二次創作小説(紙ほか)
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- 進撃の巨人 ミカサを惚れさせ隊
- 日時: 2018/08/18 13:30
- 名前: 青いりんご (ID: ASaifYF4)
ども【青いりんご】です!
今回はミカサ総受けで書かせていただきます!
エレミカ、アルミカ、ジャンミカ、リヴァミカ
《side エレン》
中学の入学式を終えて1ヶ月ほど経った。
俺はいつもの場所に幼なじみで、同じクラスのアルミンを待っている。
アルミンとは家が近く、お互いに他の奴らにあまりなじめなかった分、いつの間にかいつも一緒にいるようになっていた。
「エレーン!」
アルミンが息を切らしながら走ってくる。
「アルミン大丈夫か?まだ時間は大丈夫だぞ」
「あ!僕の家の時計ちょっと早く進んでるんだった!」
「まじか、おじいさんに直してもらっとけよ」
アルミンの両親は二人して遠くに仕事に行っている。
だから今は家におじいさんと二人。
「あれ?エレンの家の隣、家建ったんだね」
「そうなんだよ」
そうやっていつものように歩いてると学校が見えてきた。
教室に入るとみんながいつも以上に何か盛り上っている。
たまたま目の前にいたライナーに聞く。
「なあ、いつも以上に騒がしくねえか?」
「なんか転校生が来るらしくてな」
転校生か、どんな奴だろうか、と考えながら席につく
すると突然ドアが勢いよく開いた
「もうチャイムはなっているが?どういうことだ…」
周りが静まる。担任のキース先生だ。
先生は溜息をついて教壇に立った。
「では、今日は転校生を紹介する」
そう言うと周りがまた騒がしくなったがそれは一瞬で静まった。
「では入ってもらう。」
するとドアが開き、1人の少女が入ってくる。
整った顔立ちで、その少女のトレードマークとも言える黒髪はとても美しい。
少女は教壇に立つように誘導され、前に立つ。
「ミカサ・アッカーマンです。よろしくお願いします。」
そう言って、最後に見せた笑顔はとても可愛らしく、思わず見とれるほどだった。
すると先生はミカサの座る席を探す。
そうしたら、先生と目が合った。
そう、俺の隣は当分学校に来ていない女子生徒の席である。
いわゆる不登校というやつだ。
先生はその女子生徒の席に座るようミカサに指示をしたのだ。
ミカサは頷いて、俺の方を向かって歩いてくる。
そして俺の隣に座った。
するとミカサは俺の方を向いて小声で話しかけてきた。
「よろしくね」
その声を聞いた途端急に体が熱くなって、ミカサの声が頭から離れない。
「お、俺はエレン・イェーガー、よろしくな、」
そう言って自己紹介をした。
少しぎこちない自己紹介になってしまった。
なんだろう、緊張する。
ああ、なんだろう、わかった気がする。
俺はきっとこの少女に恋をしたのだ。
- Re: 進撃の巨人 ミカサを惚れさせ隊 ( No.1 )
- 日時: 2018/08/18 13:55
- 名前: 青いりんご (ID: ASaifYF4)
《アルミン side》
転校生が来た。
彼女はとても綺麗で、黒髪がとても目立っていた。
ミカサ・アッカーマン
ミカサは自己紹介を終えた後先生の指示でエレンの隣の席に座った。
羨ましがる男子生徒も数多くいただろう。
でも僕はあまり羨ましいとは思わなかった。
そして休み時間になった。
みんなが一斉にミカサのところに集まる。
でも僕は行かない。あまり人ずきあいというものが得意ではないからだ。
でも少し気になってしまう。
ミカサの周りが少し落ち着いてきた。
ああ、喋りかけに行くチャンスなのに、
でも僕は見てるだけでいいや、
何なんだろうこの気持ち
すると僕の前に人影が現れた
見上げると、そこにはミカサとエレンがいたのだ
