二次創作小説(紙ほか)
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- この素晴らしい世界に祝福を! アクアルート7
- 日時: 2019/05/09 16:50
- 名前: 京都花漣澪 (ID: LmekyLqy)
第7話
「私はカズマのことが好きです!付き合ってください」
めぐみん・・・・?
「・・・あ」
めぐみんは顔を赤く染め、俺の手を握ってきた。
「めぐみん・・・」
めぐみんは俺のことが好き。
告白されたのに実感がなかった。
めぐみんは俺の手を強く握り。
「・・・来てください」
俺をめぐみんの部屋へと連れて行った。
「カズマ」
電気もついていないこの部屋は暗い。
めぐみんは電気をつけず床に座った。
カーテンも閉められ薄暗いこの部屋ではめぐみんの表情がわからない。
俺はめぐみんの前に座った。
めぐみんの言葉を待つ。
「カズマ。好きです」
めぐみんは俺の顔を見てはっきりとそう言った。
「そうか・・・」
やっぱり実感がない。
アクアが好きだからだろうか。
あるいは疲れているのだろうか。
「・・・そういうことです。ですから・・・」
めぐみんは返事を求めているようだった。
でも・・・・・・・・。
「めぐみん」
「はい」
俺はめぐみんの顔を見た。
そして。
「お前とは付き合えない・・・。・・・」
断った。
「・・・そうですか・・・」
めぐみんは一瞬俺の顔を見て俯いた。
「そうなんですか。ならしょうがないですよねっ」
めぐみん。
俺はめぐみんのことが好きだった・・・。
もう長年この街にいるが、最初はめぐみんがいいかなって思っていた。
頭がおかしくて自称紅魔族随一の天才だったがそこが良くて好きになってしまった。
爆裂魔法を1日1回撃ちに行くのも最初はすごく楽しくて。
最高のヒロインだなぁって思っていたのに。
俺の好きな人はめぐみんではなかった。
アクアが最愛の人って気がついたのは割と最近だ。
明るくて間抜けでバカなところもあるけど可愛くて最高のヒロインで俺の女神様なんだよなぁ。
アクアが最愛の人なんだよなぁ・・・。
めぐみんをアルリを裏切ったんだよなぁ・・・。
最低だと分かっていた。
でも。
俺はアクアのことが一番大切なんだ!
だから・・・。
裏切るけど、最低だけど。
めぐみんの告白を断った。
「じゃあ。部屋出るよ」
俺はめぐみんにそう言った。
「待ってください」
「なんだ?」
「でも。でも・・・!私はカズマのことが好きですから!」
涙を流して笑顔でめぐみんは・・・。元好きだった人はそう言った。
「わかった」
その気持ちは受け取ろう。
このことは絶対忘れないから。
めぐみんも絶対に忘れないから。
「カズマ」
「なんだ?」
「アクアを探しに行くのでしょう?探しにいってもいいですよ」
「ありがとう」
「あ、でもダクネスにも伝えてからですよ」
「わかった」
ダクネスに言ってアクアを探しに行く。
「おーい。ダクネスー」
俺はダクネスの部屋にいった。
「ああ。カズマか」
「アクアを探しに行くんだけど・・・」
「それはわかっている。カズマ」
ダクネスは俺の顔を見て笑った。
「あのなカズマ」
ダクネスは。
「最後に言っておく。カズマ」
俺の顔を見て真剣に。
「好きだ」
- Re: この素晴らしい世界に祝福を! アクアルート7 ( No.1 )
- 日時: 2019/05/09 16:56
- 名前: 京都花漣澪 (ID: LmekyLqy)
久しぶりの投稿です。京都花漣澪です。
ゴールデンウイークも終わりました。
最近雑談掲示板に新小説を投稿しました!
そちらも見て下さい。
ラブコメの話で最初に短い雑談が入っております。
アクアルートが終わりましたらまた新シリーズを書く予定です。
宜しくお願い致します。
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