二次創作小説(紙ほか)
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- 幻想郷の物語
- 日時: 2018/08/22 09:09
- 名前: にゃあこ (ID: s00TEuml)
神代那岐、外来人である。
彼女も含めもう一人の外来人や霊夢たちは様々な異変を
解決に導いていく。その中で彼らの過去も見えてくる。
双心異変 >>01-05
ちょっとしたいざこざならよし。だが最近のいざこざはいつもと少し
違う様子だった。
- 一触即発の人里 ( No.1 )
- 日時: 2018/08/20 21:03
- 名前: にゃあこ (ID: s00TEuml)
博麗神社に半人半妖である青年、幻魔天騎が訪れていた。
慧音からの伝言だと言って人里の現状を話した。
「そこまで喧嘩してんのか、人里の住民は」
魔理沙は呆れ気味にそう言った。だが人里だけではないのだ。
守矢神社へ続く道の途中で、時には妖怪同士が口喧嘩していた。
「零夜のところにも喧嘩していない人間たちが頼み込んでると
思うぜ?多分ここにアイツが…な?」
天騎が指差した方向から彼の予想通り天都零夜が歩いてきた。
「霊夢、少し手を貸してくれないか?」
「異変だって言うの?」
零夜が頷くと霊夢は長い溜息を吐いて仕方なさそうに零夜に
ついていった。
****
「じゃあ萃香、教えてもらうぜ?異変の黒幕、両面宿儺のことをな」
守矢神社内で萃香と響樹、那岐は向かい合っていた。
那岐は正座だが響樹は胡坐を掻いている。
「まぁ両面宿儺ってのは鬼神の一種さ。昔、私や勇儀で
コテンパンに倒したんだよ」
両面宿儺、名を宿儺凶阿は山の四天王に挑んでいき
倒された。どうやら彼は鬼の中では浮いていて萃香や勇儀を
倒して見返してやろうと考えていたらしい。
「…異変が成功し更に博麗の巫女も倒せば見返すことができる、とでも
考えたのかねぇ…」
「確実だね」
「あ!そういえば聞いたことあるよ。人間を殺そうとした人が
いたらしくてその人が殺そうとした人の額から角が生えて虐殺
されたって話」
萃香はそれを聞いて驚く。
「…凶阿かもしれないね。アイツは角を隠し理性的な性格の
一面<表>を持ち、好戦的で恐ろしい鬼の一面<裏>を持つ」
「もしかすると霊夢や零夜たちがすでに動いてるかもな」
響樹は冗談交じりでそう言った。萃香がサッと立ち上がる。
「ダメだ!二人は強いけど危なすぎる!すぐに私たちも行こう!
二人ともついてきてくれ、恐らくアイツはあそこに」
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