二次創作小説(紙ほか)

■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
 入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)

人を傷つける痛み【東方project】
日時: 2020/08/20 16:39
名前: 優羽 (ID: f7aWX8AY)

今回は!
原作と、とある方の漫画を参考に作らせていただきます!

とある方の神漫画↓
https://www.pixiv.net/artworks/76992396

原作:東方茨歌仙

一応説明から始めるので原作知らない方でも大体は分かると思います!

説明&考察 >>01-02
一話 >>03->>04
二話 >>05
三話 >>06
四話 >>07

Re: 人を傷つける痛み【東方project】 ( No.3 )
日時: 2020/08/08 15:25
名前: 優羽 (ID: f7aWX8AY)

「ふぁ…眠い…」

霊夢は「ふぁぁ」とあくびをする。

あの事件(?)が終わり早数ヶ月。
茨華仙とはなんとか元の仲に戻れたが、なんだかんだでまだギクシャクしている。

「あら、まだ暑いのに眠い方が勝つのね」
「…まぁ暑いけど真夏の時よりマシよ」

茨華仙は何の前触れもなく現れたがそんなのにはもう驚かなくなった。

「ん…眠い」
「何か夜更かしでもした?」
「んん…してない」

霊夢は茨華仙の肩にもたれかかった。
他にもたれかかるものがなかったのだろうか。

「んー…」
「…私にもたれかからなくても」
「ふゃぁ…」
「って…」

霊夢はもう寝てしまったのか反応が無い。
茨華仙はハァとため息をつく。

「呑気な奴ねぇ」

茨華仙は霊夢の頭を撫でた。
ごそっと動いたので起こしてしまったかと思い、霊夢の頭から手を放した。
しかし起きた訳ではなく、そのまま続けて寝てしまった。
茨華仙は辛そうな顔をして、霊夢を見つめた。







「ごめんなさい…」







そう呟いて。

Re: 人を傷つける痛み【東方project】 ( No.4 )
日時: 2020/08/09 09:44
名前: 優羽 (ID: f7aWX8AY)

「…んー?」
「お?起きたか?」
「…魔理沙か…あれ?華扇は?」
「私が来た時には居なかったぜ?」

…となると華扇は霊夢が寝ている間に帰った…となる。

「ねぇ、一つ聞いていい?」
「ん?いいけど…」
「…魔理沙はさ、アンタ風でいう友達をさ、倒せって言われたらどうする?」
「…倒せって?」

魔理沙はきょとんと首をかしげる。
なんでそんなことを聞くのだろう…

「…ソイツ(相手)が望むなら、ソイツのためになるなら倒す」
「…へぇ」

霊夢の顔は一瞬曇って見えた。

「…というかもう昼ね」
「昼寝にしては早すぎるぜ?」
「いいじゃない…」

霊夢はぶすっとしてそっぽ向いてしまった。

*************

「…はぁ」

深夜、霊夢はため息をつく。
疲れた訳でもしんどい訳でもない。

「相手のため…か」





















「アイツは…それを望んだのだろうか…………」

Re: 人を傷つける痛み【東方project】 ( No.5 )
日時: 2020/08/17 21:24
名前: 優羽 (ID: f7aWX8AY)

「もう…やだよ…私、もう…アンタを…」

霊夢はギュッと華扇の服を握りしめる。
何処かに鍵をかけて誰にも伝えなかった気持ち。
何処で溢れたのか。
分からない…

「ばぁか…私だって…辛いんだよ…アンタなに考えてるか分かんないしアンタを倒させて私の気持ち考えないでさ…!」
「…」

華扇はグイッと涙を拭った。

「…だんまりなの?」
「…ごめんなさい…ごめんなさい…分かってる…辛いことくらい分かる」
「じゃあなんで…?!」

霊夢が言い終わる前に華扇は霊夢を抱きしめた。

「やだ…離して…!」
「駄目」

華扇が霊夢を抱きしめる力は強くなった。
霊夢は、少なくとも離してくれない、と察した。

「…今は誰も居ない…泣いて…良いから」
「…ばぁか!」

霊夢も華扇に抱きつく。
霊夢はずっと「ばぁか」と呟いていた。
そして、長い時間、ずっと泣いていた。

「っ…あぁ…馬鹿…馬鹿っ」
「…ごめんなさい…」















「私も…とんだ馬鹿になったものね」

Re: 人を傷つける痛み【東方project】 ( No.6 )
日時: 2020/08/18 17:53
名前: 優羽 (ID: f7aWX8AY)

今回殺戮の天使より「Into the Area」を聞いてまする!
泣ける感じなので今回にぴったしです

10分ループなので終わったら華狭間のバトルフィールド(華扇の曲だお)聞きにいこ
それか嘘のすゝめかな…

*******************

「…少し落ち着いた?」
「ん…まぁ…でも…このままで良い」
「え?」
「いいから」

華扇はきょとんと首を傾げたが、その後クスリと笑った。

「…流石にね…霊夢が何か言うとは思っていたけれど…まさか…傷つけちゃうなんてね」
「…私をなんだと思ってんのよ」

華扇は少し間を空けて喋った。

「世話の焼ける巫女さん」
「なにそれ」
「だって目を離すとすぐ変なことしてるし」


「…私だって辛かったわよ、貴方に私を倒させる、なんてさ。貴方も修行不足だし。腕もどんなことするか分かんないし。」

華扇は霊夢の髪を撫でた。
霊夢はこの言葉を聞いて少し反省した。

「…ごめん、言い過ぎた」
「いいのよ、何も言わずに、説明もせずにならこうなって当たり前なの。説明不足だったわね」
「んぅ…なんなの…」
「え?」
「だって…」






















「確かに言い出したのは私だけど…流石に攻めすぎよ」

Re: 人を傷つける痛み【東方project】 ( No.7 )
日時: 2020/08/20 16:37
名前: 優羽 (ID: f7aWX8AY)

「…ワガママねぇ」
「ワガママですよーだ」
(開き直った霊夢さん)
「じゃあ霊夢はこれからどうしたいの?」
「…は?」

霊夢は意味が分からず「は?」と返してしまう。

「どうしたいって…?」
「さぁ。答えたら教えてあげるわ」

霊夢はますます分からなくなり首を傾げる。

「…強いて言うなら…もう知り合いを倒すのは嫌。…ごっこじゃない限り」
「そう…分かったわ」

そう言うと、華扇は霊夢をぎゅーっと抱きしめた。

「ちょっ?!苦しっ…」
「あ…ごめんなさい…」

華扇は抱きしめる力を弱くした。

「みんなそんなことしないわよ。特別な理由がない限りね」
「した本人が言う?」

「説得力が無いわよ」と霊夢が告げると華扇はクスクスと笑って霊夢を妹のように撫でた。
霊夢は顔を真っ赤にしたが、嫌では無いらしく…

*******************

はい!
優羽ちゃんです!
今回は東方projectEXボスメドレーがお供です!
フラン、紫、妹紅で小説描き終わりましたー!

ついでに…この小説完!
…のはずです

独り言の様な小説を読んで頂きありがとうございました!
また何処かで!


Page:1 2



小説をトップへ上げる
題名 *必須


名前 *必須


作家プロフィールURL (登録はこちら


パスワード *必須
(記事編集時に使用)

本文(最大 7000 文字まで)*必須

現在、0文字入力(半角/全角/スペースも1文字にカウントします)


名前とパスワードを記憶する
※記憶したものと異なるPCを使用した際には、名前とパスワードは呼び出しされません。