「アルミン?だよね?エレンから話は聞いている。よろしくね」
そう言って微笑むミカサ
とても美しかったよ
僕は慌てて「よろしくね」と返事を返した。
ああ、なんか、エレンが羨ましいな
- Re: 進撃の巨人 ミカサを惚れさせ隊 ( No.2 )
- 日時: 2018/08/18 14:28
- 名前: 青いりんご (ID: ASaifYF4)
《ジャンside》
転校生を見た途端、俺は生まれて初めて一目惚れをした。
特に、あの黒髪が俺の目に飛び込んできた。
席がエレンの隣ってことはすげー悔しかったし、羨ましかった。
そして休み時間が始まった途端俺はミカサの元へ向かった。
俺と同じ考えのやつはいっぱいいて、男子も女子もみんながミカサの元に集まった。
俺はなんとか隙を見つけてミカサに話しかけた。
「ミカサ!俺はジャン・キルシュタイン、よろしくな」
そう言うとミカサは微笑んで「よろしくね」と返事を返した。
「とても綺麗黒髪だ…」
俺は思わず、呟いてしまった
「ありがとう」と顔を真っ赤にしながら礼を言われた。
俺はあのミカサの顔を目に焼き付けたままその場を去り、親友のマルコのもとへ向かった。
ミカサのことを話すとマルコは微笑ましそうに「よかったね」と言う。
こんなこと話せるのはマルコぐらいしかいない。
あのミカサの顔を思い出す度に俺の顔が熱くなる。
今まで恋をしたことはあったが一目惚れをしたことは1度もない。
一目惚れなんてちょっと恥ずかしいけど、俺はミカサに一目惚れをしたのだ。
ああ、やっぱり恥ずかしい。
また俺の顔が熱くなるのを感じた
- Re: 進撃の巨人 ミカサを惚れさせ隊 ( No.3 )
- 日時: 2018/08/18 17:28
- 名前: 青いりんご (ID: ASaifYF4)
《リヴァイside》
俺もガキの頃、親戚の集まりでミカサと出会ったことは今でも覚えている。
あれ以来ミカサとは会っていない訳だが、今日、再会することになった。
俺は中一の時から一人暮らしを始めたわけで、親からの仕送りで暮らしてきた。
だが、その親が病気にかかり仕送りが出来なくなったという便りが来た。
その便りと共に入っていたのがミカサの母親からの手紙だった。
ミカサがこっちに引っ越してくるらしい。
その新しい住居で一緒に住まないか、という手紙だった。
できれば自分の力でどうにかしようと思っていたのだが、中学三年ともなると勉強と仕事の両立なんて難しいと思いミカサの母親の言葉に甘えさせてもらうことになったのだ。
それが今日からで家の案内をしてもらうためミカサと帰ることになっている。
それで門の前で待っている訳だが、ミカサは覚えているだろうか。
そんなことを考えながら待っていると名前を呼ぶ声が聞こえた。
「リヴァイ!」
後ろを振り返るとそこには黒髪の少女が立っていた。
「お、お前、」
「ミカサ。忘れたの?」
幼い頃の面影は少し残っているのだが、中学生ともなると少し大人びたような姿になっていた。
「いや、とにかく帰るぞ。案内してくれ」
「わかった」
そう言って微笑むミカサを見て可愛いと思ってしまった。
俺は改めて、ミカサを見て思った
「気に入った」
- Re: 進撃の巨人 ミカサを惚れさせ隊 ( No.4 )
- 日時: 2018/08/18 18:04
- 名前: 青いりんご (ID: ASaifYF4)
《ミカサside》
今日一日楽しかった。すごく楽しかった。
優しい人たちばかりでクラスも明るい雰囲気で落ち着いた。
エレンやアルミン、ジャン、ライナー、ベルトルト、マルコ、コニー、アニ、クリスタ、ユミル、サシャ。
他にもたくさん友達ができた。
そしてリヴァイにも会えた。
そんな事を考えているうちにメールが届いたみたいで画面が光る。
誰からだろうか。携帯を手に取り確認する。
