二次創作小説(紙ほか)
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- チェンジハートプリキュア
- 日時: 2019/02/10 09:09
- 名前: azuno* (ID: s00TEuml)
小さいときは凄い好きでした、今でも友人がプリキュア好きで…。
一味も二味も違うちょっと大人なプリキュアをご覧あれ!
コンセプトは
「少しの勇気で大変身!」です。
変身の兆し(橙) >>01
山羊座の戦士 >>02
変身の兆し(青) >>03
乙女座の戦士 >>04
黒髪の転校生 >>05
蠍座と蟹座の戦士(赤、緑) >>06
星々の浄化 >>07
- Re: チェンジハートプリキュア ( No.1 )
- 日時: 2019/02/07 21:27
- 名前: azuno* (ID: s00TEuml)
真田アイコ、彼女は特に目立つことも無い。学級委員など上に立つような性格でもなく
勉強ができないというわけでも無い。が運動は別だ。それだけは彼女の不得意なことだ。
学校を出てから彼女は嫌な予感がした。嫌な予感と言うのはよく当たるモノだ。
彼女は鞄を抱え少し急ぎ足で歩く、同じ学校の人物はいない。
???「それ…見せてくれよ?」
その声と同時に彼女は走り出した。振り返る暇もない、とにかく家まで体力がある限り
走るまでだ。それができれば良かったがそう簡単には行かないようだ。大きな動物とは
全く異なる形をした異形の怪物が目の前に立ち塞がる。
—しまった、前後を塞がれた。
曲道もないこの一直線、逃げられそうな場所は見当たらない。
???「殺すなよシマイン」
後ろに立っていた人物が怪物にそう言った。アイコは覚悟を決め恐る恐る振り返った。
青髪の若い男、人間とあまり変わらない容姿だ。
アイコ「…これは何なの?私、家に帰らないと両親に心配される」
???「まぁそうカリカリするなよ。俺の事、知りたいと思わないか」
アイコ「半分だけね。名前を聞いたらその名前、直接警察に伝えに行くよ」
???「随分と強気な少女だな…ディーヴァ、それが俺の名前。といってもその警察に名前を
言っても一生捕まりやしないさ。その鍵、お前が思うストラップとは違うんだぜ?
本当の名前はチェンジングキー、プリキュアが持つアイテムさ」
橙色の鍵をしたストラップにアイコは目を向けた。
???「十二星座…」
アイコ「…星座って私の?私は山羊座だけども」
1月19日、山羊座…。
- Re: チェンジハートプリキュア ( No.2 )
- 日時: 2019/02/08 18:24
- 名前: azuno* (ID: s00TEuml)
突然、鍵が光を放ち始めた。暖かい橙色の光だ。
???『宣言するのよキュアカプリコン…進化する意思を言葉に!』
我に返ったときはすでに口を開いていた。
アイコ「開け…たった一つの進化への扉!」
空間に現れた鍵穴に橙色の鍵チェンジングキーを嵌める。扉を通るたびに言葉の通り
進化するように姿が変化していく。
ディーヴァ「本当に…現れやがった」
橙色の暖かい光が消え、その姿キュアカプリコンの姿が露わになる。
カプリコン「努力を重ねた成功の体現者、キュアカプリコン!」
プリキュア界ではあまり実例のないズボン派でピンクではなく橙色をイメージカラーとした
プリキュア、これこそ一味違う新たなプリキュアだ。ディーヴァは軽く顎で合図すると
怪物は動き出す。その攻撃をひょいひょいと躱していく。
カプリコン「そんな牛みたいにのんびりじゃ捕まりやしないよ!そんなに暴れたいなら…
あの世で好きなだけ暴れてきな!」
鍵で星を描く。そして両手を突き出す。
カプリコン「掃除させてもらいます」
ディーヴァは小さく舌打ちして消え去る。変身が解け姿が戻ってから息を吐いた。
???「貴方がキュアカプリコンだね。私はユユ」
そのモフモフな精霊を名乗るユユ、実は鍵の中に閉じ込められていたらしい。
アイコ「で、なんで私がプリキュアなの?そりゃここにもいろんなプリキュア伝説が
残ってるけどさ。私より良い人なんてこの世に五万といるんだよ」
ユユ「鍵が選んだんだ。別の世界の敵が合わさってできた軍団メシアがもうプリキュアに
気付き始めた」
アイコ「メシア?救世主って意味のはずだけど…悪い奴らなの?」
ユユ「他のプリキュアたちに敗れ消えかけていた敵たちを集めてできたんだ。目的は真の
意味で世界を救済する、今の世界を一からやり直すこと」
アイコは鼻で笑った。
アイコ「無駄無駄、そんなことしても根本的な解決じゃないしアホみたい」
- Re: チェンジハートプリキュア ( No.3 )
- 日時: 2019/02/08 19:16
- 名前: azuno* (ID: s00TEuml)
生徒1「唯花、ここ教えて」
一人の女子生徒が唯花と呼ばれた少女に問題を持って話しかける。水城唯花、9月20日
乙女座で女子の学級委員だ。彼女が得意としている教科は主に理数系と英語、英語は
まぁまぁできるが理数系はアイコにとっては不得意だ。
ユユ「あの子も鍵を持ってるね」
アイコ「まぁ、ね…家も近いし何かあるかも」
唯花とアイコ、仲は上々、アイコは彼女に助けられることが多い。
唯花「可愛いねこの子ユユちゃんっていうんだ…」
唯花はユユのもちもちした頬を触る。
ユユ「その鍵って?」
唯花「いつからかな?部屋にあったの。折角だし大事にしてたの。アイコちゃんも同じのを
持ってるよね。お母さんが言ってたの、もしかするとプリキュアからの贈り物かもねって」
アイコとユユは首を傾げた。
唯花「この鍵を大切にすればきっと成長できるってそう言ってたの」
アイコ「まぁここには色んなプリキュアの伝説が残ってるし…いても可笑しくないでしょ?」
そう言ってアイコは二ッと歯を見せて笑った。それにつられ唯花も微笑んだ。
****メシア拠点
ディーヴァ「随分と…集まってるんだな」
ディーヴァは辺りを見回しながら呟く。違う世界から来た似たような立場の敵、それらが
全て集まっているも同然なのだ。
そしてアイコたちのほうへ。
唯花「?私の鍵が光ってる?」
アイコ「ホントだ。唯花ちゃんの鍵、青色に光ってる」
ユユ「唯花もプリキュアになれるってことだよ!乙女座の戦士にね」
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