二次創作小説(紙ほか)

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テイルズオブアライアンス
日時: 2020/02/04 17:29
名前: 日の入り時子 (ID: xs5T8t9X)

ガラシア帝国の政策により魔術が全て、魔力が全ての国となってしまい国内では差別が

重大化していた。それを打破するために作られたギルド「バベル」は一時は帝国を圧倒したが

内通者により破壊されてしまった。ギルドマスターの遺志を継ぐ魔力トップクラスの少女

アストリアはこの国に革命を起こす!

—正義のために革命を起こせ!

Re: テイルズオブアライアンス ( No.1 )
日時: 2020/02/04 17:48
名前: 日の入り時子 (ID: xs5T8t9X)

等級は最高級で次期皇帝と期待されるアストリアは等級に関係なく優しくしていた。

「アストリア様は優しいのですね。多くの帝国民たちは等級で差別すると言うのに…」

桃色の髪をした青年ラインバルトはアストリアにそう言った。彼女の短い黒髪が揺れる。

「王様がみんなに優しくしないなんてどうかと思うよ私は。それとね…貴方に苦しいことを

させてしまうんだけど…」

アストリアが小声で囁いたことにラインバルトは目を見開いた。

「だめです!貴方はそんなことをしてはダメだ!」

「嫌だよ、私は!皇帝だって私が自由のバベルのギルドマスターの娘だって察している

はず…。私はもう我慢できないよ」

アストリアはギュッと手を握る。彼女は昔、自由の塔のギルドマスターをしていた男の

娘だ。彼は勿論、公開処刑されたが彼の妻と娘は見逃された。娘に関しては魔力がかなり

高いため殺せない。

「分かりました…どうなっても知りませんよ。もう二度と平和に暮らせなくなっても」

アストリアは頷いた。





「オイいたか!?」「いや、逃げられた…やっぱりバベルのマスターの娘だな」

兵士たちの話し声が遠くなってきた。その隙にラインバルトは小声で合図した。

「では、お気をつけて…」

「ごめんなさい。ラインバルト」

彼女は背を向けて歩き出した。


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