二次創作小説(紙ほか)
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- ポケットモンスター*セイバーズ
- 日時: 2020/03/06 08:49
- 名前: 日の入り時子 (ID: xs5T8t9X)
カナン地方、東洋の雰囲気が漂う地方。
メッソンを相棒に少女トレーナーエレノアはポケモンたちと共に旅に出る。
<注意>
・ポケモン二次創作
・オリジナルトレーナー
- Re: ポケットモンスター*セイバーズ ( No.1 )
- 日時: 2020/03/06 14:05
- 名前: 日の入り時子 (ID: xs5T8t9X)
第一話
カナン地方ポケモンリーグ、その年にデビューしたトレーナーたちすべてが自由に参加できる
最高のショーだ。今年のポケモンリーグは今までと違う。様々な地方のトレーナーたちが
やってくる。そのトレーナーたちは今、エレノアが住むメブキタウンにいた。
「あ、ルーファス博士。こんにちは」
白衣を着た男はエレノアに挨拶を返す。カナン地方を代表するポケモン博士ルーファスは
所謂議員のような立場でもある。彼が連れているポケモンはグレイシアだ。
「時間ピッタリだね」
エレノアは両手でメッソンを抱いている。
「渡す前に彼らの事を紹介しておくよ。彼らは別の地方からここへやってきたお客様だ。
カロス地方から来たプラターヌさんの代理人アラン君とマノンちゃん。二人とも、こちらは
エレノア。今日新たにトレーナーデビューした子です」
ルーファスはポケットから一つのリングをエレノアに渡した。そのリングをエレノアは指にはめる。
「それはポケモンリーグチャレンジャーの証だ。僕からではなくチャンピオンヨシュアからね」
ヨシュアはエレノアの従兄に当たる男だ。そして現カナン地方のチャンピオン。
「僕の方で君の登録は終わらせてある。開会式に行っておいで、途中でポケモンを捕まえて
みなさい。あ、後彼らの案内も頼まれてくれるかな?」
エレノアはその役割を買って出てメブキタウンを出る。
- Re: ポケットモンスター*セイバーズ ( No.2 )
- 日時: 2020/03/06 16:16
- 名前: 日の入り時子 (ID: xs5T8t9X)
第二話
「えいっ!」
勢いよく当たったモンスターボールでラルトスをゲットした。更にイーブイもゲットする。
「おやおや?噂に聞くチャンピオンが選んだトレーナーは君かな?」
顔の右半分を仮面で覆った紫髪の青年は声を掛けてきた。エレノアと共にアランたちも困惑。
「サーカスの人かな?」
マノンの言葉を聞き彼は頷いた。
「そう、僕はサーカス団の団長さ。サーカス団プリメラの団長、そしてヒグレシティジム
ジムリーダー、ウィズというんだ」
ヒグレシティジムは悪タイプのジム。秋の区に存在するジムだ。
「そちらの方々はカロス地方のトレーナーかな?」
「はい。お兄さん、サーカスの人だったんですね」
「あぁ、フタバシティでは僕たちがショーをする予定だよ。気になるなら開会式の後、
来ると良い。じゃあね。エレノア」
そう言い残して彼は消えていった。少し一服してから再び歩きだした。大きな門を潜ると
そこはフタバシティ、ポケモンリーグ、ジムチャレンジ開会式が行われる場所だ。
「ここがフタバシティか」
「いつもはここまで人はいないんだけど開会式があるから沢山集まってるんだよね」
エレノアは鞄の中からロトム図鑑を取り出し起動。図鑑としての役割だけでなく現代でいう
スマホのような役割もできる。
「カザマキシティ…もしかしてそこに一つ目のジムが?」
「そう。ここのジムが少し特殊でさ、下調べしておこうと思ったの」
少し見てからエレノアは開会式場の中に入った。ジムリーダーと対面できるわけではない。
会場から大きな声が上がる。その中で主催者が姿を現した。主催者グループ代表者の女性、
名をフローリア。そして彼女の車椅子を押す執事の男はビートという。
「皆さん、長らくお待たせいたしました。皆さんのおかげで今年もジムチャレンジの良い
スタートができました。皆さんも知っている通り、今年のジムチャレンジは豪華なお客様で
溢れています。そう!他の地方から様々なトレーナーが集まっているのです!更に今年は
なんと多くの代表役員たちが推薦したトレーナーも多く出場します」
画面にはシルエットのみ。そして同時に出場するトレーナーたちが入場する。全員が揃い
フローリアは声を上げる。
「ここにいる全員が仲間でありライバル!今日ここにジムチャレンジ、開始です!!」
- Re: ポケットモンスター*セイバーズ ( No.3 )
- 日時: 2020/03/06 17:53
- 名前: ベリー ◆Y1mVUEY/OI (ID: AtgNBmF5)
どうもこんにちわ、ベリーです!
ポケモンセイバーズ読ませて頂ました。
とても面白く、続きが楽しみです!これからも頑張ってください!
- Re: ポケットモンスター*セイバーズ ( No.4 )
- 日時: 2020/03/06 18:46
- 名前: 日の入り時子 (ID: xs5T8t9X)
第三話
開会式終了直後、事件は起こった。
「あ、すみません」
中年の男が声を掛けてきた。電車の運転手だろう。
「他、助けてください!電車が…電車が!!」
あたふたと話している。
「わ、分かりました!電車に行ってみます!」
エレノアたちは電車の方へ向かう。乗り込むと同時に扉が閉まり中が大きく揺れる。
窓の方に目を向ける。
「不味い…早く止めた方がいいかも」
「どうして?」
「この先、工事中の橋があるはず。工事は今日中に終わるはずだけど夜だと思うから…」
「なら急ぐぞ。恐らく運転席に犯人がいるはずだ」
全員が頷き揺れる車内を駆け抜ける。先頭車両に入ったとき、二人組の女に出会う。二人の服には
Rの文字がある。
「分かってくださる?私たちロケット団なのよ。ポケモン置いていくか逃げるか選んでいきなさい!」
金髪の女ミィニャ、銀髪の女セロシアの前で三人はその選択を無視した。ここまで来たら
ポケモンバトルだ。ミィニャ、セロシアはそれぞれクロバットとドラピオンを繰り出す。
「マノン、エレノアは下がってろ!行け、リザードン!」
「あら、一人でやる気?ハンデのつもり?それで負けても文句は受け付けませんから」
「私は先に行ってみるよ!!」
エレノアは隙を見て駆け出し運転席にやってきた。扉を開けた先には誰もいなかった。
「いない…って、ヤバいヤバい!!」
火が出ている。エレノアはメッソンに水鉄砲をするように指示した。どうにか火が消え
エレノアは停止させるレバーに手を掛ける。固い。
「私とハリさんも手伝うよエレノア!」
「うん!じゃあ行くよ、せーの—」
残り2m…1m…。甲高い音と共にギリギリで列車は止まった。
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