二次創作小説(紙ほか)
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- 奴良組の隣
- 日時: 2018/09/22 14:27
- 名前: にゃあこ (ID: s00TEuml)
福音朔夜が住む家は奴良組本家の隣。
彼女の先祖は彼らと仲が良くその縁は今も続き朔夜も奴良組の
妖怪たちとは仲が良かった。
◇◆◇◆
ぬらりひょんの孫、二次創作
- ぬらりひょんの義兄弟 ( No.1 )
- 日時: 2018/09/22 17:10
- 名前: にゃあこ (ID: s00TEuml)
「何、これ?拳銃と銃弾?」
朔夜は母からその二つを受け取った。
「護身用武器、明妖銃って言ったかしら?持っていなさい」
そう言われ朔夜は拳銃を締まった。
彼女が奴良組本家へ上がると何やら忙しそうだった。
「あ、あの夜霧さん」
朔夜は通りかかる青年、夜霧に声を掛けた。真っ赤な短髪に
額から伸びる二本の角、彼は鬼である。
「朔夜か…どうした」
「あのどうしたはこっちの台詞で、何かあるんですか?」
「鬼門組の総大将らがここに来るんだとよ。で宴をやるんだって。
…お前も来るか?」
そう言われ朔夜は頷いた。夜霧も元はその鬼門組の一員だったらしく
その総大将に世話になったという。
「あ、朔夜ちゃん!」
「おぉ丁度良い朔夜お前も宴に参加していけ。福音家だと分かったら
志鬼も驚くこと間違いなしだ」
リクオの祖父ぬらりひょんもまたそう言った。どうやらその志鬼
という男が鬼門組の総大将らしくぬらりひょんの義兄弟だという。
すでに部屋にはたくさんの料理が並べられていた。
****
夜の道を二人の男たちが歩いていた。
「アイツを見るのは何年振りだったか…楽しみだねぇ」
「それにあっちには夜霧もいるんだろ?どれほどになったのか
俺は気になるけどな」
赤茶の短髪、黒い二本の角、その男が鬼門組総大将・志鬼。
青髪、二本の角、その青年が付き添いの悠鬼。
二人が今、奴良組本家へ到着した。
- 宴の鬼 ( No.2 )
- 日時: 2018/09/22 17:54
- 名前: にゃあこ (ID: s00TEuml)
「総大将、どうやら来たようですよ」
牛鬼がぬらりひょんに向けてそう伝えた。
「ふむ…リクオ、朔夜、夜霧、ここへ連れて来い」
「へ!?私も…ですか」
仕方なく朔夜は二人と玄関へ向かった。
「よぉ、久しいな夜霧」
「志鬼様、悠鬼さん…そうだな」
二人を中に入れる。
「そうかリクオがぬらりひょんの孫か」
****
宴が開かれた。夜になっていることもありリクオの姿は変わっている。
「やっぱり孫だな!姿形、そっくりだ!」
「当たり前だろう。わしの孫じゃぞ」
志鬼は喉を鳴らし笑う。彼の視線は朔夜に移された。
「んで、こっちの嬢ちゃんも随分と似てるなぁ名前、なんて言うんだ?」
志鬼は朔夜の隣に移動する。
「ふ、福音朔夜、です」
志鬼と悠鬼は「福音…」と呟くとすぐ驚いた。
「永華の子孫か!!そうかそうか!ホントに久しい顔ばかりだねぇ。
数百年振りってところか」
数百という数字に朔夜は少し驚いた。そこまで生きているとは
やはり妖怪である。
「そういやぁ人間からみりゃあ、数百ってのぁとんでもねえ
数だったな」
ほとんどが眠ってしまい静かになる。朔夜も眠っている。
縁側に座りぬらりひょん、リクオ、志鬼は三人並んでいた。
「そういえば…夜霧はどんな感じなんだ?」
「…今は朔夜を守らせてる。力もついてる、下手したらお前を
超えてるかもしれんぞ」
ぬらりひょんがそう言うと志鬼は嬉しそうに笑った。
「ハハッ!そうか!俺を超えるかもしれない、か!良いじゃねえか、
一度ぐらい久しぶりに手合わせしたいもんだねぇ…なぁ夜霧」
夜霧は志鬼の前に拳を出す。
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