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二次創作小説(紙ほか)
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- 【リクエストより】貴方と私のRequiem
- 日時: 2018/10/05 21:54
- 名前: ミク (ID: ykFYs.DE)
Requiem:
・死者のためのミサ。
・そのために作られた曲。
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こんにちは〜、ミクです。
今回はリクエストより頂きました題名をフル活用して小説を書きます。
これはなんとしてでも完結させなければ......
テストで疲れてますが、頑張ります!
- Re: 【リクエストより】貴方と私のRequiem ( No.1 )
- 日時: 2018/10/05 22:03
- 名前: ミク (ID: ykFYs.DE)
「失礼しまーす」
相変わらずの傷だらけの足を引きずるようにして、部室に入ってくる彼。
嗚呼、またか、と椅子に座った私が見上げると、いつものように
困り顔で微笑む。
彼とは....学校一の変わり者と呼ばれる、竹末司(タケスエ ツカサ)のことである。
「また、死に損ねちゃった」
頭を掻きながら私を残念そうに見つめる。
司の声は広い部室に響き渡る。
「今日死ねたら君が作ってくれた曲をすぐに聞くことができたのに」
「僕は何でこうも何事も成功しないんだろう....」
「君が手伝ってくれたらなあ」
正常である私が聞くに耐えない言葉が紡がれる。
- Re: 【リクエストより】貴方と私のRequiem ( No.2 )
- 日時: 2018/10/07 16:49
- 名前: ミク (ID: BdM.OEZp)
「......いい加減にしてくれる?」
静かに響いていた彼の声に私の声が重なる。
「その言い方じゃ私の歌が原因で貴方が自殺する、みたいになるじゃない」
「あってると言えばあってるけど?」
「これは、私が人生のうちの何分の1かを使って作ってる曲。貴方にそんなこと言われ
たくはない」
「僕が作ってって頼んだけどね?」
「はいはい、分かったって」
猛犬のように私の言葉に食いついて来る司を落ち着かせるため、今回は私が折れる。
彼と一日の何分の1かを過ごすのなら、これは、当然のことだ。
.....死にたがりの彼は変わり者だから。
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