二次創作小説(紙ほか)
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- ぬらりひょんの孫 【もう一人のぬらりひょん】
- 日時: 2018/11/09 20:56
- 名前: マシュ&マロ (ID: 1.h02N44)
どうも、マシュ&マロです♪
知ってるという方も知らないという方にも楽しんでくれるような作品ができたら幸いです!
(私の文才は低いですが、最後まで見て頂けたら嬉しいです。)
- Re: ぬらりひょんの孫 【もう一人のぬらりひょん】 ( No.1 )
- 日時: 2018/11/09 22:55
- 名前: マシュ&マロ (ID: 1.h02N44)
これは、ある晩の話だった....。
何気ない日常が過ぎ去り夕暮れが赤々として照りつけている奴良組の総本山、そこに誰かが訪ねてきたのか門を叩く音が聞こえてきた。
「おー何だ何だ、こんな時間に一体誰が・・・・・。」
門からの訪問客を迎えようと現れたのは見回りの途中である奴良組の特攻隊長こと“破戒僧・青田坊”本人だった。
大柄な体格に相応しい大きな手で門を引いた青田坊、だが....。
「あれ?、おっかしいなぁ〜」
・・・・・門の外を見て困り果ててしまっている青田坊、その眼中の先には誰もいない石畳の階段だけが普段と変わらずあった。
「ア”?、俺は狐にでも化かされてるのか・・・・・・。」
ーーゾク ッ !!
微かにだが青田坊は畏れを感じた。そして“ある人物”の事が思いよぎってきた。
「総大将っ!、いい年して俺をからかわないで下さいよ」
少しばかり苦笑いをしてみせた青田坊、そして辺りを見回してみたやはり総大将の姿は見受けられなかった。
「はて?、さっきのは俺の勘違いなのか...?」
「おい青田坊、何をぼさっと立っているんだ?」
「おお首無か、さっき総大将が帰って来なかったか?」
「なに馬鹿を言っているんだ青田坊、総大将は先程からあっちの方の縁側に座っているぞ?」
「え?、そんじゃ俺が感じたのは誰のなん・・・・・・。」
「そんな事はいい、見回りを続けるぞ」
「んー、そうだな首無....。」
渋々とだが自分に言い聞かせるように頭を擦ると、また周囲の見回りを始めた。
また誰もいなくなり通ると言ったら屋敷内の廊下を走り回っている小妖怪達だけだった。
だが......、
(ふむ、奴良組も案外間が抜けた奴らだな)
だが、一人そんな事を言う人物も確かに居たのであった。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「おじいちゃ〜ん、居ないの〜・・・・。」
まだ夕日が沈まずリクオの顔の半分を夕焼けが照らしていた。すると後ろで誰かの声が聞こえた。
「いいのか、後ろを取られてるぞ?」
「へっ....誰..?」
ーースピンッ!!
「うわっ!!、危ない!」
慌てた様子で横へと飛び退いたリクオ、襖を突き破った先には空室といった空間だけがありリクオは息を整えると出来るだけ冷静に立ち上がった。
「誰っ!?、奴良組の皆ではないよね!?」
「折角、奴良組の噂を聞いて来てみれば次期候補がこれでは明日も不安というものだな」
「姿を見せてっ!、出来る事なら穏便に済ませたい」
リクオの声に続くように姿を現したのはリクオ自身と同じぐらいの小柄な妖怪だった。だがその特徴がある白い長髪を見てリクオは驚いてしまった、それは正しくぬらりひょんの姿だったのだ。
「ぬらり....ひょん.......。」
理解ができず困惑していると目の前にいたはずの妖怪は消え、リクオの体は宙を飛んでいた。
「えっ!、ちょ! ちょっとッ!!」
ーーボフンッ!!
リクオは秋の枯れ葉が積もった場所に墜落したようで、淡々とした草履の音と周辺の慌ただしい足音が近づいて来ていた。
「若ッ!!、ご無事ですか!!?」
「・・・・・・。」
リクオ自身からの返事はない、そして周りに集まった者達はリクオのいるとおぼしき場所に歩み寄ってくる人物に視線を奪われていた。
「嘘.....まさか...ッ!!。」
雪女の氷麗を始めとした大小どちらの妖怪からも言葉の口々に驚きの声を抑えきれずに漏らしていた。
「奴良組...。もうちょっと骨があるのかと思ってたら期待外れだったな」
妖怪はそう言って片手を振り上げると何処とも知れずに一振りの刀が現れた。
「それじゃあ、さようなら。奴良リクオくん....。」
下の盛り上がった葉の山を見下ろしている刀には今日も綺麗な“月”が妖艶に映っていた。
ーーピキンッ!!
振り落とした直前、宙を舞ったのは人の血ではなく刀の破片であった。
「おいおい、昼の俺を散々と扱ってくれたな」
「おお!!、リクオ様ッ!」
周囲から歓極まった歓声が挙がりリクオや目の前の妖怪がいる地面が震えた。
だがリクオはそれを片手を上げて周囲を鎮めると何処からか自身の所持している妖刀である祢々切丸 (ねねきりまる) が飛んできた。
「おう、ありがとな鴉天狗」
リクオはそう言って頭上を旋回している妖怪に礼を述べると再び目の前へと視線を戻した。
「おいテメェ、また俺らの組に何の用だ」
「・・・・・鴉天狗か、私の住んでた所でも見かけた事があるな」
「ハァー、話が通じねぇらしいな」
するとリクオの周囲に畏れが溢れ出し周りの妖怪達を圧倒した。しかし目の前の人物だけは眉を一つも変えずにただ立っていた。
「お前も私と同じなんだな」
そう言ったか同時に相手からも畏れが沸きだし、二人の姿が周りの者達には徐々に薄まっていく様に見えたのだった。
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