二次創作小説(紙ほか)

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とっとこハム太郎シリーズ第2弾こうしくん編
日時: 2019/05/29 23:49
名前: ミステリー (ID: Ag1rlUDl)

こんばんわ、ミステリーです。
今回は前回の作品として投稿した第1弾「リボンちゃん編」に続き、第2弾「こうしくん編」を投稿したいと思います。こうしくんは第2シリーズである「はむはむぱらだいちゅ」の最終話で恋人であるじゃじゃハムちゃんと結婚したということなので、その続きを書きたいと思いますのでよろしくお願いします。

—STORY—

ある日のこと。こうしくんは恋人であるじゃじゃハムちゃんと結婚したのだが、さすがにお互い飼い主もいるので遊びに来ているときだけに時間を限られている。しかし、今日のこうしくんはいつもよりもご機嫌だった。何故なら、じゃじゃハムちゃんが遊びに来るという話を聞き、まだかまだかと待ちきれない様子を見せていたこうしくん。

こうしくん「・・・・・・・」
こうしくん「うっふふふ、今日はじゃじゃハムちゃんが遊びに来る日」
こうしくん「結婚したあの日以来に久しぶりに会いますがね・・・・」
こうしくん「ま、まあ・・・・お互い飼い主がいますので仕方がないですが・・・・」

スタ スタ
スタ スタ

こうしくん「あ〜 じゃじゃハムちゃん、早く来ませんかね!!」
こうしくん「久しぶりですので今日は地下ハウスに連れていきましょう!」
こうしくん「ハム太郎さんたちもきっと喜びますし!!」

こうしくんがそう話していると—。

ピ—ン ポ—ン

こうしくん「! 来ました!!」

スタ スタ

ガチャ

カナちゃん「こうしくん、じゃじゃハムちゃんとダイスケさんが来たわよ」

ダイスケさん「こんにちわ、こうしくん!」

こうしくん「こんにちわです、ダイスケさん!!」

ダイスケさん「ほら、じゃじゃハムちゃん」
ダイスケさん「こうしくんに挨拶をして」

じゃじゃハムちゃん「・・・・・・」

ピョ—ン

じゃじゃハムちゃん「よっと」スタン
じゃじゃハムちゃん「よお、こうし!!」

こうしくん「お久しぶりです、じゃじゃハムちゃーん!!」
こうしくん「あの結婚式の日以来ですね!」

じゃじゃハムちゃん「そうだな、あれからしばらくの間は会いに来れなかったからな」
じゃじゃハムちゃん「でも、相変わらず元気そうだな!」

こうしくん「じゃじゃハムちゃんの方こそ、お元気そうで何よりです!」

カナちゃん「それじゃあ、こうしくんとじゃじゃハムちゃん」
カナちゃん「二人とも、仲良く遊ぶのよ」

ダイスケさん「じゃじゃハムちゃん、あまりこうしくんに迷惑をかけるなよ」

こうしくん「わかりました。カナちゃん!」

じゃじゃハムちゃん「おう、任せておけ!」

パタン

じゃじゃハムちゃんが到着し、大喜びのこうくしん。部屋にじゃじゃハムちゃんと飼い主のダイスケさんが来て、久々にじゃじゃハムちゃんと対面したこうしくんはお互いに挨拶を交わした。その後、
二人の飼い主が部屋を後にし、二人だけになったこうしくんたちは久々に皆の集まる地下ハウスへ向かうことになった。

こうしくん「・・・・・」
こうしくん「では、早速地下ハウスへ行きましょう!」

じゃじゃハムちゃん「そうだな、ハム太郎たちに会うのも久しぶりだからな!」

タタタタ


—公園—

スタ スタ

こうしくん「・・・・・」

じゃじゃハムちゃん「この公園を通るのも久しぶりだな」

こうしくん「ははは、そうですね!」
こうしくん「じゃじゃハムちゃんは地下ハウスに着いたら、皆と何をして遊びたいですか?」

じゃじゃハムちゃん「うーん、そうだなー・・・・」
じゃじゃハムちゃん「あたしは別に皆と遊べるなら何でも構わないぞ」
じゃじゃハムちゃん「こうしは何をして遊びたいんだ?」

こうしくん「ボクも別に皆さんと一緒に楽しく遊べるのでしたら、何でもいいですよ」

じゃじゃハムちゃん「そっか・・・・・」

公園を歩いている二人はいつもと変わらず普段のように話をしているが、じゃじゃハムちゃんは内心ではこうしくんに今後のことについての話をするべきかどうかを悩んでいた。結婚したのだから当然
、いつかは自分たちが子供を持つようになるかもしれないと—。

