二次創作小説(紙ほか)

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名探偵コナン 謎の本の中へ
日時: 2022/05/04 08:23
名前: 破壊神 (ID: RtQ9ht2V)

皆さんこんにちは
破壊神です。
今回で2回目になります。

今回は、ちょっと怖いですが、MYSTシリーズを書いて行こうと思います

本当は新作でMYST出ているので、躊躇してたんですが、以前の物と全然違っていたので、良いかな?と思って、書く事にしました。

ちなみにこれから書くのは、PC版で出たのと、リアルミストを最後にちょこっとだしています。

で、その世界をコナン君達に解いてもらお~

と言うワケで、これを始めました。

これでうまくいってくれる事を、真剣に望んでいます。

それでは初めて行きます。

9章まであるので、出来ればちゃんとしたいです

それではまず、あらすじからです

あらすじ
それは遠い異世界で、空間の裂けめで、ある男が闘い、空間のはざまに落ちる時、ある本に接続しました。

そして、本だけが落ちて行きました。
どんな所に出るか分からない中をただひたすらに落ちていくほんの作者は、エンディングは書かずじまいで(未完)で終わるかもしれない……

そて、その本は更に落ち続け、また裂けめに落ちて、とある場所に落ちました。
それは、大都会東京のとある少年の上に落ちました。
でも、この時、誰も思いませんでした。

まさかこの本が、2人を本の中へ導くなど、誰も考えていませんでした。

>>1 >>2 >>3 >>4 >>5 >>6 >>7 >>8 >>9 >>10

(第3章 謎多き世界ストーンシップ) ( No.6 )
日時: 2022/05/04 07:54
名前: 破壊神 (ID: RtQ9ht2V)


 ライブラリーに帰って来た2人は、青い本にページをかざすと、ページは無事に入ったらしく、さっきより、見やすくなっていた。
「青いページをありがとう……でも、まだいる……後2つだ……その2つが揃った時……どうして……こうなったか……そして、そのほかにも色々と話そう」
と言って、映像は終わった。
「さて、次はどこ行く?」
「そうだな~ここから近いのは、あの港の船だな」
「よっしゃ。んじゃまずはこれやな」
と、平次は慣れた手つきで、船に赤い線が合わさった時、手を離した。

そして、2人は上に着くと、そこで見つけたのは、3つの年号だった。
「なんだ? これ」
「う~ん・・・事件と日にち・・・か」
「何かわかるかもしれないな。ここで入ってない建物に入ってみるか?」
と、リールの提案には、2人は賛成し、とりあえず、まずは、入った事のない部屋に入る事にいた。

それは、ライブラリーの隣にある部屋で、まるで歯医者を連想させるような椅子があるが、明らかにコナンでは無理だった。
「ほな、ちょっと調べてみるわな」
「チェ……」
「そないスネなや工藤」
「どうせ俺は子供ですよ~だ。フン!」
と、コナンがそっぽを向くと、平次が、
「あったで工藤。その数字の意味で使うとこや」
「え?これか?ああ。あ、後スマンけど、そこの電気消してくれへんか?」
「おう」
と、コナンが電気を消すと、見事なまでのプラネタリウムになった。
「なるほど。ここってプラネタリュームになってたのだか」
と、言っていると、平次は、ボタンを次々と変えて、星座を記録していく。

そして、それが終わると、椅子から離れた。
「出来たで工藤」」
「何かわかりそうか?」
「ただ、これはチートばかりややこしいみたいや、星座はなんとかかいたんやけど、それが何座か分からへんねや」
「確かに。こんな星座見たい事ないな」
「ライブラリーの本棚、ちょっと調べてみいひんか?」
「そうだな」
と、2人は、本を調べようとしたのだが、どれもこれも焼けていて、無事だったのは全部で5冊と、半焼けの本だけだった。
「なんだこの本棚。殆ど焼けちまってる」
「とりあえず、手分けして捜してみるとか」
と、平次が言うと、コナンとリールも本を調べていると、コナンの方が、その答えを見つけた。
「有った。多分これだ。え~とこれからすると、これだな。で、次は……」
と、コナンが星座を見つつ本と照らし合わせていくと、3つの数字の意味と星座を理解した。
「なるほど。そう言う事か!」
「なんか分かったんか?」
「ああ。ただ、これをどこで使うかなんだけど……」
と言っていると、絵を見て、平次がある事を思い出した。