エレンからだ。内容を見てみると明日一緒に学校に行かないか、という誘いだった。アルミンも一緒にらしい。
いいよ、と打ちかけて手を止めた。
リヴァイはどうしようか、自分で行くだろうか…
そう考えているうちにドア越しにリヴァイの声がした。
「ミカサ、紅茶を入れたんだが飲むか?」
丁度いい。そう思って返事をする。
「飲む。じゃあ、下に降りるね」
「わかった」
階段を降りていく足音が聞こえ、私も部屋から出る。
リビングに入ると、机には紅茶の入ったカップが2つあった。
私は椅子に腰掛けると紅茶のカップを手に取る。
するとリヴァイも目の前の椅子に座って紅茶を飲む。
「おばさん明日帰るそうだ。」
そう言ってリヴァイはカップを置く。
お母さんはリヴァイのお母さんの入院している病院にお見舞いに行っている。
お父さんは転勤であまり家に居ないのだ。
「わかった」
そう言って返事をする。
明日のことを聞かなければ、そう思ってリヴァイに聞く。
「ねえリヴァイ、明日友達に一緒に登校しないかって誘われているのだけど、」
「友達って誰だ?」
まさかそんな質問をされるとは思ってもみなくて驚いた。
「いや、一応知っておいたほうがいいと思ってな。」
「エレンとアルミンって言う子なのだけど…」
「わかった。だが、まだあまり道とか慣れていなくてな、付いていってもいいか?」
「もちろん!」
「ありがとう」
そう言ってリヴァイは少し微笑む。
いつも怖い顔してるけど私にとっては優しいお兄ちゃんのような存在。
これからは毎日会えるのだ。改めて考えると嬉しくなった。
そんな事を考えながらリヴァイとのお茶の時間を楽しんだ。
- Re: 進撃の巨人 ミカサを惚れさせ隊 ( No.5 )
- 日時: 2018/08/18 18:47
- 名前: 青いりんご (ID: ASaifYF4)
《エレンside》
朝は中々起きられなかったりするんだが今日はすぐ目が覚めた。
母親のカルラは起きるのが遅い俺にいつもイライラしているが今日は上機嫌であった。
集合場所はいつもアルミンとの集合場所にしている俺の家の前の公園になっている。
ミカサも知っているらしいから安心なんだが、一緒に暮らしている俺らの先輩にあたる人も一緒に来るらしい。
一緒に住むぐらいだから女の人なんだろうけど。
そんなことを考えているとアルミンが来るのが見えた。
「おはようエレン」
「おう。おはよう」
そう言って挨拶を交わすと俺の隣の家から人が出てくるのが見えた。
うちの制服…?
よく見るとミカサだった。
声をかけようとした時、ミカサの後ろに男の姿が見えた。
ミカサ「おはようエレン、アルミン」
そう言って微笑むミカサ。
その後には昨日ミカサが言っていた一緒に住んでいる先輩だろう。
まさか男だったなんてな。
するとアルミンが口を開いた。
「ミカサ、そちらは?」
「ああ、この人はリヴァイ。」
「リヴァイだ。ミカサが世話になっているみたいだな」
「いえいえとんでもないです。僕はアルミン・アルレルトです。」
アルミンが自分の紹介をする。次は俺とばかりにアルミンが俺を見る。
「ああ、俺はエレン・イェーガーです」
そう言うとリヴァイ先輩が口を開く。
「エレンとアルミンか、よろしく」
睨まれているとしか思えない目付きで挨拶をされる。
するとミカサがリヴァイ先輩に向かって話しかける。
「リヴァイ、顔が怖い。」
「しょーがねえだろ…こういう顔だ。」
二人は少し楽しそうだった。
それとは裏腹に俺は少しモヤモヤするような変な気持ちだった。
「では、行こう」
そう言ってミカサは楽しそうに前に進む。
アルミンもリヴァイ先輩もミカサについて歩く。
やっぱり俺はあまり楽しめなかった。
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