二次創作小説(紙ほか)
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- おそ松さん好き集まれ〜
- 日時: 2018/08/27 14:56
- 名前: さくき (ID: 3h.gdFM2)
皆さんでおそ松さんの小説を書いていこうというスレです!参加自由ですが、下の注意書きは守ってください!
●BL&GL禁止(カップリングはなしで!)
●NL、コンビ松はOK(おそトトとか、速度松とか)
●派生OK
●系統自由(嫌われ、鬱、ギャグ)
みんなで楽しみながら小説を書いていけたらと思っています!皆さんの書きたい小説をどしどし投稿していってください!質問とかあれば遠慮なくどうぞ!
よろしくお願いします( ´ ▽ ` )ノ
さくき「おそ松がおじさんと再開する話」
>>1
- Re: おそ松さんの小説書いていきまshow ( No.1 )
- 日時: 2018/08/26 19:17
- 名前: さくき (ID: 3h.gdFM2)
注意:東郷さん(おじさん)出てきます
「おそ松がおじさんと再開する話」
主人公:おそ松
「あぁ〜、今日も負けちゃった〜。まぁ次こそ勝ってやるからいいけどね〜」
平日の真昼間。同年代の者ならクーラーのきいた職場でデスクワークに励んでいるであろう時間に、おそ松は一人、パチンコ屋から出てきた。
最近はいつにも増して負けが続き、親からくすねた軍資金も底をついていた。
「せっかく新台入れ替えだからってきてやったのにさぁ〜!」
新台入れ替えであろうがなかろうが、ここ最近毎日足を運んでいるおそ松にとってはあまり変わらないが、それであっても金がなくなったことでのダメージは大きい。誰も責めることのできない虚しさが空を仰いでいた。
「んぁ!?」
ふと気付き、尻ポケットに手を入れて、それからパーカーのポケットにも手を突っ込む。
「ない、、、!?」
財布がない。おそ松の顔から血の気が引いていく。幸い中身は使い切っており、ビタ一文も入ってはいないが、それでも財布がないのは非常に不味い。このまま家に帰れば松代に大目玉をくらうだろう。そしたら当分お小遣いは、、、。怖い。怖すぎる。おそ松は考えただけでゾッとした。冷や汗が止まらない。とにかくこのままではいけない。財布の場所は、、、。
「くそっ!!」
おそ松は吐き捨てるように言うと、パチンコ屋の中に入っていった。
ガシャガシャと騒がしい店内で、きっちりと配列されたおびただしい数のパチンコ台を掻き分け、自分が座っていたであろう台の前に立つ。
「あった!」
幸い誰も座っておらず、おそ松のものである松マークが縫い付けられた茶色の財布はすぐに見つかった。おそ松が安堵の息を漏らすと、その横でパチンコを打っていた中年男性が大当たりをきめていた。横目に見ていたおそ松は思わず感心したが、打っている当の本人は眉一つ動かさずにタバコを吹かしている。
ーん?このおっさんさっきいたか、、、?
おそ松が打っていたときは左側に、頭が薄い、メガネをかけた太ったおっさんがいたが、このおっさんはおそ松が座っていた位置の右隣に座っている。おそ松が最初に来てから、一旦帰るまで、右には誰も座っていなかったはずだ。
つまり、おそ松が出てからまた戻ってくるまで短時間で、来て早々に大当たりを決めているのだ。たまたまだろうか、、、。そう考えている間にも、そのおっさんはさっきから物凄い勢いで勝ちまくっている。ジャラジャラと、どんどん球がカゴの中にたまっているのだ。
ーもしかして、パチンコのプロってやつ?本当にいたの?
見た目は目つきが悪そうなおっさんだが、もしかしたらこれが噂のパチンコのプロってものなのかもしれない。興味をそそられたおそ松は数歩下がって、そのおっさんを少し観察した。というのも、おそ松はこのおっさんをどこかで見たことがある気がしてならないのだ。黄土色のベースにキャメル色のチェックが入ったヨレヨレのスーツ。痩せ気味で、腕が長くて、その指は細く骨張っている。その後ろ姿には見覚えがあったが、何故か思い出せない。自分がまだ幼かった時の記憶。それは思い出すのを拒むかのように、喉元あたりまで出かかっているにもかかわらず、そのあと一歩を踏みとどまっている。忌まわしい。トラウマ。パンドラの箱。
おそ松がおっさんをずっと見ていると、さっきからずっと、微塵にもこっちを見なかったおっさんが口を開いた。
「おい坊主。何の用だ」
その声は、確かに耳にしたことがあった。ぶっきらぼうだが、それでも、自分にとっては甘く懐かしい声。おそ松が何も答えずにいると、おっさんはタバコを咥えたまま振り返った。
「だから何のようだってっ、、!?」
おっさんはおそ松を見た瞬間目を見開いた。それはおそ松も同じだった。目が合った瞬間、おそ松はすべてが繋がった。そして、おそ松の口から自然と言葉が零れた。
「おじ、、、さん、、、」
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