二次創作小説(紙ほか)
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- 月と星
- 日時: 2018/12/08 19:34
- 名前: 彩乃 (ID: ymH1.iL8)
こんにちは彩乃です。←あやのって読みます。小説書くのと自己紹介はちょっと下手です。更新ちょっと遅いですごめんなさい。(>人<;)
- Re: 月と星 ( No.1 )
- 日時: 2018/12/07 19:33
- 名前: 彩乃 (ID: ymH1.iL8)
狭い部屋の中、私はそこで一匹、静かに紅茶を飲んでいました。少し暗くて暖かい部屋で、一日の終わりを感じる時間。小さなチョコをつまみながら、ひと息ついていました。ゆっくりのんびり、甘い味を舌の上で転がします。「…とってもあまいです」言葉が溢れて、ココロにやわらかな“ふわり”としたものが訪れて。このチョコと同じくらい小さな笑みがこぼれます。
私は、地球へ旅行に来た、異星人です。すぐ、星に帰るつもりでした。でも。
…私は、母星が不思議な膜に包まれていて肉眼で見ることができなくて…一度星をでたらもう、二度と帰れないことを、知りませんでした。
- Re: 月と星 ( No.2 )
- 日時: 2018/12/05 19:39
- 名前: 彩乃 (ID: ymH1.iL8)
私が地球に来た時は、乗っていたあの星の舟ーここでは宇宙船というようですねーが壊れ、何もかも無くしー記憶、まで無くしましたー身もココロもズタズタでした。
「つらかったです」
「だれかに、たすけてほしかったです」
また言葉が溢れました。でも今度は、さっきのようなあったかい“ふわり”は、ココロに広がりませんでした。代わりに、寂しさと虚しさでいっぱいになって。いっぱいになってるのに、空虚な感じは拭えなくて。…私は、どうしたらいいんでしょう?
- Re: 月と星 ( No.3 )
- 日時: 2018/12/06 19:39
- 名前: 彩乃 (ID: ymH1.iL8)
こういう時私は、いつもこの薄っぺらい機械を取り出します。これは、スマホといって色々便利な機能が付いています。私が今開いたアプリは《フレンズ》といいます。《フレンズ》は、人とグループを組めば、同じグループの人と、どんなに遠くにいてもお話できる、不思議なアプリです。私は、月乃というアカウント名で、星さんという人とグループを組んでいます。グループ名は月と星です。
- Re: 月と星 ( No.4 )
- 日時: 2018/12/06 19:44
- 名前: 彩乃 (ID: ymH1.iL8)
星さんは、私と同じで地球に閉じ込められてしまった異星人です。彼は優しくてあったかい、ルーチカ…ここでは春といいますね…みたいな方です。ふたりで“カイワ”していると、さっきとは少し違う“ふわり”がやってきて…。とても心地よい時間を過ごせるのです。
- Re: 月と星 ( No.5 )
- 日時: 2018/12/07 19:30
- 名前: 彩乃 (ID: ymH1.iL8)
『つきのさん、いる?』
早速星さんが入ってきましたね。
『はい、いまはいってきましたよ』
『そうなんだ。すごくたいみんぐがいいね』
『そうですね。きようはどんなことがありましたか』
あっ、打ち間違えてしまいました。でも異星人ですから、よくあることです。星さんもいつもスルーしてくれます。
『きょうもたのしかったよ。としょかんというところにいって、よくわからないけとほんをみてみたよ。つきのさんはどうだた?』
あら、星さんも間違えています。私、この少し可笑しなやり取りが、大好きです。
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