二次創作小説(紙ほか)
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- ~最遊記~ 君の寝顔に微笑みを
- 日時: 2022/11/22 00:21
- 名前: ホタル (ID: X1/H6Kkq)
一応ドリーム小説です。
女主人公は、陰陽師兼少し霊感があり。
とある事情で三蔵達と旅をし、その中で三蔵と両思いにはなるが、お互い素直になれない。
小説内容
いつも通りの旅路だが、悟浄の体調が悪化する中
妖怪退治をするが、とあるアクシデントで幼児化に記憶喪失?
そして街中で、奇妙な修道院が街の外にある事を聞かされ、そこにいたのは………。
少年は、暗い暗闇の中で膝を抱えてうずくまっていた。いつか、兄や母が帰って来るのを待っているかのようだった。
すると一筋の光が、少年に明かりを照らされた。
光から誰かの優しい手を伸ばされ、少年は、それを掴んだ所で夢から現実に戻された。
ジープの走行中、夢から目が覚めたのは、良いが、怠さや咳等で辛いのが戻ってきた。
「ケホ、……ケホ」
「大丈夫か?悟浄」
「次の町まで、まだかかりますから寝てて良いですよ」
「体温測る?」
「余計な事するな、恵」
「でも……」
「二人共、お話してる所、申し難いのですが……」
前方を、見ると何やら沢山の妖怪がちらちらと見え隠れしながらこちらを見ている
のがよく分かった。
「結構いるな」
「どうする?」
悟空は、やる気で言った。
「やるしかねーだろ」
悟浄の言葉の合図と共に妖怪達が、攻撃を仕掛けてきた。
これまで、場数を踏んできた彼らだが、相手も分散する事を考えていたようで
それぞれ、バラバラに別れてしまった。
- Re: ~最遊記~ 君の寝顔に微笑みを ( No.1 )
- 日時: 2023/05/06 21:39
- 名前: ホタル (ID: X1/H6Kkq)
それぞれが、森の中で戦闘中。
三蔵、悟空、八戒、恵は、得意技をする中
悟浄は、体調が、悪化し苦戦していた。
「三蔵一行も、バラバラにされたらたいした事ねぇーな」
一人が、言うと仲間は、それを同意するように笑っていたが、悟浄は、それが気にいらず歯を食いしばる気持ちを押さえていた。
相手が、武器を振り下ろそうとした時、錫杖をすんでの所で止めた。
「ごちゃごちゃ、うるせぇ。俺は、今胸くそ悪いんでね」
一人仕留めると周りも一斉に飛びかかりそうな時、次の
瞬間を悟浄は、見逃さず錫杖の鎖を伸ばそうと体制をとったが、目眩に襲われそうになったが、渾身の一撃で鎖を伸ばし、振りかざした。
周りを見たら戦闘不能状態を見て、安心したが、身体が悲鳴をあげ座り込んでしまった。
しかし、その場にいた妖怪が、最後の悪足掻きのように筒上の爆弾を、悟浄に投げその瞬間同時に大きな爆音が、森中に響き渡った。
森中に爆音が、響き渡った時、仲間にも聞こえ驚きを隠さずにいた。
「仲間が、そんなに大事かよ」
「ちぃ」
三蔵が、拳銃を相手に打ち抜いた後、なんとか悟浄以外は、全員合流出来た。
その時には、夕方にさしかかろうとしていた。
全員で悟浄の事を探したが、見つからずしばらく途方にくれていた。
「町に行くぞ」
三蔵の決断には、驚いていたが、森の中にいるより次の町に行き、情報を取る方が
良いと考え、一行は、ジープに乗って森を後にした。
とある町の外、一旦普通の修道院に二人の男女の幼児が、入って来た。
「只今、シスター」
「買い物から戻りました」
二人は、庭の手入れをしている他の子供達の事を見て、その声がしたら後ろを振り返り
「おかえり、良い子達」
シスターと呼ばれた女は、二人に近づき頭を撫でてあげ、二人はそれを嬉しく思えた。
「二人ばかりずりぃー。ねぇ、シスター俺今日植木の手入れ頑張ったんだよ」
「私だって花の水やり頑張ったよ」
子供達は、自分が、頑張った事を、シスターに報告しあい褒められたいいっしんだった。
「はい、はい。喧嘩しないの。ご褒美上げるから並んで」
外から、帰った二人は、その光景に少し怖いと思えた。
一献、皆普通の子供達だが、シスターが、持っている赤い飴をなめると皆、少し様子が
おかしくなるからだ。
「あま〜い」
「シスターの飴、すき〜」
飴をなめた子供達は、思考がぼやけた感覚で目がうつらいでいた。
二人は、顔を見合わせ少し困ったが、助けた少年?についてシスターに聞いた
「あのシスター、助けたあの子、どこ?」
「心配しないで、薬を飲ませて今は、眠ってるわ。皆、そろそろ戻りましょ」
シスターの声を聞いて子供達は、シスターの所に集まり修道院に入っていった。
