二次創作小説(紙ほか)
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- スタートダッシュプリキュア
- 日時: 2020/04/17 19:02
- 名前: 水無月匣 (ID: xs5T8t9X)
あの日、私の世界が変わった。
兎澤月子は中学校では内気な少女だ。友達も少ない。昼間に月子宛てに大きな箱が届いた。
その中には喋る白狼ハティと白色の鍵が入っていた。そして大きな怪物と対峙した時、彼女は
キュアグリッターとして戦うことになる。白色の鍵の正体は限られた人間がプリキュアの
力を纏うために必要な道具フェアリーキーと呼ばれるものだった。引き込まれるように他の
プリキュアも現れる。
- Re: スタートダッシュプリキュア ( No.1 )
- 日時: 2020/04/17 19:50
- 名前: 水無月匣 (ID: xs5T8t9X)
その日は暖かい春の日だ。帰り道は途中から一人で帰る。どうしても周りと溶け込めず
結果、ほとんど一人でいることが多い。ピコンッ、という音がしてスマホを見るとLINEが
入っていた。母親からのライン。月子宛てに差出人不明の届け物が来たという。怪しすぎる故、
本人が来てから開けるつもりでいるようだ。家に帰ると確かに大きな箱があった。月子は
勢いよく箱を開いた。
「…」
「な、なんか言ってくれないか?というか外に出してくれ」
話す白い狼。と白色の鍵。そして衝撃の瞬間がすぐに来た。
「俺はハティ、よろしく」
「…まぁ!可愛い狼ね。飼いましょう飼いましょう!」
「お母さん、今ツッコむところ…」
話す狼ハティは月子の部屋にいることとなった。
「で、この鍵は何の鍵?」
ハティは加えていた鍵を月子に渡した。
「今なら俺たち二人だけだからな。話すよ。そのカギはフェアリーキー、古代の英雄
プリキュアの力を封じ込めたもの。この鍵は限られた人間だけが使える。だからお前が
使ってくれ月子」
そう言われた時だった。大きな地響きと悲鳴が聞こえて月子とハティは下の階に急ぐ。そこには
大きな怪物。椅子を模しているような姿をしている。
「ウソツキン…ってことはもう俺たちに気付いているのか!」
「え、何そのネーミングセンスの欠片もない名前」
「マジレスすんな!そのマジレスは敵さんに言ってやれ!」
ハティは月子に鍵を使うように言う。合言葉は——。
—開け!慈愛の扉!!
白い光が月子の体を包み込む。そしてその姿は白いプリキュアに変わった。
「大地も空も覆う光!キュアグリッター!!」
不思議と力が出てくる。普段なら出来ないことも出来るようになっている。縦横無尽に駆けまわり
ウソツキンを混乱させる。
- Re: スタートダッシュプリキュア ( No.2 )
- 日時: 2020/04/17 21:36
- 名前: ベリー ◆mSY4O00yDc (ID: J85uaMhP)
- プロフ: http://www.kakiko.info/profiles/index.cgi?no
ベリーです!
え?小説カキコって、プリキュア小説もあるの?!と思ってみさせてもらいました!
プリキュアや仮面ライダーの変わりにポケモンの道を通ってきた私はプリキュアを名前しか知らないので楽しみです!
頑張ってください!
- Re: スタートダッシュプリキュア ( No.3 )
- 日時: 2020/04/17 21:39
- 名前: 水無月匣 (ID: xs5T8t9X)
「グリッター、もう一度鍵を使え!」
ハティが叫んだ。鍵で星を描く。
—プリキュア・グリッター・アルテミス!!」
グリッターの手に白い光の弓矢が握られその矢を放つ。星型の弾も追撃する。
「っだぁ〜…なんか精神的に疲れたァ」
「お疲れさん月子」
えっ!?という顔をする月子。目の前には白髪の美青年姿のハティがいる。
「こっちは人間の姿。まぁこっちで出歩くときもあるからよろしく」
そういうとすぐに元の狼の姿に戻った。
また別の場所。一人の男は何もない場所で何かを呟き現れた扉の中へ入った。
「オイ、プリキュアが復活したぞ」
赤髪のパンク風の男が叫んだ。周りも微かに反応を示す。
「女好きのアイヴが慌ててるのか。明日は槍が降るか?」
「どういう意味だよ!クロス」
アイヴは青髪の男クロスに噛み付いた。
「その辺にしておけ。プリキュアが現れるのは想定内、前のプリキュアも四人いた。つまり
後三人は現れるだろうな」
向かい合ってチェスをしている二人組の男。片方は銀髪、もう一人は顔に縫い目のある男。
ルナールとダリア。彼ら四人はそれぞれこの世界で所謂芸能人として生活している。
アイヴはアイドルとして、クロスはモデルとして、ルナールは俳優として、ダリアはロックバンドの
ギタリストとして。そしてそれぞれ駒井陽一、月宮信哉、雪代透夜、夜刀神咲人と名乗って
表で活動している。
- Re: スタートダッシュプリキュア ( No.4 )
- 日時: 2020/04/18 07:51
- 名前: 岩林 美杏 (ID: f7aWX8AY)
ん?
フェアリーキーって何処かで聞いたことある………
………あ!
リルリルフェアリルのあれかな!
……どーもです!
主人公のツッコミ良すぎませんか?
私も同じこと思ったシーンが少しありました。
頑張ってください!
………プリキュア懐かしい…
- Re: スタートダッシュプリキュア ( No.5 )
- 日時: 2020/04/18 10:31
- 名前: 水無月匣 (ID: xs5T8t9X)
ベリーさん、岩林 美杏さん、コメントありがとうございます!
フェアリーキー、確かに聞いたことある気はしたけどやっぱりか!ちょっと修正します!
フェアリーキー→エンジェルキ
城徳稔は兎澤月子の友人の一人。
「よっ、月子ちゃん」
「あ!稔ちゃん、委員長の仕事お疲れ様!」
稔は生活委員会の委員長をしている。そんな彼女は鞄の中に手を入れ何かを取り出した。
その鍵には見覚えがある。月子が持っているエンジェルキーとは色違いのものだ。
「月子ちゃんも同じの持ってるね」
「あ、こんなところに!ってお前、どうしてそれを…!?」
声を掛けてきたのは人型のハティだった。オイどうしてここにいるんだと言いたかった月子は
それをグッと堪えた。
「そりゃあこの子もプリキュアだし」
「うわ、なんかもう一人出てきた!?」
「月子ちゃん落ち着いてよ…って、うわ!双子!?一卵性!?」
「お前ら落ち着け」
月子と稔を落ち着かせるハティの色違い。一旦落ち着いた全員は下校途中に稔の家に
お邪魔して話を整理する。ハティの色違いの青年、否、狼はスコルと言い稔の予想通り
ハティの双子の弟だった。
「というかあれだね。類は友を呼ぶ的な感じになってるよね」
「プリキュアって四人いるんでしょ?ってことは他の二人も近くにいるってことだよね?」
稔の言葉に月子は頷いた。
「一人プリキュアが現れれば自然と他のプリキュア候補も引き寄せられるように現れる。
それがプリキュアだ」
「え、本当に類は友を呼んでるんだね」
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