二次創作小説(紙ほか)
■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)
- この素晴らしい世界に祝福を! アクアルート3、4
- 日時: 2019/04/29 11:50
- 名前: 京都花漣澪 (ID: LmekyLqy)
第3話
カズマさん私はあなたのことが好きです。
アクアの手紙にはそう書いてあった。
つまり、アクアは俺のことが好きという意味で・・・。
「アクアああああああああ!アクアっ・・。アクアっ・・」
俺は溢れる涙を止めることが出来なかった。
「アクアっ・・・。アクアああっ」
俺は愛する人の名前を呼んだ。
「アクアっ・・・」
返事はない。
「アクアっ・・・」
誰もいない。
「アクアアクアアクアーーーーーーーーっ」
俺は愛する人の名前を呼び続けた。
涙が止まらない。
次から次へと溢れる。
「アクアっ・・・」
最愛の人。
「アクアっ・・・」
俺の大好きな人。
アクアは俺のことが好き。
俺も・・・。
「アクアが大好きぃぃぃーーーーーーーっ」
アクアが恋しかった。
アクアが大好き。
アクアを失いたくない。
「アクア」
大好きな人の名前を呼ぶ。
「アクア・・・・」
アクアに会いたい。
最愛の人に会いたい。
アクアを離したくなかった。
「アクアっ・・・」
俺がお前を迎えに行ってやる。
「アクア・・・」
だから。
「アクア。待ってろよーーーーーーーっ」
今から会いに行く。
もう夜だ。
早く行かないと・・・。
俺は自分の部屋から出た。
そして、全速力で走った。
屋敷を飛び出し全速力で駆け回る。
今日は満月が綺麗だ。
アクアと見たかったなぁ・・。
ウィズの魔道具店に行く。
「アクア様ですか。来てませんよ」
「そうか。ありがとう」
ギルドに行く。
「アクアーーーーーっ。いないかぁ・・・」
それから俺は街中を探し回った。
何分経っただろう。
もう真夜中だ。
明かりは消え暗い。
「・・・でも」
それでも俺はアクアを探す。
「あの・・。カズマさん」
「・・・っ」
ゆんゆんの声がした。
暗くてわからないがあれはゆんゆんだ。
「どうしたんだ。ゆんゆん」
俺がゆんゆんの前に立つと
「あの・・。アクアさんから手紙を預かっているんですが・・・」
「・・・アクアから・・・」
「はい。これです・・・」
ゆんゆんが持っていた手紙は前の手紙と同じやつだった。
「・・・えっと。カズマさん」
「なんだ」
ゆんゆんは俯きながら
「また、家に来てもいいですかっ」
「ああ。いいよ」
「・・・本当ですかっ。ありがとうございます!」
ゆんゆんは笑顔で去っていった。
まぁ、めぐみんも許してくれるだろう。
なんだかんだ言いつつあの二人は仲が良いのだ。
俺はゆんゆんが見えなくなってからアクアの手紙を読むことにした。
カズマさんへ
元気ですか。
突然いなくなってごめんなさい。
ちょっと出かけてきます。
しばらく経ったら帰ります。
迷惑をお掛けしてごめんなさい。
カズマさん。
あなたのことが好きです。
あなたは私をお姫様抱っこして屋敷の外まで連れて行きましたね。
そして
「好きだ。付き合ってくれ」
と言いましたね。
私は一瞬意味がわかりませんでした。
前にも書きましたね。
とても覚えています。
でも・・・・。
カズマさんは私のことが好きなんですね。
とてもとても嬉しかったです。
だって。
私はあなたのことが好きだから。
大好きだから。
私を探して。
最後に。
付き合いましょう。
「アクアっ・・・」
ぽたぽたと涙が零れ落ちる。
「アクアっ・・・・」
涙を止めることができない。
「アクアあああああああああああああーーーーーーーーーーーーーーーっ」
