二次創作小説(紙ほか)
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- undertaleきみのいない世界で…
- 日時: 2020/06/11 23:07
- 名前: akane☆ (ID: .pwG6i3H)
*死ネタ注意!!
*フリスク女の子設定!!
*ネタバレしか含んでない!!
*皆がタイムラインを知ってる謎設定!
フリスク「ママ?この靴少し大きいよ?」
トリエル「大丈夫よフリスク。子供はすぐ大きくなるわ。」
フリスク「そうか〜…」
トリエル「どうしたの?」
フリスク「私ママみたいな立派な大人になる!」
トリエル「・・・そう…貴方ならきっとなれるわ。」
フリスクは幸せそうな笑顔を浮かべていた。
あの話をして何年経ったかしら。
地上に出てからもう何年経ったかしら。
あの子が亡くなって、もう何年経つかしら…
モンスター達が解放されてから、フリスクは人間とモンスターの間を繋ぐ親善大使となった。
まだ人間でいえば小学生であったが、彼女なりによく頑張った。
学校と仕事を両立させ、(ほぼサンズがやったが)よく頑張っていた。
しかし、段々と隈が酷くなって行き、遂には倒れてしまった。
フリスクはちゃんと栄養も取っていたし、睡眠も取っていた。
保護者の代わりとして結果を聞くと、医者はもう諦めたような顔で首を振った。原因は医者には分からないようだった。しかし、確実に、ゆっくりと、フリスクは死んでいっている。
私たちには分かった。分かりたくなかった。
地下世界で、フリスクは何度か死んでいる。世界は巻き戻っているとは言え、その中心となっているフリスクには、確実に負荷がかかっていた。何度も何度も巻き戻され、辛かったろう。苦しかったろう。
私は自分の罪が重くのしかかった背中を持ち上げ、パピルス、サンズ、アンダインなどフリスクと深く関わったモンスターを除くモンスター達に、おそらくもうフリスクは長くない事、フリスクは何度か地下世界で死んでいること、タイムラインは常にフリスクが中心な事、おそらくだが、もう、フリスクが死んでも世界は巻き戻らない事を伝えた。酷な事をしたかも知れない。しかしこれは皆に伝えなければならない。
皆落ち込んだ。苦しんだ。自分達があの子にしてしまった事を心から後悔した。
その後、フリスクのお見舞いに行った。
トリエル「フリスク。入るわよ」
フリスク「は〜い!!」
フリスクは見た目さえ元気な物の、
毎日体温も下がってきていると伝えられた。
泣きたいのを必死に我慢した。
トリエル「今日はどうだった?体調は優れた?」
フリスク「病院のご飯美味しくなーい」
トリエル「そういうと思ったわ。
フリスク。だからね、今日は特別に…」
袋からパイを取り出した。
フリスク「わあ!バタースコッチシナモンパイだ〜!!」
トリエル「そうよフリスク。貴方のために焼いたのよ。」
フリスク「わ〜い!!!ママ大好き!!」
こうはしゃいでるのを見ると、やっぱり子供なんだな。って思う。
トリエル「どう?美味しい?」
フリスク「うん!!!すっっっごい美味しいよ!!」
トリエル「それは良かったわ。」
トリエル「私ちょっと用事があって…アンダイン達が貴方のこと心配してるから…説明してあげないと…」
フリスク「わかった!!伝えておいてね!!私、フリスクはとても元気よ!って。」
トリエル「勿論よ。我が子。」
続く