二次創作小説(紙ほか)

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FAIRYTAIL東洋の魔導士
日時: 2019/03/17 19:04
名前: azuno* (ID: s00TEuml)

東洋からわざわざやってきた少女ルナは妖精の尻尾に所属している。彼女を含めたこのギルドで
様々な困難を乗り越える。

【衝撃の滅竜魔導士、黒炎の滅竜魔導士】>>01-05
【聖十大魔道との手合わせ、ルイスの進歩】>>06-08

Re: FAIRYTAIL東洋の魔導士 ( No.1 )
日時: 2019/03/17 10:21
名前: azuno* (ID: s00TEuml)

ルーシィ「カードを使った魔法を使うのね」
ルーシィはテーブルに広げられたカードを一枚手に取った。
ルナ「うん、ルーシィは12星座の鍵を持ってるでしょ?それと似たようなモノだよ」
12星座は勿論、宝石の絵なども描かれている。ほとんどのギルドメンバーたちが集まっているが
たった一人で席に座っている白髪の青年がルナの目に入った。モデル体型で細身、だが
確認できる右目は黒目に白い瞳孔が覗いていた。
マカロフ「ルイスのことが気になるのか?」
マカロフは聞いた。ルナは頷いた。
マカロフ「アイツは儂以外には心を開かない。目を見ただろう、白と黒のオッドアイなんて
普通の人間じゃ気味悪いと思うのが普通だ」
ルナ「でも私は良いと思うけど…」
マカロフは何かを想った。
マカロフ「もしかするとお主なら彼の心を開けるかもしれないな」
マカロフはルナを連れルイスに近付いた。白と黒の瞳がルナを見据える。
ルイス「…マスター」
白髪が虹色に見えた。
マカロフ「ルイスこの子は東洋から来たルナだ」
ルナ「初めまして。ルナです。よろしくお願いします」
ルナが挨拶するとルイスはルナに向けていた目線を前に向けてしまった。
その様子を見ていたメンバーたちはヒソヒソと話し出す。
ナツ「やっぱり興味示してないなルイス」
ルーシィ「ルイスも過去があるからね…」
マカロフ「彼女はお前を除け者にしない。彼女に限らずギルド全員がな」
後にマカロフから彼のことを聞いた。

そのオッドアイのせいか周りから虐めに遭い両親にすら嫌われ虐待されていた。
そのせいで彼は心を閉じてしまった。

Re: FAIRYTAIL東洋の魔導士 ( No.2 )
日時: 2019/03/17 11:54
名前: azuno* (ID: s00TEuml)

闇ギルド討伐の依頼でエルザ、ルナ、ルイス、ナツの四人は闇ギルドのいるであろう場所へ
やってきた。
ルナ「そういえばルイスさんはどんな魔法を使うんですか?」
ルナは隣に座るルイスに聞いた。
ルイス「氷の、造形魔法」
ルナ「確かグレイも氷の造形魔法を使うんだよね…同じ魔法ってこと?」
エルザ「だが腕は僅差だがルイスのほうが上だ」
エルザが付け足した。列車を降りナツの乗り物酔いが収まったようだ。

ナツ「ここか?」
大きな古い建物の前にやってきた。
エルザ「そうみたいだな。全員構えておけよ」
エルザの言葉に全員が頷いた。扉をゆっくり開いた。中に入るとカチッと鍵を閉める音が
聞こえた。ルナは扉を押したり引っ張ったりする。鍵を閉められた。
ルイスが何かを察知したらしく両掌を床に叩きつけ大きな氷の壁を作る。だがすぐに
音を立て壁が粉々に砕け散った。
ルナ「うわぁ、壁が粉々だよ!!」
エルザ「ルイスが気付いて無ければ私たちも吹き飛ばされていたな」
???「良い相手だな。エルザ・スカーレットにナツ・ドラグニル…そっちの二人は知らんが
強そうだな」
一人の男がゆっくり歩いてくる。
???「自己紹介しておくぜ。俺はイリヤ、衝撃を操る覇竜の滅竜魔導士だ」
イリヤはルナを指差す。
ルナ「え?」
イリヤ「他はまた今度で良い。今はお前と戦いたいんだ。先に行きたきゃソイツをここに
置いていけ」
そう言った。
エルザ「ルナ…嫌なら嫌と言ってくれて構わない。まだここに来て日は経ってない、無理はダメだ」
ルナ「うん…でも頑張ってみる!」
エルザ「…分かった。だが無茶はするな」
ナツ「ルナ気を付けろよ!」
ルナは三人を見送った。途中でルイスが少し足を止め振り返る。だがまたすぐ階段を上った。