スタ スタ

じゃじゃハムちゃん「・・・・・・」
じゃじゃハムちゃん「(どうするか・・・・・こうしにこの先のことについて話をしておいた方がいいか?)
じゃじゃハムちゃん「(それとも、まだこうしには話さない方がいいか?)」
じゃじゃハムちゃん「(さすがに結婚しているのだから、この先のことについては話しておいた方がいいかもしれない)」
じゃじゃハムちゃん「(けど・・・・・こうしが何て答えるかも気になるし・・・・)」

こうしくん「じゃじゃハムちゃん、じゃじゃハムちゃん!!」

じゃじゃハムちゃん「!」

こうしくん「どうしたんですか、じゃじゃハムちゃん?」
こうしくん「さっきからずっと黙ったままですけど・・・・」
こうしくん「どこか具合でも悪いのですか?」

じゃじゃハムちゃん「あ・・・・・」
じゃじゃハムちゃん「(やっぱり、こうしには話しておいた方がもいいかもしれない!)」
じゃじゃハムちゃん「(このまま話さないでいると、かえってこうしにしんぱい心配をかけてしまうかもしれない!!)」

こうしくん「じゃじゃハムちゃん?」

じゃじゃハムちゃん「な、なあ・・・・こうし」

こうしくん「はい、何でしょうか?」

じゃじゃハムちゃん「こうしはこの先・・・・・もし、あたしに子供が出来たらどうする?」

こうしくん「え、じゃじゃハムちゃん!? まさか、子供が出来たんですか!?」

じゃじゃハムちゃん「あ、いや! そうじゃねえよ!!」
じゃじゃハムちゃん「ただ・・・・・もし、子供が出来たらどうするのかなって思ったんだ」

こうしくん「あ、そういうことですか」
こうしくん「うーん・・・・・そうですねー・・・・・」

じゃじゃハムちゃん「やっぱり、嬉しくないのか?」

こうしくん「! そんなことありませんよ!!」
こうしくん「寧ろ、嬉しいくらいですよ!!」

じゃじゃハムちゃん「!」

こうしくん「だって、ボクたちの子供ですよ!」
こうしくん「子供が出来たら、誰だって嬉しいに決まっているじゃないですか!!」

じゃじゃハムちゃん「こうし・・・・・」

こうしくん「もしかして、じゃじゃハムちゃんはそのことについて悩んでいたのですか?」

じゃじゃハムちゃん「あ・・・・・ああ」

こうしくん「そうですか・・・・」

じゃじゃハムちゃん「不安・・・・じゃないのか?」

こうしくん「確かに、不安なこともあります」
こうしくん「でも、ボクたちの子供が元気に大きく育ってもらえば・・・・・それ以上のものは何も要りません」
こうしくん「それに、じゃじゃハムちゃんと一緒なら大丈夫です!」

じゃじゃハムちゃん「な、何でそんなにきっぱりと言い切れるんだよ?」

こうしくん「だって、長い付き合いですから!!」

じゃじゃハムちゃん「・・・・・・・」
じゃじゃハムちゃん「ふ・・・・・・ふははははは!!」
じゃじゃハムちゃん「そうだな、確かにお前の言う通りだよ」
じゃじゃハムちゃん「この先、色々と不安のあることがたくさんあるかもしれない」
じゃじゃハムちゃん「だけど、あたしには・・・・・こうし・・・・・お前がいる!!」

こうしくん「じゃじゃハムちゃん・・・・」

じゃじゃハムちゃん「ありがとな、おかげで今までモヤモヤしていた物が無くなってスッキリしたよ!」

こうしくん「お役に立てて光栄です」

じゃじゃハムちゃん「しかし、まさか・・・・このあたしがお前みたいな泣き虫に助けられるとはな!」

こうしくん「じゃじゃハムちゃん、それはあまりにもひどいですよ!!」

じゃじゃハムちゃん「はははは、冗談だって!!」
じゃじゃハムちゃん「さーて、早く地下ハウスに行こうぜ! ハム太郎たちが待っているからな!!」

タタタタ

こうしくん「あ、待ってくださいじゃじゃハムちゃん!!」

タタタタ

じゃじゃハムちゃん「(ありがとな、こうし)」
じゃじゃハムちゃん「(お前のあの言葉がなければ、とてもあたしだけじゃどうにもならなかったよ)」
じゃじゃハムちゃん「(いつか・・・・・一緒にあたしたちの子供を育てようぜ!!)」

今後のことについて悩んでいたじゃじゃハムちゃんだったが、こうしくんの掛けてくれた言葉によって、今まで悩んでいたことが全て吹っ飛んだことでいつもの彼女に戻ることできた。この先、多くの困難が待ち受けているかもしれないが二人の力なら乗り越えることができるかもしれないと—。
二人はそのまま地下ハウスに向かって走って行ったのだった。
ちなみに、二人の子供についての話はまだ先のことである。

Fin


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