二次創作小説(紙ほか)
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- 死ぬ気でマフィア!
- 日時: 2018/11/11 20:14
- 名前: 虹原虹 (ID: s00TEuml)
ツナたち10代目の時代から数十年後の現在。
引っ込み思案な沢田要はある日、家庭教師を名乗る赤ん坊フィーロが
やってきた。その日から彼女はボンゴレ12代目となるため様々な
事に立ち向かっていく。
- Re: 死ぬ気でマフィア! ( No.1 )
- 日時: 2018/11/11 20:47
- 名前: 虹原虹 (ID: s00TEuml)
その日、突然黒いスーツにカメレオンを連れたフィーロという
赤ん坊はやってきた。
要「えっと家庭教師、だっけ…」
フィーロ「そうだぞ。俺は家庭教師ヒットマン・フィーロだ!」
そして…とフィーロが続ける。
フィーロ「お前はブラッド・オブ・ボンゴレだぞ。ボンゴレファミリーの
ボスになるんだ」
ボンゴレファミリーボス二人目の女性だという。どうやら要には
ボンゴレボスの血が流れているという。
要「そういうことを突然言われても、ね…とりあえず保留に
させてくれないかな?今すぐってワケでもないんでしょ?」
フィーロ「まぁな。でもこれからはここに居させてもらうぞ。
要の家庭教師としてな!」
この日からだ。要がマフィア絡みの出来事に巻き込まれていくのは…。
- Re: 死ぬ気でマフィア! ( No.2 )
- 日時: 2018/11/12 17:58
- 名前: 虹原虹 (ID: s00TEuml)
帰りの支度をしている途中、学校全体に放送が流れた。
『えー最近、不良生がいるらしく暴力沙汰が増えているので
帰宅するときは気を付けてください』
気を付けても何もないと思うんですけど…。放送の内容を頭の
片隅に要は何冊も教科書が入ったカバンを背負って校内を出た。
といっても友だちと話し過ぎて道を歩いているのは自分だけだが。
フィーロ「要にもちゃんと友人はいるんだな」
要「いや友人ぐらい私にだっているよ。勝手にボッチ扱いしないで」
???「おっ、JC見っけ」
要「いやJCなんてこの辺り珍しくもなんと…も…」
要の顔が真っ青に染まる。ガラの悪そうな高校生だ。彼らが
放送で言われていた不良だろうか。偶然なのか必然なのか…
早く帰りたいが周りを囲まれている。
不良1「どうにか言えや、コラ」
不良2「大人しくしたほうがいいぜ?」
要「え、でも…」
つい最近、フィーロに言われたことがあった。
フィーロ『はっきり意思表示しないと誤解を生むぞ。嫌なら嫌と
言わないともっと面倒なことになるぞ』
フィーロは親指を立て笑顔で要を見守っている。
要「えっと…すみません、私は帰りたいです」
不良たちの額に青筋が浮かぶ。一人が拳を振り上げた。「ひぃっ!」と
声を上げカバンを前に頭を手で覆った。だが拳が落ちてくることは
なかった。後ろから振り上げられた拳を握るもう一人の姿があった。
焦げ茶の短髪に凛とした目をした端正な青年だ。制服からして
私立並盛高等学校の生徒だろう。
???「年上として恥ずかしいとか思わねえのかよ」
青年の肘打ちが一人の不良の脇腹にめり込む。不良たちが一歩下がる。
不良3「か、かかれー!!」
数人の不良たちが金属バットやらを振り回すも青年には掠りもしない。
あっという間に青年の前から不良たちが消えていた。
- Re: 死ぬ気でマフィア! ( No.3 )
- 日時: 2018/11/12 18:35
- 名前: 虹原虹 (ID: s00TEuml)
青年の名は賀上直久、なんと彼、要の近所の人だった。
並盛高ではどうやら最強の不良という異名がついているらしい。
フィーロ「直久は何か格闘技を習っていたのか?」
直久「ジークンドー、敵を倒す拳だ」
フィーロ「なるほどな。ジークンドーの主な技術は目突きなどの
急所攻撃か。…お前、なんで要を助けたんだ?」
フィーロの質問に直久は真面目に考える。
フィーロ「お前にとって要は赤の他人じゃないのか」
直久「まぁそりゃそうだな」
要「…」
直久「他人だけどよ年下を守るのが年上の役目だろーが」
「ふっ」とフィーロが笑った。要の目も尊敬の目に変わった。
フィーロ「ならマフィアとしてボス候補の要を守ってくれないか」
要「ちょっ、突然!?」
直久「別に構わねえよ」
要「えぇ!?」
直久は要の頭を乱暴に掴む。
直久「コイツがボスなら心強いと思わねえか。俺の予想じゃコイツが
ボスになればそのボンゴレってのはもっと良い、もっと居易い
場所になると思うぜ」
フィーロ「分かってるじゃないか。さすが近所なだけはあるな」
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