Re: FAIRYTAIL東洋の魔導士 ( No.3 )
日時: 2019/03/17 13:14
名前: azuno* (ID: s00TEuml)

イリヤ「そうだなぁ…ただの戦いじゃ俺しか得はねえ。だからお前が俺に勝ったらお前の
命令を2つ聞いてやるよ」
ルナ「1つじゃなくて?」
ルナは首を傾げる。そういう気遣いはするらしい。
イリヤ「そうだ…じゃあ始めるか」
イリヤが前傾姿勢になる。そう言う場合多分、予想通り突っ込んできた。ルナは横に跳んで
躱した。方向転換したイリヤが着地したばかりで体制が整っていないルナに殴り掛かった。
慌てて横に跳んだ。拳が床に当たった瞬間、大きなクレーターが出来上がり衝撃でルナの
身体が煽られる。
イリヤ「…お前、躱してばかりだな。魔法は使わないのか?」
ルナ「え?いやあの…」
イリヤ「まさか使ったことないのか」
ルナは申し訳なさそうに頷いた。イリヤは呆れた様子で溜息を吐いた。「でも…」ルナは
話始める。
ルナ「大丈夫!慣れればいいし…ちゃんと手段はある」
ルナはカードを手に握る。そのカードには山羊座の絵が描かれている。
ルナ「私の魔法は纏う魔法です!」
カードから放たれる光がルナを包む。黒に白い山羊座の印が書かれた和服だ。
カプリコーンスタイルという奴だ。
イリヤ「ただ服装が変わっただけじゃねえな」
ルナ「勿論」
ルナの手に日本刀が握られる。魔力で作られた刀だ。イリヤは嬉しそうな笑みを浮かべる。
イリヤ「俺の目に狂いはなかったみたいだな…ならここからは俺も少し本気を出すぜ」
ルナとイリヤが床を蹴る。すれ違いざまにルナが刀を突き出した。イリヤの右頬に浅い傷ができ
血が滴り落ちる。
ルナ「まだまだ行きますよ!!」
ルナは目にもとまらぬ速さで動き回りながら浅い傷をイリヤにつけていく。それでも
ダメージはあまりないようでイリヤが痛がる様子はない。

Re: FAIRYTAIL東洋の魔導士 ( No.4 )
日時: 2019/03/17 14:14
名前: azuno* (ID: s00TEuml)

イリヤ「(俺を斬り伏せるタイミングなら何度もあったはずだ…だが何で)」
イリヤはわざと避けようとしなかった。彼なりの策がある。だが引っかかる、何かが引っかかる。
刀を握る。それによりルナの動きが止まった。
イリヤ「これはお前の策か?それとも情けって奴か?後者ならやめた方がいいぜ」
ルナ「…」
ルナはイリヤを睨む。イリヤが空いている左手を握りルナを殴る。殴ると言っても寸止めだが
それでも衝撃でルナの手が刀から離れ壁に背中をぶつける。
イリヤ「さっきのは楽しませてくれた礼だ——ッ!!」
右肩から斜めに大きな傷が出来た。刀が宙に浮いているのが見える。レイヤはルナのほうを見る。
いない、倒れていたはずの人物がいない。空間がユラユラと揺れ刀を持っている人物ルナが
姿を現す。傷や口から血が溢れる。
ルナ「入れ替わったのは吹き飛ばされた直後、っていうか寸止めされた時だよ。その時すでに
入れ替わってたんだよ。といっても魔力だけで固めてたから賭けだったけどね」
ルナは笑った。和服が消え元の服装に戻る。膝を折り四つん這い状態になっている彼に
近付いた。
イリヤ「…一本、取られたよ。お約束通り聞いてやる。命令はなんだ」

****
音を立て氷が溶けていく。普通の炎とは違う黒っぽい炎が辺りを包んでいる。三人は
足止めされた。黒炎の滅竜魔導士イグナス・ナーヴァという男の力だ。
イグナス「俺の炎はアンタでも喰らうことはできねえよナツ」
ナツ「ルイス、大丈夫か?しっかりしろ」
ルイスは汗を手の甲で拭い小さく頷く。消しても消しても炎が現れる。突っ込むわけにも
いかない。
エルザ「(クソッ、氷ではこの黒炎を消すことは出来ない。ナツも炎を喰らうことが出来ない)」


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