二次創作小説（紙ほか）
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- BLEACH【イレギュラー】
- 日時： 2019/03/26 20:45
- 名前： 枢 （ID: s00TEuml）
山本「人間との間に子どもが出来たのか」
山本元柳斎重國に唯一タメ口で話す男に向けて彼は呟いた。その男は癖がついた白髪が特徴的な
美青年、人間で言えば外見は20代前後に見える。彼の名を白銀廻という。
白銀「えぇ、いやぁ妻に似て可愛い娘が出来たんだぜ?成美はもう15歳になって…」
山本「成美、それがお前の娘の名か?」
白銀「そうだぜ。じゃあ俺は帰る!」
- Re: BLEACH【イレギュラー】 ( No.1 )
- 日時： 2019/03/26 20:58
- 名前： 枢 （ID: s00TEuml）
白銀幸音は夕食を作り終え、テーブルに並べた。
幸音「そろそろ帰って来るわね」
扉が開いて白銀廻は帰宅したのを察した。
白銀「おぉ!美味そうだなぁ」
成美「友達に今日ズルいって言われたんだよ。カッコイイお父さんに綺麗なお母さんがいて
羨ましいって」
幸音「あら?そうなの。私たちも貴女の事を自慢に思うわ成美」
白銀「だな。さぁ食べようぜ、料理は温かいほうが美味しいしな!」
成美「じゃあいただきます」
****
白銀成美
身長166㎝
年齢15歳
誕生日1月19日
白銀廻の娘で死神代行でもある。名前の由来は美人になってほしいという願いとどんなことも
成し遂げられるようになってほしいという願いから。
白銀廻
身長187㎝
年齢見た目20代前後
誕生日7月7日
総隊長の右腕とまで呼ばれるほどの実力者の死神。唯一山本元柳斎重國にタメ口で
話せる人物。頼りになる白銀一家の大黒柱でもある。
白銀幸音
身長168㎝
年齢35歳
誕生日9月1日
成美の母で廻の妻。霊感があり廻が死神だということも知っている。
- Re: BLEACH【イレギュラー】 ( No.2 )
- 日時： 2019/03/27 13:17
- 名前： 枢 （ID: s00TEuml）
小さな花屋の店主、高野紗耶香は水やりをする手を止め上を見上げる。死神が一人と虚が
一匹飛び交う。
紗耶香「今日も賑やかねぇ」
幸音「紗耶香さん」
紗耶香「あらこんにちは。幸音さん、成美ちゃん」
幸音「ここの花は綺麗ね」
幸音は花を眺めながら呟く。
瀞霊廷。
白銀「破面がまた動き出した、ねぇ…」
卯ノ花「この前のとはまた別だと思います。殺されているのは全員人間、殺しているのは
破面です。今回狙われているのは人間です」
浮竹「白銀さんにとっては見過ごせないことではありませんか?」
白銀は首を傾げる。その様子を見て周りが微かに笑う。
砕蜂「人間と結婚したという話は広がっていますからね」
白銀「ハァ…どうしてこうも噂が広がるのは早いのか。まぁいいや俺的に破面の後ろには
彼らを操る黒幕がいるはずだ。恐らくそいつは虚圏に身を隠している。かといって現世を
放置ってのも危険だから分担していこうと思う」
会議も終了した。といっても分担して様子を見るということが決まっただけで後は柔軟に
臨機応変に対応するだけだ。
浦原商店。
浦原「白銀サンお久しぶりです」
白銀「よぉ浦原。早速なんだがこの町のレプリカを作れ、できれば人間もレプリカでな」
浦原「急ですねぇ…また空座町のレプリカを作ることになるなんて」
白銀「今回狙われてるのは人間だ。黒幕は人間に何か恨みを持っていてその人物は破面を
操って人間を殺している。前の戦いで多少人数は減ったとしても他にいる奴らを集めたんだろ。