そう言えば、この島を探索している時、偶然絵が書いてある柱を見つけたのを。
「もしかして、これって」
と、平次が庭に走ると、三つの星座の絵どおりにボタンらしき絵を押してみると、
「ズズズズゴゴゴゴゴ!!!」
と、凄まじい音がして、コナンが思わず桟橋を見ると、船が浮上し、それと同じように、池の真ん中に有った船も浮上していた。
「こらまたごっつい仕掛けやの~」
「まさか、池の船と本当の船が重なっていたとはな~」
「ほな、行くで! 次の世界に」
と、2人は走り出し、船の船尾にある扉を開けると、椅子の上に本が有った。

開いてみると、そこは若干雨が降っていたが、見えない事はなかった。
「アッチャー雨降ってるぜ」
「そらシャ~ナイやろって。ほな行くで」
「お、おい待てって」
とコナンも後を追った。

そして、2人がストーンシップに着くと、其処は不思議な世界で、船が岩で二つに割れているような感じだった。
「なんか不思議なとこだな」
「とりあえず、暗なる前に、謎解いてまお」
「そうだな。んじゃあまずどこから行くんだ?」
「そうやな~……ていうてもどこもかしこも沈んどるし」
と、平次が若干困っていると、コナンが、
「だったら、抜けばいいじゃんか。水がいっぱいって事は、それを抜く何かもあるって事だろ?」
と言うと、平次は若干タジっとなった。
「う……そ、そうやな~(さっきのお返しか?工藤)」
と、心の声で言いつつ平次は細い道のりを歩き、傘を差した、変な物があり、真ん中の装置を動かしてみると、
「カポカポカポ」
という水が抜けるような音が聞こえた。
「どこが抜けたんや?」
と、平次が戻って来ると、岩の中の水が抜け、進める様になっていた。
「おっしゃ!早速行くで。工藤はドッチ行く?」
「んじゃあ、俺は奥からだな。手前は頼む」
「ほなな~」
そして、2人は暗い中を、進んで行くと、わずかな光が見えた。
「あ、これか」
と、コナンがボタンを押すと、上に開いた。

そして、入ってみると、ちょっと汚いベッドの上に、青いページを見つけた。
「これだな。他に特に重要な物はと、コナンがアチコチ見て回ると、たくさん引き出しのある物を見つけた。
「ん?なんか入ってんのかな?」
と、コナンが引き出しを開けていくと、チャネルウッドで見つけた紙の片割れを見つけたのだ。
「こ、これは! やっぱりこれは、ある人からのメッセージだとしたら、あの2人は……とにかく、戻って服部に連絡しねえと」

そして、事情を聞いた平次とコナンはそれぞれの紙を合わせると、鍵が見えて来た。

だが、そこへたどり着くまでは、しばらくアクナーに従うしかなかった。
「ほな、次何所する?」
「あ、今度は俺が行くよ」
「あの細さなら、子供でも渡れるだろ?」
「まあ、そうやな。ほな頼むは」
と、平次が言うと、コナンは、スイスイ歩き、今度は別の場所にするとさっきと同じ音がして、ある小屋に入ると、そこの水が抜けていた。

しかも、鍵が鎖でつながれている。つまり、ここに何かの箱が来るという事だ。

コナンは早速螺旋階段を下りて行くと、案の定、木の箱を見つけ、左側に何かの線を抜く、小さなバルブを見つけた。
「なるほど、これで沈んでたんだな」
と言い、水が出来ると、彼は栓を閉めた。
「なんかあったか?工藤」
「ああ。一つだけだけどな」
「ほな次は俺がどっか押してくるわ」
「頼む。あ、滑りやすいから気を付けろよ~」
「分かっとるって」
と、彼も同じようにボタンを押すと、真ん中のボタンをおして、シーラスとアクナーの部屋に通じる水が抜けた。