それを、見送った二人は、助けた少年の部屋に向かった。
部屋は、共同部屋で二人は一緒だった為、助けた少年は、二人の部屋だった。
扉の中では、少年は、まだ眠っていた。
「この子、どうして、あの森にいたのかな?」
「それよりも赤い髪なんて見たの初めてたぜ」
その声を聞いてか、少年は目を開けた
「あっ、起きた」
「ねぇ君、大丈夫?」
少年は、ゆっくり起き上がり辺りを見回していた。
「……ここは?」
「町の外の修道院。お前、森の中で倒れてたんだ」
「……森?」
「貴方、お名前は?」
「……わからない、何も思い出せない」
少年は、うつむいてしまい、その言葉を、聞いて子供二人は、顔を見合わせ困ってしまった。
町に付いた三蔵達は、宿を取り暫く休息していた。
「悟浄の手がかりありませんでしたね」
「どこ行っちまったんだよ~悟浄」
「………」
町に付いた時、買い物がてら悟浄の手がかりを探すも手がかりが、無く三蔵達は
考えこんでいた。
恵は、折り紙で、鳥を折り外に飛ばした。
「とりあえず、私の式神で偵察させてみたから明日には、分かるよ」
「あいつなら大丈夫そうだけどな」
「ねんの為だから」
苦笑いして三蔵に答えた言葉だが、皆気持ちは、一緒で心配でたまらなかった。
修道院内では、子供達は、食事中だった。
シスターの隣は、誰もいなく両サイドの長机で食べる子、その隣の場所の長机では、子供達は向かい
あって食べていた。
「ねぇ、シスターそろそろシスターの隣の席、誰か決めようよ」
とある男の子の言葉に全員がシスターに視線が向いた。
「……そうね。」
その一言、言ってシスターは、席を立ち、発言した男の子の所に歩いていった。
「でも、……ま・だ、もう少ししたら・ね」
人差し指で、男の子の唇を押しあて見つめられ男の子は、何も言えずにシスターを
ずっと見つめていた。
「皆が良い子にしてたら考えましょうか」
その場にいた子供達は、ワイワイ騒ぎだったが、二人の子供達は、嬉しそうでは、
なかった。
その後、二人は少年にお粥を持って部屋に戻った。
「…おーい、飯食うか?」
小さな声だが、少年はベッドから起き上がり小さく微笑み頷いた。
少年と子供達は、他愛ない話をして小さな声で盛り上がっていた。
男の子の名前が、遊(ゆう)。女の子の名前が、滴(しずく)と言いお互い、両親が
妖怪に殺られたか、捨てられた立場だったが、この場所で仲良くなったが、外に出たい
願いがあった事等話してくれた。
「名前、無いと俺等も困るからな。ん〜」
「ねぇ、もう遅いから明日にしよ、遅れたらシスターから大変な目にあうし」
「?」
「そうだな、もう寝よーぜ、片付け俺がやるから、二人は先に休んでろよ」
「ありがとう。じゃ、お休み」
「……うん」
部屋の明かりが、消え、辺りが静かになると少年は、目を開けたまま、暫く考えていた
(……なんか……懐かしいような?なんでだろ?)
外の木で部屋の明かりが、消えた様子を見て黒い鳥は、主の所に飛びだった。
一行の泊まっている部屋では、明かりが消え窓際で恵は、式神が帰ってくるのを
待っていた。
式神が、帰ってきたのを見て内容が、理解した上で式神は姿を消した。
「さて、行って見ますか」
窓際に足をかけ、飛び出そうとしたが、後ろを振り返り誰も起きてないのを確認し
出かけようとしたその時。
「待てよ、恵」
肩を、すっと置かれ、驚いたが、月明かりで悟空だと気づいた
「悟浄の場所、分かったんだろ。一緒に行こ」
「でも、三蔵と八戒どうするの」
「……大丈夫ですよ」
「少なくとも、大勢で行くよりお前らで行って来い」
「分かってるよ」
小さく悟空と相談しそうになったが、全員寝ているふりをしていた。
「女の子一人で行ったら危ないから。それに俺、夜でも目が良いから」
悟空が、恵に向き合い笑って一緒に行こうとした。
「分かった、でも悟浄がどこにいるか、確かめるだけだよ」
「だったら尚の事じゃん、俺じゃ頼りねぇ?」
首を斜めに見られ、断ろうか、迷いたじろいだが、断れずにいた。
「わ……分かった」
「よし」
悟空は、ガッツポーズを決めたが、三蔵が少しため息ずいて恵に近づき優しく
抱きしめた。
「悟空じゃ、心配だか、お前らに任す。……絶対に無理するな」
「分かってる」
「悟空、恵と悟浄頼みましたよ。朝が来る前に戻って来てくださいね」
「おぅ」
八戒に肩を置かれ、ガッツポーズを見せ、二人は悟浄のいる所に向かった
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