二次創作小説(紙ほか)

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雨とペトラ
日時: 2018/09/30 20:58
名前: バケツ (ID: .OVIgGEm)


※これは雨とペトラというボカロを自己解釈したものです。
 語彙力はご理解下さい。




この街には何も無かった。



全て神隠しされたように。


それでも



雨だけは降っていた。

Re: 雨とペトラ ( No.1 )
日時: 2018/09/30 21:10
名前: バケツ (ID: .OVIgGEm)



私は、その街を歩いて少し経つ。
勿論、人は居ない。空っぽだ。

唯一あるのは、街を覆う建物と「私達」だけだった。



あぁ、それは私の仲間だ。幸いにも神隠しに遭わなかった人だ。



彼は言った。

「いつか空は灰になって落ちる。」



その時幼かった私は、信じていたんだ。彼の言葉を。

Re: 雨とペトラ ( No.2 )
日時: 2018/09/30 21:17
名前: バケツ (ID: .OVIgGEm)


私は街灯だけが灯す道を、ただただ歩いたんだ。



自分に居場所は無いんだと、言い聞かせるまで、歩いたんだ。




ようやく現実が自分の頭に追いついてきたらしい。





ただ、私は



少しだけ先の景色が見たいだけなのにな...

Re: 雨とペトラ ( No.3 )
日時: 2018/09/30 21:27
名前: バケツ (ID: .OVIgGEm)


雨が降る。



恵み...いや、喪失の雨が。



枯れてしまった私の頬の色すら、消してしまうんだ。



目を瞑る事さえ出来ない私を




どうか、笑い飛ばしてくれないか。



神隠しはごめんだよ。


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