二次創作小説(紙ほか)
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- この素晴らしい世界に祝福を! アクアルート5、6
- 日時: 2019/05/01 15:30
- 名前: 京都花漣澪 (ID: LmekyLqy)
第5話
「わたしと結婚してくれないかな」
「・・・・アルリ・・・」
アルリは告白以上の告白をしてきたのだ。
結婚してくれと。
俺はアルリのことが好きだった。
小学校で隣の席になって仲良くなった。
一緒に遊んで、楽しかった。
アルリの家にもいった。
自然とアルリのことを好きになった。
「大きくなったら結婚しようね」
と言ったのはアルリだった。
同じ気持ちだったのだろう。
その頃はアルリが最愛の人だった。
アルリ。
アルリは俺の初めて出来た友達で、初恋だった。
アルリがすごく大切だった。
だからアルリには謝らないといけない。
裏切ってしまった。
でも俺はあの人のことが世界で一番好きなんだ。
だから・・・。
「アルリ」
俺は初恋の人の名前を呼んだ。
「俺はアルリとは結婚出来ない。・・・本当にごめん。・・・ごめん」
俺はアルリの顔を真剣に見つめながら、アルリを裏切ってしまった。
「・・・・そう。・・・うん。だよね。・・・こんな夜遅くにごめんね」
アルリは下を向いて言った。
きっとすごく悲しいんだろう。
でも・・・。アルリと結婚は出来ない。
「・・・うっ・・・。カズマくん・・・っ」
地面に涙が零れた。
それはアルリの涙だった。
「カズマくんっ・・・・」
アルリが泣いてる。
笑顔しか見たことのなかったアルリが泣いてる。
俺が泣かせてしまった。
「カズマくんっ・・・!カズマくん!」
アルリは俺の名前を呼んだ。
「好きだよっ・・。カズマくんのことが大好きだよっ」
「アルリ・・・」
「なのにっ・・・。カズマくんっ。約束したのに・・っ。嘘つきっ」
ごめん。
俺は嘘つきだよ。
アルリのことを裏切ったよ。
最低だよ。
「でもっ・・」
アルリは顔を上げて
「カズマくんの恋を応援するからっ!応援するからっ・・」
アルリは泣きながら笑顔になった。
俺が大好きだった笑顔を。
アルリ・・。
「頑張ってねっ・・・。応援してるよ・・・っ!」
アルリは立ち上がった。
「じゃあ・・。さよなら・・・」
アルリは涙を零して俺から去った。
もうアルリと会うことはないかもしれない。
もうアルリの笑顔は見れないかもしれない。
「アルリーーーーーーーーーーーっ」
俺は叫んだ。
「・・・っ。カズマくん・・」
アルリが振り返った。
「ちょっと待ってろっ」
俺は走ってアルリの前に立った。
「アルリ。これ、俺の家の住所。いつでも来いよ」
俺はアルリの手に紙をのせた。
「・・・うん。またね!カズマくん・・・」
アルリは俺に笑顔を向けると、去っていった。
真っ暗な夜。
アルリは輝いていた。
第6話
アルリが去ってから。
「よし・・。アクアを探しに行くか」
もう日が昇るころ。
眠いが最愛の人を探さなければいけない。
「アクア・・・」
待ってろ。探しに行くからな。
俺がアクアを探しに行こうと走り出そうとした時。
「カズマ!」
後ろから声がした。
「めぐみん・・。ダクネス・・・」
めぐみんとダクネスが立っていた。
「探しましたよ。カズマ。どこに行っていたのですか」
「カズマ。どこへ行っていたんだ」
「・・・・・・・・・・・その。アクアを探しに行っていて・・・」
「そうですか。いきなり家からいなくならないでくださいね」
「あ、ああ」
まさかアルリと話していたことを知っているとかないよな・・・・。
「アクアは見つかったか・・」
「いえ。見つかっていません」
「ああ。どこに行っているのだろうか」
めぐみん、ダクネスは困惑顔になっていた。
「いったん家に帰りましょう」
「「ああ」」
アクアがどこにいるのか結局分からなかった。
「アクア・・・」
俺は自分の部屋で愛する人の名前を呼んだ。
それから寝て俺はずっと部屋にいた。
もう夜になっていた。
俺はずっとアクアの名前を呼んだ。
大好きな人の名前を。
最愛の人の名前を。
アクアに恋してる。
アクアが大好きなんだ。
「アクア・・・」
俺はただ愛する人の名前を呼ぶことしか出来なかった。
探しに行きたかったがめぐみんに
「屋敷からでないでください。屋敷で待っていましょう」
と言われ、ダクネスが、
「今日は休もう」
と言った。
でも二人の言葉に賛成したわけではない。
アクアはしばらく一人がいいのかもしれない。
考えていることがあるのかもしれない。
悩みがあるのかもしれない。
恋人として何かしてあげないと・・・・・。
部屋で愛する人の名前を呼ぶだけではなくて、探しに行くのがいいだろう。
決めた。
俺はアクアを探しにいく。
あの二人にも言って一人で行く。
たとえどんなに過酷でも辛くても愛する人を探しにいく。
後悔はないだろう。
絶対ない。
アクアのことが好きだから・・・。
探しに行くんだ。
俺はドアを開けた。
そしてリビングに行った。
「カズマですか。どうしたのですか」
「ダクネスは・・」
「ダクネスなら自分の部屋にいますよ」
「そうか。なぁめぐみん」
「何ですか」
俺は真剣に。
「アクアを探しに行ってくる」
「そうですか」
「一人で」
「待ってください!」
めぐみんが大きな声で
「私も行きます。ダクネスもです」
「いや・・。一人で・・・」
「待ってください!」
めぐみんは真剣に。
「アクアは仲間なんです!カズマもダクネスもです。一人で行かせられるわけがありません」
「・・・っ」
めぐみんの正論に俺は反論することができない。
アクアは大切な仲間だ。
めぐみんもダクネスも。
でも・・・。
「どうしてもと言うなら聞いてください!」
めぐみんは俺を真剣に見つめて。
「何だ・・・」
「私はカズマのことが好きです!付き合ってください」
「めぐみん・・・・・・・・」
「私はカズマのことが好きです!付き合ってください」
めぐみんはそう言った。
めぐみんは俺のことが好き。
告白されたのか。
- Re: この素晴らしい世界に祝福を! アクアルート5、6 ( No.1 )
- 日時: 2019/05/01 15:35
- 名前: 京都花漣澪 (ID: LmekyLqy)
京都花漣澪です。
今回も2話続けての投稿です。
これからも応援宜しくお願い致します。
アクアルートはまだ続きます。
- Re: この素晴らしい世界に祝福を! アクアルート5、6 ( No.2 )
- 日時: 2019/05/01 15:43
- 名前: 京都花漣澪 (ID: LmekyLqy)
皆さんどうかコメントください。
宜しくお願い致します。
お願いいたします。
- Re: この素晴らしい世界に祝福を! アクアルート5、6 ( No.3 )
- 日時: 2019/05/18 13:13
- 名前: 京都花漣澪 (ID: LmekyLqy)
どうも。久しぶりです。京都です。
皆さん読んで下さいね。
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