敵って何でもアリって感じだからな。ワンチャン並行世界から連れてきてたりしてな!」
冗談半分で後半は話していた。
浦原「頼まれたからにはやっておきます。しかしよく結婚出来ましたね驚きましたよ」
白銀「う、うるせぇ!!」
- Re: BLEACH【イレギュラー】 ( No.3 )
- 日時： 2019/03/27 16:14
- 名前： 枢 （ID: s00TEuml）
紗耶香「こんにちは白銀さん」
白銀「紗耶香さんか、こんにちは」
紗耶香はふと上を見上げ微笑む。
紗耶香「今日はいつもより賑やかね、死神さんたち。白銀さんも行くんですか?」
白銀「俺はどうしてもって時以外は普通の家族の大黒柱だ。それと紗耶香さん今日から
暫く外に出るときは気を付けて欲しいんだ。厄介なことが起きていてな」
紗耶香「はい分かりました。なるべく気を付けますね」
白銀が去り紗耶香はまた水やりを始めた。じょうろを片付けた紗耶香の元に一人の男が現れて…。
白銀は黒い死覇装に身を包み急いで花屋へ向かった。同じように成美も店の前にいた。
成美「さ、紗耶香さんがいない!!?」
白銀は唇を噛む。—しばらくここに居るべきだった。
白銀「紗耶香さんのことはお前に任せる。お前を俺の代理ってことにする。そのうち俺の
護廷十三隊の死神も来る!後はそいつらを頼れ!」
そう言って白銀は何処かへ消えた。
****
瀞霊廷に到着した白銀に山本は声を掛けた。
山本「一人、人間が連れ去られたな?良いのか」
白銀「…ここからは成美の腕の見せ所だ。暫く俺は休む、アイツの事は任せるぜ」
浦原の術により無事成美とその他の死神たちは虚圏へ辿り着いた。
成美「ここに紗耶香さんも…」
ルキア「成美あまり私たちから離れるなよ」
成美「うん分かってる」
虚夜宮内に侵入成功。上はさっきまでと打って変わり青空がある。
紗耶香「成美ちゃん」
成美「紗耶香さん!?」
- Re: BLEACH【イレギュラー】 ( No.4 )
- 日時： 2019/03/27 18:49
- 名前： 枢 （ID: s00TEuml）
ルキア「お前、一体何故無傷で…!?」
紗耶香「実はね、ホントに捕まってたのよ。でもこの子に助けられて逃げてきたの。
えっと…ア‥あ、破面でしたっけ?」
全員が身構えたがそれを成美は止めた。
恋次「オイ…」
成美「まぁまぁ助けてくれたのは事実なんだから…ね?じゃあ自己紹介どーぞ」
群青色の髪の破面が苦笑する。
ライム「ライムだ。全く驚いたぜ、この姉ちゃん質問攻めでさぁ」
紗耶香「その辺はとりあえず謝っておくわね。でも成美ちゃんの顔を見れて良かったわぁ!
それに成美ちゃんはお友達に恵まれたわね」
紗耶香は回りを見た。
紗耶香「…って忘れてた!お店の鍵も閉めてない!?ど、どうやって戻ればいいの!?」
彼女の視線はやがてライムに辿り着く。
ライム「なっ、お、俺ぇ…?」
ルキア「私たちは浦原の術でここに来ている。破面のお前しか今は無理だろう」
ライム「チェッ、分かったよ」
ライムは紗耶香の手を引く。
成美「暫くは外出は控えてくださいねぇ〜!!!」
成美は紗耶香を見送った。直後、遠方からの攻撃で辺りの砂が巻き上がる。
白哉「…破面か」
成美「え、何か人間みたいな姿してる…」
現れた破面は三人。全員が十刃に所属している。
成美「恐ろしい程ハードですね…」
白哉「案ずるな。こちらは四人、虚程度なら軽く蹴散らせる」
恋次「じゃあここからは気合入れていくか!」
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