二次創作小説(紙ほか)

■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
 入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)

とある一般人の取扱説明書
日時: 2020/04/01 19:17
名前: 春先雪華。 (ID: xs5T8t9X)

とあるシリーズの二次小説。原作のキャラも出るかもしれないです。


レベル0認定されている女子高生、蓬莱光葉は超能力「完全領域パーフェクトエリア」に

目覚める。チートに近い能力を手に入れた彼女は様々な超能力者や魔術師たちとの繋がりを

広げていく。


原作がにわかで曖昧なところがあるかもしれません。それでも構わない、許せますという人は

是非読んでいってください。

Re: とある一般人の取扱説明書 ( No.1 )
日時: 2020/04/01 21:58
名前: 春先雪華。 (ID: xs5T8t9X)

第一話


この学園都市では超能力が存在している。蓬莱光葉は能力は持っていない。レベル0ということだ。

結構制限されることが多いが今日、彼女に変化が起こる。

それは夕方の事だった。

「よぉ、もう暗くなるぜ。女の子一人で出歩いたら危ないんじゃないか?レベル0否…

ちゃんと能力は持っているらしいじゃないか」

栗色の髪をした青年は笑顔を浮かべているが光葉は冷や汗が止まらない。

というか今、なんて?能力を持っている?いやいや、私はレベル0だし、能力無いし…。

カンカンという音を立てて何かが足元に転がってきた。誰が見ても本物のナイフだ。

「それ、使っても良いぜ?俺もこうみえて能力者で体が頑丈なんだ」

青年は軽く両腕を広げる。何を意味しているのか察することは容易いが殺人罪で逮捕されるのは

丁重にお断りしたい。数十秒もして青年は溜息を吐いた。

「なるほどなぁ。人殺しにはなりたくねぇって思ってるな?」

青年は光葉の目前に立ちナイフを自分の腹に突き立てた。だが服が裂けただけで済んでいる。

「なっ!マジで!!?」

「と言ってもこれは能力の副産物だけどな。俺に与えられた仕事は一つ、何としてでも

お前の能力を目覚めさせること。良いか?お前の能力はどうやって物を動かしどうしたいか

何処にやりたいかを正確に想像することが肝になる」

「うわっ、なんか授業始まった」

青年は丁寧に細かく色々説明してきた。にしても想像か…想像ねぇ…。目線を斜め下に動かし

考える。「うわっ」という小さな声で我に返った。アッパーを喰らった格好から体を前に倒す

青年。そうか、なんかコツが掴めたかも。さっきめっちゃヒヤヒヤさせられたから痛い目に

遭わせてやるって考えてたなぁ…。

「テメェ!わざとやっただろ」

「ちゃうちゃう。5分の1はそうかもしれないけど違うよ。ていうか帰ってもいい?」

「オイお前今、否定しなかったな?否定しなかったけど仕方ないから許すわ」

青年、雲通律哉と言いレベル2で肉体再生の能力を持っているという。大きな損傷でなければ

半日以内に全回復するとんでもない回復力の持ち主で暗部に所属しているらしい。

Re: とある一般人の取扱説明書 ( No.2 )
日時: 2020/04/01 23:02
名前: 春先雪華。 (ID: xs5T8t9X)

第二話


雲通律哉所属の暗部サインは要人の護衛と敵の殲滅を主とする集団らしい。それを考えると

光葉はサインを雇った人間からは要人として見られていると考えられる、らしい。

そう説明したのは風紀委員に所属している男子生徒、西風辰彌だ。

「あのぉ話してくれるのは良いんだけど…目測約10m離れて話すのは可笑しい!」

光葉から約10mほど離れた場所には腕章を付けた辰彌が立っている。彼は実力は高いが素行不良で

女を嫌っている。

「仕方ないだろ。苦手なもんは苦手なんだ」

辰彌は雷電操作という能力を持つ。要は雷、電気を操る。軽い電撃ならばインターバルが短く

連続で撃てる。彼は主に体に纏って直接打撃を与え電撃を食らわすという攻撃手段に

使っている。因みに形状も変えることが可能。

「あ、いたいた。アンタが蓬莱光葉か?悪ィ辰彌、この子借りてくぞ」

突然現れた男子生徒は光葉を右肩に担ぎあげて外に出て行った。それを辰彌は黙って見送った。

担がれた光葉は何が起きたか分からず頭が真っ白になった。

「ホントに悪いな。担いでった方が早いと思って」

「まぁ恥ずかしい思いをさせるためなら早いけど…」

冷静に光葉は返した。彼は黒野蓮司、身体教科レベル4で五感等から運動能力まで様々な強化が

できる。元々学校で1、2を争うほど怪力なので強化せずとも光葉(約50㎏)を担ぐことは苦では

無いだろう。

「なんかお前を連れて来いって言われたんだよ。なるべく早くって言われてるから我慢しろよ。

あんまり動くと落としちまう」

「…はい」

Re: とある一般人の取扱説明書 ( No.3 )
日時: 2020/04/02 14:22
名前: 春先雪華。 (ID: xs5T8t9X)

第三話


やっとこさ地面に降ろされた光葉の前には車椅子に乗った女性と彼女の後ろに控える若い男が

いた。

「初めまして貴方が蓬莱光葉さんね。私は明月院心音、彼は私の執事をしている

椋竜鉅むくりゅうはがね今日は貴方に招待状を渡しに来たの」

明月院は学園都市を支える柱となる一族だ。超重要人物だ。

「学園都市発足記念式典には限られた人物だけが招待される。貴方の事を色々調べたの、

貴方を招待させて」

「でもなんで私を?目立ったことはしてないけど…」

「能力を持っている人間が、か?」

口を挟んだのは鉅だった。

「ごめんなさい、怖がらせているのではないの。招待できる人数も限られていて私、貴方の

お父様にお世話になっているの。その礼を込めて招待させて頂戴」

心音は光葉に手紙を押し渡して帰ってしまった。真っ白な封筒に赤いシールで封をされている。

表面には宛名も書かれている。着信音が鳴る携帯、電話に出るとその声は友人だった。

上条当麻、電話で会話していると彼も心音から招待状を受け取ったようだ。彼の他にも

御坂美琴なども参加するらしい。大きな式典になるらしい。


学園都市某所には何やら不穏な計画が進められていた。

「今のところアイツは約束を破って無いようだな」

ボスらしき男は目の前に立つ男に不気味な笑みを浮かべた。椋竜鉅は表情一つ変えないまま

立っていた。

「そんな顔すんなよ。ちゃんと入れるようにしてくれてるようだしお前のお嬢様に手を出したりは

しねえよ。後は当日、しっかり裏切ってくれよ」

そう言った男、志賀進太郎はスキルアウト組織「紫焔」の前リーダーに重傷を負わせ組織を

乗っ取った。前リーダーの右腕である鉅に脅しをかけ自身の作戦、明月院という柱を破壊するという

事に協力させている。逆らえば明月院心音を殺すという脅しをかけて。


Page:1



小説をトップへ上げる
題名 *必須


名前 *必須


作家プロフィールURL (登録はこちら


パスワード *必須
(記事編集時に使用)

本文(最大 7000 文字まで)*必須

現在、0文字入力(半角/全角/スペースも1文字にカウントします)


名前とパスワードを記憶する
※記憶したものと異なるPCを使用した際には、名前とパスワードは呼び出しされません。