そして、コナンの推理通り、浮上しており、鍵が合って開けてみると、中にもう一つのカギが有った。
「これは……あそこか~」
「なあ、服部。悪いけど、この鍵で、そこを開けてくれねえか?」
「おお。かまへんで」
と、平次がカギを開けると、鍵は水の中に落ちてしまったが、鍵を開けた先に有ったのは、小さな手動発電機が有った。
「これだ」
「ん?これって電気を点ける奴やな……あ、もしかして、これ使こたら」
「ああ。あの二人の部屋に繋がる何かがあるはずだ」
「ほな回してみるで」
と、平次はハンドルを回し、満タンになるまで回すと、皆はシーラスとアクナーの部屋へ通じる所まで電気が点いていた。
「やっぱり。思った通りだ」
「ほな、今度は片っぽずつ行こか」
「そうだな。今度の仕掛けは、1つずつだったりするかもしれねえし」
と、階段を下って行くとコナンが壁に、赤くて四角いボタンを見つけた。
「なんだ?」
と、それを押してみると、上にスライドした。
「なんだ?これ」
と、コナンは余裕で入れたが、平次は若干きつそうにしながらも、なんとか入れた。

そして、その先に有ったのは、大きく丸い、コンパスがあり、矢印で上にはその下にNと書かれていた。
「なんだ? これ」
「適当に押すのは流石に怖いか。で、どうするんや?」
「方角に関係ありそうな物を見つけるしかねえな……あ! そうだ。もしかして!」
と、コナンは何かを思い出したように、突然駆け出し、慌てて平次も後を追う。

コナンは部屋を出ると、上に上がる坂を上がっていくと、双眼鏡らしき物が有った。
しかもどういうわけか、双眼鏡にメモリたついている。
「……これは!! ……なるほど。あれはそういう意味だったのか。となると、あのボタンも恐らく同じはず」
「ハア、ハア、ハア。なんや工藤こんなとこまで走りよってからに」
「解けたんだよ。あのコンパスの意味が」
「ハア?」

そして、コナンはさっきの場所に戻ると、コナンはコンパスのあるボタンを押すと、明るさが増した。
「これは……」
「さ、次行くぜ」
「え? 次て、これでええんとちゃうんか?」
「言っただろ?同じ場所からじゃ無理だって。つまり、シーラスさんとは別でアクナーさん側から押さないと意味がないんだよ」
「そうなんか。ほな、もう一つは俺が押すわ」
と、平次はそう言って外に出ると、さっきと同じボタンを押してもう一つtの電気が点いたのを確認した。
「ああ、そう言う事か。よっしゃ。俺、もっかい発電着まわしてくるさかい、工藤はもう一つ押してない方のボタン押しといてくれ」
「おお。そっちも気をつけろよ」
「おう!」

そして、平次は発電機のハンドルを回してマックスにし、コナンは今まで押していなかったボタンを押した。

それは、船尾の有る部屋のボタンだった。

平次と合流し、扉を開けると、明るい電気が部屋を照らしていた。

そして、泳いでいる動物達も見えた。
「へ~ええとここやんな。ここ」
「そうだな。あ、そうだ。電気が消える前に、ライブラリーへ戻るぞ」
「せやな」
と、2人が階段を下り切ると、そこに有ったのは、机だったが、上には何もない。
「あれ?何にもねえぞ?」
「ああ。多分これは……こういうこっちゃ」
彼は得意げにテーブルに触ると、帰りの本が出て来た」
「よく気付いたな」
「まあな。ほな戻ろか」
「ああ」

こうして、コナンと平次は無事、3枚目の青いページを手に入れ、ライブラリーに戻った。

はたして次は、どんな冒険が待っているのだろうか?