外だとか関係なかった。
アクアが大好きで会いたくて会いたくて・・・。
もうアクアしか考えられない。
最愛の人。
俺の女神様。
俺の恋人・・・・。
涙が溢れる。
アクアが大好き過ぎて我慢できない。
もう離したくない。
絶対にアクアを見つける。
アクアが大好きだから。
俺は愛する人が書いた手紙をポケットにしまう。
アクアを探そうと歩こうとした時・・・。
「カズマくん」
「・・・・」
誰かの声がした。
振り返ってみると・・。
「・・・・っ」
見知らぬ人がいた。
俺と同じくらいの年齢。
茶色の髪をおろしたなかなかの美少女。
もちろん知らない人だ。
「カズマくん。覚えてないかなぁ・・。わたしだよ。春川亜瑠璃だよ。アルリ。アルリ」
アルリ。
なぜか聞き覚えがあって・・・。
「カズマくんと結婚するアルリだよ・・・」
「アルリ・・。アルリなのか・・・」
「やっと気がついたかぁ。カズマくん」
アルリ。
それは人間界の小学生の時、結婚を約束したアルリだった。
第4話
「カズマくん元気にしてた」
「うん」
地面に座って俺はアルリと話す。
「いやー。カズマくんが死んじゃって本当に悲しかった。カズマくんが好きだったんだけど、先輩にナンパされてさ・・。カズマくんが学校に来なくなって・・。本当に悲しかった。カズマくんが死んでからわたしすぐ交通事故で死んじゃって、女神にカズマくんに会いたいって言ったら異世界にきてさぁ・・。カズマくん探してたんだけど全然いなくて・・。で、やっと会えた」
「・・・そうだったんだ。ごめんアルリ。アルリがその先輩とバイクに乗ってるのを見て不安になって・・。本当ごめん」
アルリには謝らなければいけない。
俺のせいで悲しい気持ちにさせてしまって。
傷つけてしまった。
「カズマくんが謝ることじゃないって。わたしが悪い・・。・・・でも会えたね」
「うん。会えたね」
アルリに会えて良かった。
「カズマくんはさ、仲間いるの」
「うん。いるよ」
最愛の人アクアにめぐみん、ダクネス。
4人で楽しくやっている。
「いいな。わたしは一人なの・・。カズマくんと組みたかったから」
「アルリ・・・」
「わたしね、冒険者なの。魔法使いになりたかったけど無理だった」
「俺も冒険者だよ」
「そうなのっ」
「うん」
アルリも冒険者だったんだ。
「でさ。カズマくん・・・」
アルリは真剣な表情で
「覚えてる・・・。小学生の時、約束したよね・・・」
「うん」
それは大きくなったら結婚しようという約束で・・・。
「あれさ・・。忘れてないよ」
「俺も・・・」
忘れるはずがない。
頭の隅でそのことは残っている。
でも・・・。
「カズマくん」
アルリは俺をしっかり見つめ
「わたしと結婚してくれないかな」
- Re: この素晴らしい世界に祝福を! アクアルート3、4 ( No.1 )
- 日時: 2019/04/29 11:54
- 名前: 京都花漣澪 (ID: LmekyLqy)
京都です。
今回は第3話と第4話を一緒に書きました。
今回、原作には出ていない私のオリジナルキャラが登場しています。
これからもよろしくお願いします。
- Re: この素晴らしい世界に祝福を! アクアルート3、4 ( No.2 )
- 日時: 2019/05/01 15:54
- 名前: 京都花漣澪 (ID: LmekyLqy)
ぼちぼちと小説を書いております。応援頼みます。アクアは全部可愛い。
- Re: この素晴らしい世界に祝福を! アクアルート3、4 ( No.3 )
- 日時: 2019/05/18 13:17
- 名前: 京都花漣澪 (ID: LmekyLqy)
実はオリジナルキャラをもう一人登場させようかと考えています。
Page:1