二次創作小説(紙ほか)

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スカーレット家の三姉妹
日時: 2020/07/17 20:22
名前: 祭凛 ゆき (ID: sDGCrs9v)

そう…





あれは、



突然の事だった…__









***************
※東方
※紅魔館のお話
※グロいところあるかも
※キャラ崩壊の可能性あり

東方にわかなので違う所あっても気にしないでね

***************

>>01
>>02
>>03
>>04
>>08
>>09

Re: スカーレット家の三姉妹 ( No.1 )
日時: 2020/06/16 20:25
名前: 祭凛 ゆき (ID: sDGCrs9v)

「お嬢様」
ドアの向こうからコンコンと音がなると
1人の少女が入ってきた
「どうしたの?咲夜。」
その少女は十六夜咲夜。
時を操る少女。
「お部屋をお掃除していたら、これがでてきたんですが…」
咲夜が見せてきたのは1枚の写真。
そこには3人の少女が映っていた
「これは……」
「これ、お嬢様と妹様ですよね?この真ん中の人は誰でしょう?」
咲夜が指を指したのは写真の丁度真ん中。
レミリアとフランに挟まれていて、肩ぐらいに結ばれた髪。穏やかな表情。どこか嬉しいような悲しそうな顔。
(あ……)

思い出した…


この子、見た事ある





そう…




あれは…




突然の事だった…__

Re: スカーレット家の三姉妹 ( No.2 )
日時: 2020/06/16 20:51
名前: 祭凛 ゆき (ID: sDGCrs9v)



__冷たい檻の中
妹と別々の檻に入れられ、親から暴力を受け、寂しい日々を送っていた

ある日、奥の扉がゆっくりと開いた
「ひっ」
妹のフランドールが怯える
姉のレミリアがそっと檻の中からフランの手に手を握る

コツコツと段々近づいているのが分かる
暗闇から姿を表したのは幼い子供
「えっ」
つい、レミリアが声をあげる
戸惑うのは当然。普通は親が私達を殴りに来るものだが、今回は幼い女の子だ。
その女の子は私達をじっと見つめる
フランとレミリアは見つめ合う
すると突然、女の子が口を開いた
「こんにてぃわ!」
完全には喋れてないらしい。おそらく「こんにちは」と言っているのだろう
「………」
レミリアは黙る
どうして、こんな幼い子がこんなところにいるのだろう……

フランの方をみると、フランは目をキラキラと輝かせていた
「そのお人形……!」
フランの視線の先を追ってみると、お人形があった。それは女の子が掴んでいる、お人形。
女の子はきょとんと首を傾げる
フランの目がピカる
ようやく分かったかのように、女の子が、
「こりぇ?こにょお人形さんほちいの??」
フランがこくこくと頭を縦にふる
「はい!どーじょ!!」
女の子がお人形を差し出してきた
「いいの!!?」
「うん!!あげりゅ!!」
フランがお人形を手に取るとぎゅっと抱きしめた
「良かったわね、フラン」
「うん!!」
「ありがとう。えっと…名前はなんて言うのかしら?」
女の子がにこーと笑った
レミリアが首を傾げると、フランが、
「大切に使うわ!!」
「フフ…」
久しぶりに笑ったフランの顔を見て、笑みが零れた

気づくと、女の子は居なくなっていた…

Re: スカーレット家の三姉妹 ( No.3 )
日時: 2020/06/17 22:02
名前: 祭凛 ゆき (ID: sDGCrs9v)


「お姉様」
「どうしたの?」
フランが檻の中から言う
「あの小さな子、何だったのかしらね」
フランが首をかしげる
「……そうね」
確かに、レミリアも少し気になっていた。
まさか、お母様とお父様に新しい子供…?
そんな訳……ないよね

10年後

「いや!やめて!!」
「うるさい!!この"バケモノ"!」
フランが奇声を上げると、お母様が怒鳴る
「こんな気色悪い羽なんか生やして…!!ほんと気持ち悪い!!」
バシバシバシ
お母様の怒鳴る声と同時に叩く音が響く
「うぅ……痛い…痛いよぉ…!」
今にも泣き出しそうな声
ごめん、ごめんね、フラン……耐えるのよ…!