(第4章 全てが機械? なぞのメカニック時代) ( No.7 )
日時: 2022/05/04 07:57
名前: 破壊神 (ID: RtQ9ht2V)

 ライブラリーに帰って来た平次とコナンは、ページをアクナーの本の上に置くと、またもや話しかけて来るのだが、今度はシーラスの悪口を言い出した。
あいつは殺人を犯したとか、その他にも色々やっているとか。

それを聞いた2人は、アクナーに対して、不信感を抱きだし、それと、ストーシップで見つけたのをチャネルウッド時代で見つけた紙を合わせてみると、何かがあるというのも書いてあった。つまり、残っているのは、時計塔の側のスイッチのみ。

だが、殆ど謎が解けていない以上、しばらくは従うしかないという事になり、とりあえず、次は船着き場から見えた、ギアに行く事にした。

平次が地図でそこを操作し、タワーに上がって、ヒントを得ると、2人は早速時計塔に行き、時間を合わせて橋が浮かび上がって来て、そこを渡ると、平次は素早く、そこのレバーをONにして、時計塔に入った。

その中には、奇妙な装置があり、真ん中にあるのは、3つの横倒しになった0と書かれたギアに左右にはレバーとその奥にもレバーがあり、右奥には鎖らしき物が有った。
「なんや?これ」
「要するに、これを数字通りに合わせろって事なんじゃないか?」
とコナンが言うと、平次は、とりあえず、右のレバーを下げると、ギアが回転し、さらに続けて回すと、その数字になり、鎖が降りて来て、その装置に有ったギアが開いた。
「このギアて……まさか!」
「行ってみよう!」

と2人が走り出すと、思った通り、ギアが半分開いており、そこに一冊の本が有った。
「そんじゃ」
「レッツゴー!」

と、2人はメカニック時代に入った。

その世界はまた変わっており、一番目を引いたのが、真ん中にある建物だが、コナンはこれが、動くのではという可能性を見た。

何故なら、その中央のすぐそばには、回るようなレールが有ったからだ。
「なるほど。そう言う事か」
「あれ?服部?」
「おーい工藤入るで~」
「あ、わ、悪い悪い」
「お前1人何しとんねん」
と平次が言うと、コナンは、
「あ、いや、この時代ってどんな時代かな?って思って、アチコチ見てたんだよ」
「なるほど。探偵のサガっちゅうわけか」
「そう言うお前は何も感じねえのか?」
「十分感じとる。これ、回転するんやろ? ここについて、すぐ隣の島が見えたから、すぐにピンと来たで」
「やっぱりな。で、どっちに行くんだ?お前は」
「そうやな~ほな、またジャンケンで決めるか?」
と彼が言うと、コナンもやる気満々になる。
「おし!そうと決まれば、最初はグー! ジャンケンホイ!」
「よっしゃ~勝ったで~!」
「チェ!で、どっち行くんだ?俺右見てくる境お前は左な。で、部屋調べ終わったら、奥の方で合流や」
「OK」
と、2手に分かれて、2人はそれぞれ調べ出した。

まず、平次の方は、アクナーの部屋だった。真ん中にインテリアな椅子が置かれており、右側の線の書いてある所がへこんでおり、何かあるなと思った平次は、そこを触ると、やはり開いた。
「古い手使いような~アクナーって」
「まあ、確かにそうだが、こんな部屋を作って何所が楽しいんだ?」
「ハハハ。まあそうやな。え~っとお、有った有った。後は工藤と合流・・・ん?なんや檻みたいなんが有るけど……」
と、平次がレバーに触った瞬間、バチっと電流が流れ、思わずしりもちをついてしまった。
「あった~……」
と、彼は手を振っていると、リールがなにかを見つけた。
「おい。これはなんだ?」
「あ~ん?」
と、平次が近づいてみると、それは反応し、何かの回転装置になった。
「なんやこれ? 回転装置みたいやけど・・・」
と言っていると、それはまさしく回転装置その物だった。

平次は適当にそれをいじっていると、向こうからコナンの声がした。
「お~い服部~まだか~?」
「あ~スマンスマン今行くわ」
「なんか有ったのか?」
「ああ。オモロイもん見つけたわ」
「オモロイもん?」
と、コナンが来てみると、回転装置をいじろうにも高すぎて、コナンでは無理だった」
「あ~んとどかね~」
「ハハハ。やっぱアカンかったか」
「お前な~」
「それはそうと、後行く所ちゅうたら、あの真ん中ぐらいやろうけど。ん?なんやこのボタン。
と、平次がそれを押すと、
「ブーブー」
と音が鳴り響き、奥へ続く通路が下がって階段になり、どこかの装置が現れた。
「なんやあれ?」
「調べてみるか?」
「せやな」
と、2人は階段を下りていき、装置を見ると、それが何なのかすぐに分かった。

