員がギョッとした。大柄でスキンヘッドの女性が突然
現れたのだから。
「私はマホジャと申します。協力者ですから。こちらへ」
マホジャに案内されて店内の奥へと進んでいく。そこには
端正な顔立ちの女性がいた。
「初めまして私は協力者のアニタと申します」
「初めまして。あの貴方が船を出して江戸まで」
そこまでアレンが言うと彼女は頷いた。
「えぇ、明日にでも出発しようと思います」

 ◆

ある場所にノアたちが集まっていた。
「随分と嬉しそうねカイル?」
ロードは隣に座る銀髪の青年の顔を覗き込む。
「…そう見えるか。だがまぁ嘘ではないな」
「何故でしょうネ〜ロードにしかカイルの気持ちが分からないのは」
「なんでだろうね」
カイルはノアの一族の中でマーシーマを司っている。
「そういえばスティアは?」
ティキはそう聞いた。スティアとは第2の使徒でトライド
司っている赤に黒のメッシュの髪をした青年である。そんな彼は
今、この場にはいない。
「またエクソシストと遊びに行ったんじゃねえの?」

船路 ( No.2 )
日時: 2018/08/15 17:45
名前: にゃあこ (ID: s00TEuml)

「よぉ、ラビ共」
腰の辺りまで伸びた後ろ髪が特徴的な青年と淡い青の短髪の
青年が現れた。
龍美ロンメイ!猫華マオファ!」
長い後ろ髪の青年が紅龍美(ホン ロンメイ)、淡い青髪の
青年が雷猫華(レイ マオファ)である。二人とも中国人である。
「コイツが新人か。俺は紅龍美、ロンメイで構わないからな」
「雷猫華、マオファで構わない。よろしく」
「真田小町です。よろしくお願いします——ひえっ!!?///」
小町をロンメイはひょいっと持ち上げる。小町は顔を真っ赤にした。
「リナリーと同じぐらい美人だな!それに軽いし持ち上げんのが楽だ」
「ロンメイ、一担降ろしてやれ」
そう言ったのはブックマンだった。
「分かってるって」
「び、ビックリした〜…」
小町はその場に座り込む。よくよく見ればロンメイは小町より
背丈が高い。力もあるに決まっている。

「来やがったな、AKUMAが」
全員が構える。
「守るぞ。そして全員で江戸まで行く」
全員がイノセンスを発動させた。
「千手・連鎖の式!」
小町の日本刀の刃が何十本もの鎖に変わりAKUMAを拘束する。
拘束されたAKUMAをロンメイが確実に倒して行く。
「ッ!!鎖が…!!」
「——小町!!後ろ下がれェぇぇぇぇぇ!!!」
小町がいた場所を中心に衝撃波が起こった。小町の体が大きく
宙を舞う。そこにAKUMAたちが集まっていく。
「少し凍らせるぞ」
小町の体をひんやりとした大きな氷の柱が包み込んだ。触れた
AKUMAたちが凍り付き粉々に砕け散った。小町は解放された後すぐに
立ち上がった。マオファの全身からはひんやりとした冷気が漏れていて
両手には薄っすら氷が張っていた。
「マオファさんってもしかして…寄生型のイノセンス?」
「あぁ…そろそろ行くぞ」
そう思った次の瞬間、船が大きく傾いた。
「ガハァッ!!?」
マオファが即座に作った氷で飛んできたロンメイは止まる。
「悪ィな」
「気にするな。結構危険な船路だな」

「あと少しだ!踏ん張れ!!」

さようなら ( No.3 )
日時: 2018/08/15 20:16
名前: にゃあこ (ID: s00TEuml)

後日、マリアンの改造悪魔あだ名ちょめすけが加わっていた。
「スッゲーな悪魔って」
「時間がないっちょ。だから急ぐっちょ」
ちょめすけは更にスピードを上げる。ラビの隣から小町も
顔を出す。
「ちょめちゃん、大丈夫なの?無理はしないようにね」
「ありがとうっちょ。小町は日本の子っちょ?」
ちょめすけの質問に彼女は頷いた。少しちょめすけは悲しそうな
顔をする。
「それは辛いっちょね…」
「ううん、ラビもいるしリナリーもクロウリーもアレンも
ミランダさんもブックマンもいるから辛くない。でも同情、
ありがとうね」

外に出てアニタとマホジャそして乗組員が数人しか集まっていなかった。
「う、嘘!?たったこれだけしか生き残ってないの?」
「えぇ、私たちは復讐のためでしか生きられなかった。だから今回
エクソシスト様たちに頼られてとても嬉しかった」
「どうか私たちのために、全力で乗組員一同みなさんを支えます」
アニタとマホジャの言葉を聞き小町の目は潤んだ。

