二次創作小説(紙ほか)
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- 新アニポケ 短編集 金色(ゴールド)
- 日時: 2019/12/16 20:39
- 名前: みたらし団子 (ID: 2de767LJ)
1 スクールに行こう! コハル視点
「ゴウ、週末に大事なテストがあるの。リサーチなんとかって仕事があるみたいだけど、行ったほうがいいよ。」
ゴウは、いつも学校に行かないの。理由はあるみたいだけど、今回のテストはこの先に関わる大切なテスト。さすがに受けるべきなのだ。
「えええー。仕方ないなあ。制服どこだっけ?」
「確か私、預かってたんだよなあ。クローゼットだっけ? あ、あった。」
出てきたものの、引出の中に入れっぱなしでしわくちゃだ。
「アイロンかけなくちゃね。取ってきて、ゴウ。」
「どれだー? これ?」
「掃除機よ。」
「これ?」
「それ! ふざけないでよね。」
危ないから。と言って私はゴウが火傷をしないように少しきょりを置いて電源をつけた。
「やっぱり、行きたくないや。」
ゴウは、俯いてそう言った。
「なんで?」
ここは幼馴染として、しっかり聞いてあげようと思ったのだ。
「しばらく行ってないし、変な目で見られそうだし」
「何言ってんのよ。皆、あんたのこと大切な仲間だって思ってる。」
「本当か? 嘘じゃないのか?」
「バカねえ。スクール来ないからって酷い嘘なんてつかないから。」
すべて本音。悲しい思い出なんてつくらせない。
「なら、いってやるかあ。」
俯いていた顔をあげて、笑顔でこちらを見る。
「絶対ね」
2 お菓子作り ゴウ視点
「「コハルーーーーーーー!!」」
「うるさい! 何?」
「お菓子つくってみたいんだ!」
そう! お菓子だ! 食べるだけよりも作って食べたほうがおいしいと聞いたから!
「いいけど・・・。クッキーでいいの?」
「「いええい!!」」
「まず、ウルウの実をちょうだい。」
ウルウの実とは、コハルの家で作り上げ、育てたもので、そのままで食べると苦い。煮たり焼いたりすると、甘くなる。
潰してクッキーに練りこむのだろうか。
「・・・潰す?」
所々、俺らにもやらせてくれた。
「サトシ、小麦粉入れすぎ!」
「ゴウ! もっと練って!」
まっまあ、アクシデントはあったけど、なんとか完成した。
「うっまあああああ!!!!!!」
「美味しい!!!!」
「ああ、そう。よかったね。」
疲れ果ててしまったのだろう。ぐったりとしている。
「ゴウがちゃんとしないからあ。」
「は!? サトシがだろ?」
「どっちもどっちでしょ?」
「・・・・。また、作りたいなあ。お菓子」
コハルには迷惑かけるけど、楽しかったし・・・
「だなっ!」
「しばらくしたらね・・・」
楽しい思い出をこの3人でもっと作っていきたい。ずっと、ずっと。
- Re: 新アニポケ 短編集 金色(ゴールド) ( No.1 )
- 日時: 2019/12/18 06:05
- 名前: みたらし団子 (ID: 2de767LJ)
3 迷子と記憶 ゴウ視点
「ここ、どこだ!?」
そこには、何処までも広がる森。スマホは充電が切れてしまっている。
「まずい、まずい。どうすれば…。」
どうしてこうなったのか? それは…研究所へ帰っている途中、サトシとケンカして、俺が森へ飛び出したのだ。
「ヒバニーは、一度モンスターボールに入って貰って、サトシに預けていたし。」
仕方なく、森を歩いてみようか。
駄目だなぁ。何処まで行っても森だ。
「あの時を思い出す…。」
「ゴウって面倒くさい人だな。」
「っ!…話したくないなら、消えてやるよっ!」
あの時も、飛び出したっけなあ。森が広くて家に帰れないし、喧嘩をして後悔して、泣いてたし。
あれ? あの後は…コハルに助けて貰ったのか。…。
「もう、嫌だな。1人は怖い。」
堪えていた涙を流してしまった。
ガサガサ
「ポケモン!?」
今来られたら…。やられる!
「違う、違う。俺。サトシだ!」
「ピカピ〜カ〜」
聞き慣れた声だ。良かった…
「じゃ、一緒に帰ろうぜ。道はしっかり覚えているからな。」
「ああ。帰ろう。…ありがとな、サトシ。」
- Re: 新アニポケ 短編集 金色(ゴールド) ( No.2 )
- 日時: 2019/12/18 17:49
- 名前: みたらし団子 (ID: 2de767LJ)
一応言いますが、書きたかったら自由に参加してokです。
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