二次創作小説(紙ほか)

■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
 入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)

図書館の召喚士
日時: 2018/10/27 17:59
名前: にゃあこ (ID: s00TEuml)

ある図書館の館長から戸神愛良とがみあいらはある鍵を

渡された。その鍵は召喚士だという証明書のようなものだという。

Re: 図書館の召喚士 ( No.1 )
日時: 2018/10/27 18:28
名前: にゃあこ (ID: s00TEuml)

愛良「こんにちは館長さん」

中年の男性が此方を向いて「こんにちは」と返した。

彼は館長だ。

館長「そうだ君に頼みたいことがあるんだ。いいかい?」

そう言われて愛良は彼の背中を追う。図書館の奥、倉庫の中へ

行くと館長は首に掛けていた鍵を愛良に手渡した。

館長「私はもう年だからね、こんな大仕事はできないよ」

愛良「え?大仕事?」

館長「君には召喚士になってほしいんだ」

召喚士、現実世界では聞き覚えの無い言葉だ。

館長「本の内容が消え始めているんだ。勿論それはこの世界では

ほとんど害はない。でも本の中の主人公たちには害がある。

君に任せたいんだ」

愛良はそのまま鍵を受け取った。その後、鍵の使い方も教わった。

<召喚士>
文豪の鍵を持ち、この世に文豪を召喚する人物。

<文豪の鍵>
文豪をこの世に召喚するための道具。他の鍵とは違い白色をしている。


Re: 図書館の召喚士 ( No.2 )
日時: 2018/10/27 18:50
名前: にゃあこ (ID: s00TEuml)

館長「もう年だからね。この図書館を暫く頼むよ愛良ちゃん」

愛良「あ、はい。分かりました」

館長は愛良にそう言ってから図書館を出た。何かが落ちる音が

して愛良は落ちている物を見た。

愛良「ホッ、本が落ちただけか、よかった〜」

愛良が本に触れると本が勝手に開いた。そこから放たれる眩い光に

愛良は目を伏せる。暫くして目を開くと本はすでに棚へと戻っていた。

???「あれ?召喚士さん変わったんだ!しかも女の子なんだね」

愛良はゆっくり目線を上へ向けた赤いメッシュの黒髪をした青年が

彼女を見下ろしていた。

愛良「貴方は…まさか…!」

さっき落ちていた本を見た。題名は「人間失格」作者は「太宰治」

つまり、だ。目の前にいる男は…。

???「そう君の予想通り俺が太宰治だ」

愛良「えッ———!!?」

愛良の声が図書館内に響いた。

太宰「図書館内では声を上げちゃダメなんじゃないの?」

愛良「あ、そうだった。じゃないって!」

ムキになる愛良を見て太宰が腹を抱えて笑う。

太宰「君に鍵が渡された、ということは何か起こったんでしょ?

俺には分かる。君はここの館長に何かを任されたんだろ?」

愛良「実は…」

愛良は説明した。太宰は彼女の話を折ることなく聞いていた。

太宰「本の内容が、ねぇ…内容があやふやになったとかじゃなくて

人間の記憶から消え始めてるんじゃない。まぁいいや。そのことに

手を貸せってことか」

愛良「まぁそうなるね。私もあまり詳しいことは把握してないから」

太宰「一から調べなきゃいけないってことか」

愛良「…もしかするとこういう名作が重要なのかも…」

愛良はボソッと呟いた。


Page:1



小説をトップへ上げる
題名 *必須


名前 *必須


作家プロフィールURL (登録はこちら


パスワード *必須
(記事編集時に使用)

本文(最大 7000 文字まで)*必須

現在、0文字入力(半角/全角/スペースも1文字にカウントします)


名前とパスワードを記憶する
※記憶したものと異なるPCを使用した際には、名前とパスワードは呼び出しされません。