二次創作小説(紙ほか)

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東方幽霊録
日時: 2019/01/14 10:42
名前: マシュ&マロ (ID: R9GAA8IU)



 どうも、マシュ&マロです♪


 説明省いて小説スタートッ!!

Re: 東方幽霊録 ( No.1 )
日時: 2019/01/14 14:39
名前: マシュ&マロ (ID: R9GAA8IU)



 「あのね魔理沙.....ちょっと良いかな?」


 「おっ、何だよ霊夢? 今更怖じけづいたのか?」


 「いや、そういう話じゃなくてどうして私達、幽霊屋敷に来るはめになったのよ?」


 そう面倒臭そうに言っている霊夢と気にした様子もない魔理沙の目の前には、いかにも何かが化けて出て来そうな雰囲気の屋敷があった。


 「今日のお昼中は私、寝ていたいんだけど?」


 「良いじゃねぇか、最近ではこの辺りの奴は誰も近づこうともしない不気味な幽霊屋敷・・・・・・、お宝の匂いがしねぇか?」


 「私からは腐敗した木材と錆びた鉄の香りしかしないわね」


 「まーどうせ、お前だってこの所は何も起きなくて暇だったんだろ? 暇潰しには打ってつけだろ?」


 「はいはい分かったわ、どうせ死んでも連れて行くつもり何でしょ?」


 「分かってるじゃねぇか霊夢!、地獄の底からでも私は這い上がって来てやるぜ!」


 「そうですか。その場合は私の全力をもって消させてもらうわ霧雨さん」


 「それは遠慮しておこうか博霊くん」


 そんな風な会話をしながら寂れた屋敷の中へと入っていく二人、だが屋敷にいるのは二人だけではなかった。



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー



 ここは屋敷のキッチンにあたる場所だ。そんな所で独り言を呟きながら一人の男がキッチンの床を行ったり来たりしていた。


 「おい待てよ!、何で知らない奴らが土足で人の家に入って来てるんだ!? ようやく最近は人が来なくなったと思ったらこれかよ!」


 まず廃墟を住処にしてる時点でかなり周りから見るとクレイジーなのだが、実はこの男......幽霊なんです。


 「あー畜生! この体になって十数年!、毎日来るイカれた妖精との死闘を越えてようやく平穏が来たと思ったのに!」


 「あらあら、こんなアグレッシブな幽霊も居たものね。人生は捨てたものじゃないと言うけどその通りのようね魔理沙」


 「確かにな、こりゃあ幽霊というよりかは妖怪寄りだったりして?」


 「なっ!、この不能侵入者め! 人の家に土足で踏み込んだ事を後悔させてやる!」


 「邪魔、退いて」


 ーーガン!


 飛びかかったは良いものも霊夢にあっさりと払い退けられ、そこいらの屋敷の壁に頭から激突させられて終わった。


 「なー霊夢、宝とか何か良いもの見つかったか〜?」


 「んー、まず不要な物しかないわね」


 もはや空気か虫のような扱いをされているまだ壁に頭を密着させたままのこの男。それはもう可哀想という三文字に尽きるといった感じであった。


 (・・・・・・・えっ?、待て!待て!待て! 今の何だよ!、体格と体重の差が2倍近くもある俺を投げ飛ばすとかプロレスラーですか!? それにまず力あんまり使ってなさそうだったし最後の最後で面倒臭そうな顔されたし!)


 募る言葉は色々とあるらしく情報処理能力が追いつかず混乱していた男の耳に、はたまた驚愕の言葉が突っ込んできた。


 「あら、以外と洗ってみると保存状態が良いわね魔理沙」


 「おい!おい!おい!、なに勝手に人ん家の物を盗もうとしてんだよ! この家の物は絶対に渡さねぇからな!」


 「もー誰が持って帰るなんて言ったの?、今からお昼を作るのよ」


 「おー霊夢、お前って料理できたんだな!」


 「えっ、お昼??」


 「神社に一人で暮らしてるのに料理もできなくてどうやって今まで生きてたって言うのよ?」


 「確かに言われてみたらそうだな。しかしよー霊夢の手作りと言ったら毎回お茶ぐらいしか出さないし思い返してみると料理してる所も一度も見た事ないな」


 「なら、私の本気を見せてあげようじゃないの。・・・・・・って事で幽霊くん、買い物よろしくお願いね」


 「・・・・・・・えっ! 俺!??」


 「だって私は料理の支度をしないといけないし魔理沙に頼むとろくな物を買ってきた覚えがないのよね」


 「酷いな霊夢!、ただ人面ニンジンに暴れダイコンを買ってきてやっただけじゃないか!」


 「私が風邪を引いた日の悪夢は今でもハッキリと覚えてるわよ。特に暴れダイコンが暴れだした時には風邪で寝込んでる場合じゃなかったわね」


 「あれは悪かったって! 暴れダイコンの息の根を止める前に冷水を浴びせるは危険だって知らなかったんだよ」


 「まあいいわ、それよりメモに買うものを書いといたから人里にでも行って買ってきてくれない? あっ、それとこれはお金よ、使い方は分かるわよね?」


 「あーもー分かったよ、買ってきてやるよ」


 幽霊はそうぶっきらぼうに言うと霊夢からメモとお金を受け取って渋々ながらに屋敷の外へと飛んで行ったのだった。



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