二次創作小説(紙ほか)
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- 零−白き翼−
- 日時: 2018/09/21 19:02
- 名前: にゃあこ (ID: s00TEuml)
首にかけた白い翼を模したネックレス。
それがいつからあったのかどこで手に入れたかは分からない。
些細な謎を追っていく中、見つける過去。
◇◆◇◆
零シリーズのゲーム二次創作。知ってる人いるのかな〜?
- 零話 三人が村へ向かう理由 ( No.1 )
- 日時: 2018/09/21 19:21
- 名前: にゃあこ (ID: s00TEuml)
この首飾りはどうやら翔光村という場所の有名なモノらしい。
それを今は亡き母から聞いた少女、立花友実は興味本位で
その村へと足を踏み入れる。
****
微かに残る記憶は災厄から逃げていたときの記憶。
何故あんなことが起きたのか原因を調べたいと思った青年、
飛鷹良哉は村へと足を踏み入れた。
****
村の存在感が消える前日、傷だらけで災厄から逃げていた。
青年、大空貴斗は怪我の原因を調べるべく
その村へと足を踏み入れた。
- 村へ ( No.2 )
- 日時: 2018/09/21 19:49
- 名前: にゃあこ (ID: s00TEuml)
ここが何県か、なんてのは関係ない。私には記憶がない。
ぽっかりと穴が開いたように。
「…?これは」
私は足元に転がるカメラを手に取る。普通のカメラとは少し
形が違うような…。形が違うだけでレンズがついている辺り
普通のカメラと同じだろう。近くにカメラを向ける。
私は驚いてシャッターを押してしまった。貞子のような霊が
悲鳴を上げ消えた。どうやらこのカメラには除霊的なことが
出来るようだ。
『…み…もみ』
振り返ると半透明の暗い青髪の青年が立っていた。
『友実…守る…それ、お守り』
彼が指差していたのは白い翼を模したネックレスだった。
これがお守り?
『僕…ずっと守る…友実、僕のこと救ってくれた』
そう言い残し彼は消えてしまった。今は無い記憶の中で私は
彼と何らかの関係を持っていたということだろうか。
私が彼を救った、とはどういうことなのだろうか。
深く考えるのはやめた。探索すれば何でも分かると思う。
村の案内版を通り過ぎ中へ進む。大きな館が立っている。
「ここは…」
頭の中にフラッシュバックする。似たような建物を私は
見たことがある。
「この中に…もしかすると何かある…?」
ドアノブに手を掛けそのまま中へ進んだ。
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