二次創作小説(紙ほか)
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- ハム太郎シリーズ第3弾タイショーくん編
- 日時: 2019/06/01 16:24
- 名前: ミステリー (ID: Ag1rlUDl)
こんばんわ、ミステリーです。
今回は前回の作品として投稿した第2弾「こうしくん編」に続き、第3弾「タイショーくん編」を投稿したいと思います。タイショーくんは第2シリーズである「はむはむぱらだいちゅ」の最初では、ヒーローハムとしてハム太郎たちのピンチに駆け付けていましたが、後にハム太郎に正体がバレて無事にタイショーくんとして復帰しました。今回はタイショーくんが大好きなリボンちゃんに告白しようとする様子が描かれた内容を書いていきますのでよろしくお願いします。
—STORY—
ある日のこと。地下ハウスから出てきたタイショーくんは天気が良いので近くの公園に向かって歩いていた。まだ地下ハウスには誰も来ておらず、近くの公園に行けば誰かに会うかもしれないと思ったのが理由でもある。そして、公園に着いたタイショーくんだったがそこである人物と出会う—。
—地下ハウス 外—
ドス ドス
タイショーくん「・・・・・・・」
ドス ドス
タイショーくん「ふぅ・・・・・まだ誰も来ていねぇ」
タイショーくん「まあ・・・・良い天気だし、暇だから近くの公園でのんびりでもするか」
ドス ドス
タイショーくん「それに、公園に行けば誰かに会うかもしれないからな」
ドス ドス
タイショーくん「今日は天気が良いから皆でサッカーとかでもしようかなー」
—公 園—
ドス ドス
タイショーくん「よーし、着いたじぇ!」
タイショーくん「取り敢えず、ベンチの上にでも乗ってのんびりするか」
ドス ドス
ドス ドス
タイショーくん「さーて、誰かここを通らねぇかなー・・・・・」
ドス ドス
ドス ドス
タイショーくん「ドバドバドバ!!」
タタタタ
タイショーくん「よいしょっと・・・・」
タイショーくん「ふぅ・・・・・・」
公園に着いたタイショーくんはベンチのある方まで行き、ベンチの上を上り、ベンチに座った。タイショーくんはのんびりしながら誰かがここを通るかもしれないと思っていた。公園は必ず皆が通ってくるが時間によって誰が通ってくるのかが決まっていることをタイショーくんは知っている。丁度この時間だと通ってくる可能性があるのはハム太郎とこうしくんとリボンちゃんの三人。特に、ハム太郎とこうしくんは二人で来ることが多いが、たまに三人で来ることもあるのでタイショーくんは三人が来るのではないかと予想している。タイショーくんが考えていると、遠くから誰かが歩いてくる姿が見えてきたがその人物は—。
タイショーくん「大体今ぐらいの時間だとここを通ってくる可能性が高いのはハム太郎とこうし・・・・そして、リボンちゃん」
タイショーくん「ハム太郎とこうしは基本二人で来ることがほとんどだから分かるが、たまにリボンちゃんも一緒で三人で来ることもがあるからな」
タイショーくん「他の奴らは時間としてはまだ早いから、大体この三人の内の誰かが来るのは間違いない」
タイショーくん「ハム太郎とこうしでも良いが、出来ればリボンちゃんが来てほしいじぇ」
スタ スタ
???「・・・・・・・」
タイショーくん「お、誰かが来た!?」
???「・・・・・・・」
タイショーくん「一体誰だじぇ?」
???「・・・・・・・」
???「もう誰か来てまちゅかなー?」
タイショーくん「あ、あれは!?」
タイショーくん「(リ、リボンちゃ———ん!!!)」
リボンちゃん「ハム太郎くん、来てまちゅかなー?」
タイショーくん「今日はリボンちゃん一人で来たのか!」
タイショーくん「よしっ!」
タイショーくん「ドバドバドバ!!」
タタタタ
リボンちゃん「今日は良いお天気でちゅわ♪」
タイショーくん「おーい、リボンちゃーん!!」
リボンちゃん「!」
タイショーくん「おーい!」
リボンちゃん「あら、タイショーくん!」
タタタタ
