二次創作小説(紙ほか)

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D.Gray‐man【新たなエクソシスト】
日時: 2019/02/01 19:45
名前: azuno* (ID: s00TEuml)

やってきたのは日本人の少女、サクラだった。
彼女も仲間に加わりAKUMAを倒すためにエクソシストは戦い続ける。

Re: D.Gray‐man【新たなエクソシスト】 ( No.1 )
日時: 2019/02/01 20:58
名前: azuno* (ID: s00TEuml)

黒の教団に来て一週間が経った。サクラは食堂へ来ていた。
???「よぉサクラ」
サクラ「エレメイ、おはようございます」
藍色の髪をした男エレメイはここで初めてサクラが仲良くなった人物の一人だ。
リナリー「おはようサクラ、エレメイ」
エレメイ「あぁ、おはようリナリー」
リナリー「そうだ今回の任務、二人も一緒だからね」

****
イギリス、ロンドン。
アレン「ここにイノセンスが二つ?」
リナリー「そうみたい。適合者がいるって報告があって二人とも血縁者らしいわね」
サクラの肩に何者かがぶつかってきた。サクラは違和感を感じその人物を引き留めた。
赤髪だが所々水色のメッシュが入っている。彼は静かに振り返った。黄緑の瞳がサクラの
黒い瞳を捉える。
ラビ「どうしたさ?サクラ」
サクラ「少し話させてください。私たちの探し物を貴方が持っているかもしれない」
男は小さく舌打ちした。彼の左目には眼帯がつけられていてその下には何かで
切り裂かれたような傷が見える。彼はダグラス・グランディという名前で弟と二人暮らしを
しているという。
ダグラス「…気になるか?左目のことが」
不思議そうに見ていたリナリーの視線にダグラスが気が付いた。
ダグラス「親に斬られたのさ。弟も同じように右目を斬られた」
エレメイ「随分と大変で…アンタ、親を憎いと思ったことは?」
ダグラスは首を横に振り「ない」と言い切った。
彼の住む家に到着すると水色に赤いメッシュが入った髪の男がいた。

Re: D.Gray‐man【新たなエクソシスト】 ( No.2 )
日時: 2019/02/01 21:28
名前: azuno* (ID: s00TEuml)

ダグラスとその弟ライナス、彼らにサクラはイノセンスのことを話した。ダグラスと
ライナスは互いに首を傾げつつ考えていた。
ライナス「イノセンスって奴の形とかも分かったがそんな形の奴、見たことないぜ」
ダグラス「…」
ライナス「…ダグラス?」
ダグラス「いや…寄生型ってのもあるなら俺たちの中に埋まってたりしてなぁ、と」
ダグラスは服の袖を捲り左肩を見せた。赤い十字架の痣がある。ライナスの右肩にも
同じように水色の十字架がある。その箇所はそれぞれ火傷、凍傷を負った箇所だと
説明する。
エレメイ「だとしたら…その時、埋まってたイノセンスをお前らが取り込んだんだろ」
リナリー「…私たちは貴方たちを保護しなければならないの。今日は貴方たちで
ゆっくり考えて。翌日、答えを聞かせて」

****
サクラたちのいる場所からすぐ近く、ノアの一族の一人ロードは一人の青年に声を掛けた。
ロード「飛龍フェイロン、楽しそうな顔してるね〜?良いエクソシストでも見つけたの?」
黒い髪に赤い目をした男が嬉しそうな笑顔を浮かべたままロードの方を向いた。
第13使徒【マイトラ】それが飛龍フェイロンだ。
フェイロン「分かるか?俺の気持ちが」
ロード「だってフェイロン、分かりやすいんだもん。そのエクソシストと戦いたい、って
思ってるんでしょ?」
フェイロン「まぁな。っと、そろそろ会いに行くとするか」
フェイロンは道を進んでいく。彼の背中をロードは見送った。

Re: D.Gray‐man【新たなエクソシスト】 ( No.3 )
日時: 2019/02/01 22:04
名前: azuno* (ID: s00TEuml)

ライナス「…どうするんだ?ダグラス」
ライナスは暖炉に燃え上がる炎を見ながらダグラスに聞いた。ダグラスも同じように
炎を見ている。リナリーやサクラたちについていく、つまりエクソシストになるということ。

幼い頃、彼らの両親は仲が悪かった。父親と母親は離婚、母親はストレス発散に幼いダグラスたちに
暴力を振るった。その後、母親は自殺して彼らは孤児院で育てられた。ダグラスの目に映った
サクラは自分たちに優しく接してくれた協会の女性に重なり何度も脳裏をちらつく。
『大丈夫、貴方たちはいらない存在ではありません。いつかきっと皆の役に立てる日が
来るはずです。その日が来ることを信じ今は耐えましょう』
ダグラス「俺は—」
ダグラスたちは席を立ち外に出た。丁度そこにリナリーが倒れていた。
ライナス「リナリー!オイしっかりしろ」
リナリー「うぅ…ライナスさん、ダグラス、さん…逃げて!」
サクラのイノセンスは他と違った。纏うイノセンス【神卸ノ衣】彼女の手には
刀が握られている。だが相手は素手だ。
サクラ「貴方がノアの一族っていうの?なんか…予想の斜め上だったんだけど」
フェイロン「そういうお前も変わったイノセンスじゃねえか。で、そっちにいるのが
適合者か。まさか一気に二人現れるとはな」
フェイロンは横目でダグラスとライナスを見た。
エレメイ「俺と戦え、なんて言ってるから唯の戦闘バカだと思ったが割と頭は働くらしいな」
フェイロン「オイオイ馬鹿にするなよエクソシスト。戦闘狂だってのは自覚してるが
これでも頭は良い方だ」

Re: D.Gray‐man【新たなエクソシスト】 ( No.4 )
日時: 2019/02/02 10:14
名前: azuno* (ID: s00TEuml)

ラビの雷霆回天で起こった雷がサクラの刀の刃に落ち纏わる。その刀をサクラが振るえば
雷の斬撃が放たれる。
サクラ「結技 雷霆雷神」
リナリー「ラビの技とサクラの技が合わさった!?」
サクラ「雷と刀、斬撃を『結』んで技として放ったんだ。よくあるでしょ合体技」
終いに青い雷がフェイロンを呑み込む。これで決着かと思われたが煙の中から片腕に
火傷を負ったフェイロンが立っていた。
アレン「効いてない!?そんな、さっき確かに」
フェイロン「効いた効いた。だがそこまでの威力は感じなかったんだ」
フェイロンが一気にサクラとの距離を詰め腕を引いた。その構えは…。
全員が叫ぶ中、彼女とフェイロンの間に炎の壁が現れフェイロンが後ろに下がった。
それを予測してか足元が凍り付き始めた。
ダグラスは燃え上がる左手を地面に、ライナスは氷に変わった右手を前に突き出していた。
アレン「あれが二人のイノセンス!」
ライナス「ちゃっちゃと帰ってくれないか?このまま冷凍されたくなければな」
ダグラス「それとも灰になるまで燃やされたいか?」
フェイロンが溜息を吐き苦笑する。氷がじんわりと溶けていく。
フェイロン「どっちも御免だな。まぁ少しは楽しませてもらった。サクラ、記憶させて
もらったからな」
そう言い残すと彼は姿を消した。


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