数時間後…
ガチャン
お母様がドアを閉める
今日はこれで終わりみたいだ
「フラン…!大丈夫!?」
お母様が出るのを確認すると、すぐフランに声をかける
「………」
フランから返事がない
「フラン!!?」
「…お姉様」
フランの声を聞くとほっと肩をおろした
「今日のも…痛かったな…」
最近はフランに集中攻撃をしているみたい
「大丈夫?フラ…」
ガチャン
(え?)
奥の扉が開く音がした
(どうして?今日は終わりじゃないの…?)
一気に恐怖に陥る
フランが怯えている
「大丈夫。落ち着いて。大丈夫だから」
小声で話しかける
コツコツ
どんどん近づいてくる

(どうか……フランにはもう…手を出さないで…)

姿を見ると、私たちと同じくらいの背の女の子がいた
「へ?」
つい声をあげてしまう
なんで?どうしてお母様達以外の人が入ってくるの…?それに女の"子"じゃない
少しの間がいると、
「お姉様方、こんにちは」
(え?お姉…様?)
なんとびっくり、突然喋り出したと思えば、"お姉様方"と言ってきた


レミリア達ははてなマークがそこら辺に飛び交っていた

Re: スカーレット家の三姉妹 ( No.4 )
日時: 2020/06/18 22:30
名前: 祭凛 ゆき (ID: sDGCrs9v)


「どう言うことかしら?」
レミリアは冷静に答える
「申し遅れました。私は、お姉様達の妹、フレミア・スカーレットです」
フレミアと言う子がぺこりとお辞儀をする
「は?」
私達の……妹…?
てことは………
「あなたは、お母様とお父様の…」
「子供です」
フラミアが答える
そんな…もう子供は生まないと言ってたのに……
(あっ、)
「フレミア!あなたは、吸血鬼じゃないわよね!?」
レミリアが必死に問う
「はい、人間です」
「よ、良かった……」
また吸血鬼に生まれたら、私達みたいにされちゃうところだった……

てことは、普通の人間。新しい妹…?
「私は、お姉様の味方です。もう、こんな酷いことはやめてほしいと思っています…」
「フラミア…!」
やっと、やっと私達の味方ができた…!
「う、うぅ…」
レミリアが泣き崩れる
「お、お姉様!?」
「うぅ、うぅ…うわあぁん」
よほど嬉しいのか、涙が止まらない
「うわあああん」
レミリアが泣くのを見て、緊張がほぐれたのか、フランも泣き出す
「お、お姉様達!!?」
フレミアが困った顔をする

数分後
「…ごめんなさい。フラミア。つい、嬉しくって…」
レミリアがしょんぼりする
「いえ、大丈夫です。それぐらい、辛かったんですよね」
フラミアがにこっと笑う
「私、毎日ここにきます!本当は、お母様達に説得しなくてはいけないんですけど…」
「大丈夫よ。お母様に言ったら、何されるか分からない。私達の事は気にしないで?あなたが来てくれて、本当に嬉しかったわ。」
レミリアが微笑む
「私に妹…!私お姉ちゃん…!やったぁ!」
フランが飛び上がる
「そろそろ、行きますね。また後程来ます」
フレミアがドアへ向かう
「待って、フラミア。私達の事は、レミリアお姉様、フランお姉様と呼びなさい。どっちもお姉様だと、わかりにくいでしょう?」
「はい!」



〜おまけ〜
「あ、あと敬語は使わなくていいのよ?姉妹なんだから」
「は、はい!じゃなくて、分かった!!」
「それでいいのよ」


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