タイショーくん「よ、よおリボンちゃん!」
リボンちゃん「おはようでちゅわ、タイショーくん♪」
リボンちゃん「良いお天気でちゅわね♪」
タイショーくん「ああ、そうだな」
タイショーくん「本当に今日は良い天気だじぇ!」
リボンちゃん「タイショーくんはここで何をしているのでちゅか?」
タイショーくん「ああ、天気も良いから公園でのんびりしていたんだ」
タイショーくん「まだ地下ハウスには誰も来ていなかったからな」
リボンちゃん「あら、そうでちたの」
リボンちゃん「まだ誰もいらしていなかったのでちゅね」
タイショーくん「リボンちゃんはハム太郎たちと一緒じゃなかったんだな?」
リボンちゃん「ええ、今日は一人で来まちたわ」
タイショーくん「そっか・・・・・じゃあ、地下ハウスに行って待っているか」
リボンちゃん「そうでちゅね、行きまちょう♪」
ドス ドス
タイショーくん「・・・・・・・」
スタ スタ
リボンちゃん「・・・・・・・」
公園に現れたのはタイショーくんが大好きなリボンちゃんだった。リボンちゃんと合流したタイショーくんはリボンちゃんを連れて地下ハウスに向かって歩いていた。タイショーくんはここでリボンちゃんと二人でいることを利用し、今日こそリボンちゃんに告白しようと考えていた。
ドス ドス
タイショーくん「・・・・・・・」
スタ スタ
リボンちゃん「・・・・・・・
タイショーくん「(こ・・・・・これは! またとないチャンスだじぇ!!)」
タイショーくん「(今なら、リボンちゃんに告白できる!!)」
タイショーくん「(このチャンスを逃したら、もう二度と来ない!!)」
タイショーくん「(言うんだ・・・・今日こそ、リボンちゃんに!!)」
リボンちゃん「・・・・・・・」
タイショーくん「な、なあリボンちゃん?」
リボンちゃん「え、何でちゅかタイショーくん?」
タイショーくん「じ、実はな・・・・・その・・・・・」
リボンちゃん「?」
タイショーくん「リ、リボンちゃんに・・・・・ずっと前から・・・・・言いたいことがあったんだ」
リボンちゃん「え、何でちゅか?」
タイショーくん「えっと・・・・・・・実は・・・・・」
タイショーくん「実は俺・・・・・・・リボンちゃんの・・・・・」
リボンちゃん「え?」
タイショーくん「リボンちゃんのことが・・・・・・・・」
タイショーくん「・・・・・・・・」
タイショーくん「リボンちゃんから前に貰ったものを・・・・・・今でも大事にしているじぇ!!」
リボンちゃん「え、本当でちゅか?」
リボンちゃん「ありがとうでちゅわ、タイショーくん!」
タイショーくん「な、なははは・・・・・」
タイショーくん「(今日も駄目だった・・・・・)」
リボンちゃん「私が前にあげたお花を今でも大事にしてくれているんなんて・・・・・嬉しいでちゅわ♪」
タイショーくん「そ、そうか・・・・・・」
リボンちゃん「タイショーくんはお花が大好きなんでちゅね♪」
タイショーくん「い、いやー・・・・・」
リボンちゃん「タイショーくん」
タイショーくん「?」
リボンちゃん「早く地下ハウスに行きまちょう♪」スッ
タイショーくん「!」
タイショーくん「・・・・・・・」
タイショーくん「お、おう! 早く行こうじぇ!!」スッ
ギュ
タタタタ
タイショーくん「・・・・・・・」
タイショーくん「(ああ・・・・・・俺様は今・・・・・幸せ者だじぇ!)」
タイショーくん「(リボンちゃんに手をつないでもらっている・・・・)」
タイショーくん「(・・・・・・今回も言えなかったが、リボンちゃんと一緒にいるこの時が俺様にとっては一番・・・・・幸せだじぇ!!)」
タイショーくん「(次こそは、必ず・・・・・リボンちゃんに告白するじぇ!!)」
リボンちゃんに告白しようとしたタイショーくんだったが、今回もリボンちゃんに告白することはできなかった。しかし、リボンちゃんに手を引かれたタイショーくんは今のこの時が一番幸せであることを感じていた。そして、タイショーくんは次こそは必ず告白することを決意しながら地下ハウスに向かって走って行った。
Fin