二次創作小説(紙ほか)
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入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)
- 2つの世界の私〜フラン編〜幻想郷入り
- 日時: 2021/04/07 17:15
- 名前: はちくま (ID: xVgmFESq)
- プロフ: https://www.kakiko.info/profiles/index.cgi?no=13030
ここはどこなの?
目を開ければ霞がかかったような景色が見える。
そこには私に似た少女。
金色の髪をし、赤い瞳。
その赤い瞳もこちらに向けられている。
その子と私は同時にいう。
「なんで、、私が……?」
ママ「起きて、風蘭(ふらん)、朝よ」
風蘭「ん……おはよう……」
変な夢を見た。私がいた。違ったのは羽があったことくらい。綺麗な羽だった。宝石のようなものがぶら下っている枝というのが一番近い表現だ。
私と同じナイトキャップに部屋着、金色の瞳。
そして何より赤い瞳。
私は赤霧(あかぎり)風蘭(ふらん)。10歳の小学4年生。
ランドセルの準備をし、服を着替える。
最後に髪をサイドで結び、下のリビングに行く。
ママ「おはよう、風蘭」
ママは赤茶の髪に茶色の目。私よりもはるかに日本人っぽい。
ママ「学校大丈夫?」
風蘭「うん、ママがきちんと話してくれたおかげで何もないよ!」
嘘である。いじめられてるし、先生も私のことをよく思ってないみたいでいじめを見てみぬふり。
でも、ママを心配させるわけにはいかない。
朝食を食べ、時間になる。憂鬱だ。
風蘭「行ってきます」
ママにさとられないよう、明るい笑顔で言った。
ママ「いってらっしゃい」
今日は全校集会。私は作文を全校生徒の前で発表することになる。
こんな容姿なのに。
いっそのこと自殺してしまおうか。
そう思った時だった。
?「あら、憂鬱そうね」
1人の女性が声をかけてきた。
腰あたりまでの金色の髪、紫っぽい瞳。紫のワンピースのような服を着ていて、日傘をさしていた。15、6歳くらいの身長だ。
風蘭「誰ですか?」
すると軽く微笑んで女性は言った。
紫「私は八雲(やぐも)紫(ゆかり)。あなた、こちらの世界へ来ない?」