「さぁ急ぐっちょよ」
別の小舟を持ったちょめすけがそう口を挟んだ。先にラビと
クロウリー、ロンメイとマオファが乗り組み最後のほうに
乗組員の二人と小町を乗せた。
「さようなら、応援しています」
「アニタさん、マホジャさん…」
ロンメイとマオファは左手を右手の上に置いた。
「「謝謝」」
二人の感謝の言葉にアニタたちも「謝謝」と返した。
同時に小舟は進みミランダの力が消え二人は消えていった。
「謝謝って…ありがとうって意味?」
「あぁ。久しぶりに同じ中国人と会ったからな」

江戸へと行くため ( No.4 )
日時: 2018/08/16 10:03
名前: にゃあこ (ID: s00TEuml)

「ここが日本か…」
「そうだっちょ」
人間の女に変わったちょめすけは提灯片手にそう答えた。
ラビはストライクしたがすぐに諦めた。
「なぁ小町やっぱりお前も和服とか着たことあるのか?」
「まぁ少しだけ、かな」

「さちこ…」
「あ!ッ…みんな隠れるっちょ!灯りを消すっちょ」
そう言われ全員が近くに隠れた。提灯の灯りが消え真っ暗闇の中
三人のLv3のAKUMAがちょめすけの仲間を喰らっていく。
「仲間を…」
「AKUMAの殺人衝動が抑えられなくなって共食いを始めたっちょ」
AKUMAたちがいなくなった後、再び道を歩き出した。
辺りには死骸がゴロゴロと転がっていてリナリーや小町は
気が滅入ってきた。
「大丈夫さ?小町、リナリー」
「うん大丈夫」
「私も」
ラビの問いかけに二人は問題ないと答えた。
「オイこっちに一体AKUMAが来てるぞ」
マオファの言葉で全員が身構える。
「お、お前らは逃げるっちょ!」
「なんでAKUMAが人間といるんだ?」
Lv3のAKUMAはちょめすけをまじまじ見た。
「冷静になれ。今は無駄な戦闘を控えた方が」
ブックマンの言葉にラビは首を横に振った。
「見捨てられないさ!確かに小町もいる、けど仲間を見捨てられるわけ
ないだろ!!」
「…全く」

ちょめすけ ( No.5 )
日時: 2018/08/16 17:00
名前: にゃあこ (ID: s00TEuml)

勝利しどうにか江戸へ辿り着く。

「あ、オイ!あれ見ろ!」
ロンメイが指差したほうにAKUMAたちが集まって巨大な集合体が
二体立っていた。
「やっちゃいなさい♡」
集合体から何本ものレーザーがランダムに放たれる。
「こっちに来るっちょ!」
全員でちょめすけの後を追う。ある建物に避難してから
息を整える。
「アイツらは集合体っちょ。頭を狙うと良いっちょよ」
その助言の元、外に出た。
「もう衝動を抑えられないっちょ。だから…最後に手伝って
やるっちょ!行くっちょよ!」
「小町、マオファ、お前ら一応ミランダたちとここにいてくれ」
「分かった。気を付けてね」
そう言ってラビたちを見送った。

「やっと出会えたよ。再び」
小町と男の間に何かが割り込んだ。アレンのイノセンスと形は
似ているが辺りには冷気が漂っていた。
「涼しい…これって」
「マオファくんのイノセンスね」
ミランダはそう言う。
「あぁ、こっちが本来の形だ。氷装だ」
マオファはスティアと向き合う。
「まさか防がれるとは予想外だった」
「そりゃどうも」
氷の鉤爪を何度も振るう度にひんやりとした風が巻き起こる。
「こっちも、か…千手・大扇子!」
大きな扇子を小町は握り思い切り扇ぐ。強い風で辺りが吹き飛ぶ。
他の屋根に飛び乗り千手を刀へと変え低く構えた。
「この程度かよ。真田小町、まぁ良い風だったぜ?」
「舐めないで。私の故郷を潰した罰は…結構重いですよ?」

一方、ラビたちは。
「行くっちょぉォォォォォ!!楽しかったっちょよラビ」
「ちょめすけ!」
ラビは落ちていくちょめすけのほうを見た。
「前を向けラビ!」
「俺はあっちに行くぞ」
ラビの鉄槌をジャンプ台にしロンメイは別の集合体の頭に
着地した。
「さてと龍爪で切り裂いてやるよ…」
「雷霆回天 天判!!」
ラビが判を叩くと空から雷撃が落ちる。針と鉤爪を通り
電気が流れ二体が倒れる。

「オイオイ…冗談じゃねえぞ、AKUMA共…」
ロンメイはその光景を見て苦笑するしかなかった。
これを喰らって耐えるのか、と。


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