二次創作小説(紙ほか)

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ぬらりひょんの孫
日時: 2018/09/28 17:50
名前: 白銀 (ID: vlinVEaO)

皆さんこんにちは。白銀です。
今回はぬらりひょんの孫の夢小説を書いていこうと思います。
↓どうぞご覧ください。






長く白い髪を靡かせリクオは走っていた。息を切らしはやる気持ちを抑えて。
リクオがそれを聞いたのは学校から帰り、日も暮れてくるころだった。
首無が息せき切らしながらリクオの部屋に駆け込む。
「首無?そんなに慌ててどうしたの?」
「ぜ、鴆様が!」
「鴆くん?今来てるの?」
「い、いえそうではなく鴆様御自身の屋敷内にて倒れられたそうです!」
「何だって!?すぐに向かう!」
「ですが・・・・鴆様御自身がリクオ様をこちらに向かわせるなとのご指示が・・・・・・」
「鴆くんが何を言おうと、僕は・・・・いや、俺は行くぜ」
いつの間にかリクオの姿は夜の妖怪の姿になっていた。
「リクオ様・・・!」
「じゃあ行ってくる」
首無の制止の言葉も聞かずリクオは外に飛び出した。
リクオが向かっているとき、鴆は布団に運び込まれ眠っていた。
「ようやく落ち着いたか・・・・・」
部下が安堵する。
鴆の体調はここのところ良好だった。咳き込むことも少なかった。
少しでも体調が良ければいいと思っていた矢先の出来事だった。
鴆が部下たちに息抜きという名目で自分以外を屋敷の外に出した。
(普段苦労かけちまってるからな・・・・・たまには息抜きしてもらわねぇと)
そんなことを思いながら廊下を歩いていると突然胸が苦しくなり激しく咳き込んだ。膝をつき落ち着かせようと深呼吸するがよくなる兆候は見られない。
視界が狭まり意識が遠のく。そしてそのまま鴆は倒れてしまった。
部下が返ってきたのは数時間が経過した後だった。
「鴆様、ただいま戻り・・・・・・・鴆様!?」
鴆はそこに倒れたまま動かない。大至急鴆を部屋に寝かせ処置を施した。
鴆は吐血していた。それをぬぐい少し落ち着いたところでリクオに電話しようとしたとき、
「リクオはここに来ようとするだろうから、来るなと伝えておけ。いいな」
それだけ言うと鴆は眠りについた。そして今に至る。
リクオは屋敷内に入り鴆を探した。
「若!?いけません、鴆様がここに来るなと申しておりました!」
「ンなこと分かってる、だからって大人しくしてられるかよ、鴆はどこだ」
リクオの威圧に気圧され部下は案内した。案内された部屋まで行くとリクオはそっと覗き込んだ。
「・・・・・・・・・・・・」
鴆は静かに眠っていた。リクオは中に入り、鴆の枕元に座った。
「無事でよかった・・・・・・・」
「う・・・・ん・・・・・・・・・・」
鴆がうっすらと目を開ける。
「鴆!わかるか?お前の部屋だ」
「リクオ・・・・お前、来るなって言ったのに」
小さな声であきれるようにつぶやいた。
「来るなって言われてこねぇやつはいねぇよ。それに俺とお前は盃を交わした義兄弟じゃねぇか」
「ふっ・・・・・・少し体調を崩しただけだ、大したことねぇ。わざわざ本家に連絡なんぞ入れなくたってよかったのによ・・・・・」
「連絡入れてくれて助かった。お前が倒れたって聞いて駆け付けたんだ。お前にはまだ死なれちゃ困る。俺はまだ三代目を継いでねぇんだ。お前には見届けてもらう」
「あぁ、当たり前だ。三代目を継ぐまで俺ぁ死なねぇよ。交わした盃に誓って必ず守る」
鴆が伸ばした手をリクオが強く握る。義兄弟の絆をさらに強くした瞬間だった。















あとがき
初めてやらせていただきました。満足していただけたでしょうか?
次回、お楽しみに


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