二次創作小説(紙ほか)

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武装探偵社【言の葉探偵】
日時: 2018/10/17 17:53
名前: にゃあこ (ID: s00TEuml)

金子三鈴、異能力【みんな違ってみんないい】

あらゆるものから浮き、どんな異能力からも干渉できない。

境界を操り、浮く異能力である。


Re: 武装探偵社【言の葉探偵】 ( No.1 )
日時: 2018/10/17 18:42
名前: にゃあこ (ID: s00TEuml)

三鈴は武装探偵社、社長である福沢の前に立っていた。

彼女が探偵社に入ることになった理由、それは彼女の隣に立つ

青年、勧武陵かん・ぶりょうという日本人と中国人のハーフである

彼が三鈴をこの探偵社で働いてみないかと提案したからだ。

福沢「武陵が彼女を?」

武陵「勿論、俺の目に狂いはないですよ。なんたって三鈴の異能力は

ハイブリッドでさ、ありとあらゆるものから浮き影響を受けない!

そして存在感を限界まで消したりできるんだぜ!」

武陵の異能力【勧酒】圧力操作、ありとあらゆる圧力を強くしたり

弱くしたりできる。

福沢「分かった。探偵社員になることを認めようだが…

分かっているな」

三鈴以外の全員がゴクリと息を呑む。

「キャァァァァァァ!!?」その声で全員が反応する。

声がした部屋をそっと覗くと一人の女性を後ろから男が拘束している。

その手には何かのスイッチが握られている。

国木田「あの男…いつの間に!?」

太宰「僕たちがいなくなったところを狙って来たね」

中島「…?そういえば三鈴さんは…何処に」

彼の一言で全員が彼女がいなくなっていることに気が付いた。

武陵「あ、オイ!あそこ!アイツ異能使って忍び込みやがった!」

存在感を薄くし密かに男の背後に回った三鈴、そのまま彼の手から

スイッチを奪い取った。

三鈴「よし!怪しいスイッチ回収完了!!」

全員が「おぉ」と声を上げる。福沢が微笑んだ。

???「…入社試験合格、ですよね?社長」

福沢「あぁ…当たり前だ」




Re: 武装探偵社【言の葉探偵】 ( No.2 )
日時: 2018/10/18 17:44
名前: にゃあこ (ID: s00TEuml)

[へぇじゃあ三鈴はこれから探偵ってこと?]

電話相手は三鈴の友人だ。

三鈴「まぁそういうこと。色々さ応援してくれてありがと、

助けてもらってばかりだしさ、何かあったら頼ってよ?」

[うん、頼りにしてる。お祝い、持っていくね]

そう言って友人は電話を先に切った。

ナオミ「ねぇ三鈴ちゃん、早くこの服着てみてよ!」

ナオミが持っているのは両親が準備してくれた服だ。

三鈴「そうだよね…着ないままでいるのはもったいないし」

三鈴は別の部屋でその服に着替えた。青のYシャツに黒のカプリパンツ

ヒールが低いショートブーツだ。

ナオミ「わぁ、似合ってる!三鈴ちゃんって可愛いっていうよりは

カッコイイっていう感じなのよね…」

三鈴「そう言ってもらえると嬉しいです。あ、私、この後友人と

会う予定なので…」

三鈴は外に出た。

[三鈴!!]

三鈴「ごめーん!少し遅れたかも」

そう言って三鈴は彼女の隣に立って歩いた。

[三鈴、なんかカッコいいね]

三鈴「私?多分、服の雰囲気でしょ」

楽しそうな会話中、三鈴の第六感が警鐘を鳴らす。三鈴は人差し指を

立て友人の手を握った。

三鈴「異能力、みんな違ってみんないい」

存在感が薄くなり、周りの人間は二人の存在に目もくれなくなる。

[三鈴?何、どうし…!!?]

友人の真横を黒い獣が横切って、戻っていく。

三鈴「…ここから離れよう…大丈夫、私を信じて」

[…分かった私は信じるよ。三鈴は探偵だもの。三鈴の言うことは

絶対守るよ]

二人は頷き合い、ここで別れた。

二人を狙ったのは…。

三鈴「(ポートマフィア幹部、芥川龍之介…さっきの黒い獣、聞いてた

話と一致してるし多分そうなのかも…)ハァ‥‥」

三鈴は大きく息を吐いた。

全く楽しみだったことがぶち壊された、と…。

Re: 武装探偵社【言の葉探偵】 ( No.3 )
日時: 2018/10/18 18:19
名前: にゃあこ (ID: s00TEuml)

三鈴「えぇ!?私に太宰さんを見つけて連れて来いと!?」

突然、姿を消した太宰治。泉鏡花という少女がやってきてから

彼の姿を見ていない。

国木田「社長の命令だ。それに潜入捜査はお手の物じゃないのか?」

宮沢「そうそう、それに乱歩さんが太宰さんの居場所を掴んだって」

地図が渡される。

三鈴「はぁ…まぁ出来る限り頑張ります…」

与謝野「初の大仕事よ、頑張って来なさい!三鈴、アンタの異能力だけが

アイツを探し出せる鍵なんだから。大丈夫よ危なくなったらアイツが

助けてくれるはず」

与謝野晶子に渇を入れられ三鈴はやる気が出てきた。黒いジャケットを

着た三鈴はとても頼もしくクールな女性に見えた。

三鈴「じゃあ…行ってきます!」

そう言って三鈴は部屋を出ていった。

目的地まで到着し異能力により存在感を薄くする。監視カメラも

潜り抜け耳を立てていた。

太宰さんは…地下に?

三鈴は廊下を駆け地下へ急ぐ。そこには先客がいた。

三鈴「(芥川龍之介!?しまった〜私ってばこっちのこと考えてない!!)」

芥川とすれ違い、三鈴は太宰の元に駆け寄り能力を解除する。

太宰「君は…」

三鈴「三鈴です、福沢さんたちに頼まれて来ました」

太宰「そうか…君は私の守護霊か…」

「守護霊って」と苦笑していると太宰は三鈴に能力で隠れて

良いと言うまで姿は見せるな、という。

太宰「君を試させてもらうよ。大丈夫、君なら…」

階段から降りてきた男を見て太宰の顔が引き攣る。相当嫌いな

人物のようだ。

中原「良い眺めじゃねーか太宰」

太宰「最悪、うわ最悪…」

中原「芥川は騙せても俺は騙せねーぞ。お前の元・相棒だからな」

元・相棒という言葉に三鈴は反応する。つまり太宰治は元々

マフィアだったということか。



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