そして、作業を終えると、2人は階段の目に戻り、もう一度ボタンを押すと、
「ブーブー」
と言う音と共に元に戻った。

そして、2人の前には、エレベーターが有った。

早速乗り込んで、2階に行くが、これと言って、面白い物はなかった。
「なんもあらへんな~……ん? あれは……おい工藤。お前のメガネかなり遠いとこ見れるやろ?
「ああ。あれ見てみ?」
「ん? あれはレバー……もしかして、あの真ん中のボタンって」
「なるほど、そういう事かいな」
と、彼は納得し、真ん中のボタンを押して外に出ると、
「ピ、ピ、ピ。ピ」
と音がして、エレベータが閉まる、そこには、さっき平次が使ったのとまったく同じ物が出て来た。
「あ、これ!」
「ああ。さっき俺達がいじっていたのとまったく同じだった。
「ちゅう事は、さっきと同じようにすると……」
と、平次はレバーを引いて、大体の位置で止めると、
「プシュー」
と言うエアーの様な音が聞こえた。

これもさっき見た通りの音だった。
「これで、東に着いたな。降りるで、工藤」
「え? なんでわかったんだ?」
「実はさっき、アクナーの部屋で、これのシュミレーションが有ったんや。で、その通りにしたら、こうなった。つまり、あれは、シュミレーションやったちゅうわけや」

と、平次は真ん中のボタンを押して、エレベーターに戻し、1階に降り、2人が外に出てみると、やはり、そこは東の島だった。
「本当に回転してたんだ」
「何ビビっとんねん。ほら、行くで」
「あ、ああ」
と、コナンも付いて行き、東の島に出ると、そこで2つの絵を確認した。
「これやな。ほれ!」
「お、おい!!」
と、平次がいきなりコナンを抱え上げた。
「見えるか?工藤」
「あ、ああ。コナンは、パネルのイラストをなんとか描き、平次に見せた。
「お~。お前絵もうまかってんな」
「ほっとけ」
「ほな次は、あの北の島やな」
と言うと、コナンが、
「同じ方法で行くのか?」
と聞くと、平次は当たり前の様に言う。
「そうなるな。さて、今度の音を、シュミレーションで確認しょっか」
「アクナーの部屋に有った奴でか」
「ああ。その方が迷わんと済むやろ? 何なら、俺が持ちげ採るさかい、お前もやるか?」
「……わかった。やってみる!」
「よっしゃ、そうと決まれば、善は急げや」
と、平次はk難を横抱きにして、アクナーの部屋に行くと、シュミレーターの前に来た。

えっと、次は来ただから……上か……」
と、コナンが動力をいれ、北にすると、
「カン!」という甲高い音が聞こえた。
「よし、これが北の音だな」
「ほな、今度は本命を動かさんとな」
と、2人はさっきと同じ要領で、北の島に会わせると、外に出てパネルをゲットして、戻って来た。

だが、今度の西の島はなかった。

となれば、一番最初に着いたのは、南のしまで、そこで、いままでゲットしてきたパネルの絵を打ち込むだけだ。
だが、その前に、彼等は確認しておきたかった。

何もない西の島を
シュミレーレーターで、調べてみると、西は、
「チュリ」
と、鳥の鳴き声の様な音だった。
「確か、こっちは島がねえんだよな?」
「ああ。そうや。ほな、一気に南まで帰るか?」
「そうだな。アクナーも待ってると思うし」
と、2人は建物を南の島まで回すと、
「コン」
という音がした。
「着いたか?」
「多分な」
と、2人が外へ出てみると、無事に最初の島になっていた。
「よっしゃ!なってたぜ服部」
と、コナンは走り出し、パネルの絵を合わせて、赤いボタンを押すと、一部が階段になり、下にはMYSTへの接続書が有った。

「ほな、帰ろか」
「だな」
と、2人はライブラリーに戻って来た。

(第5章 全てが音と方角の世界、セレーネ) ( No.8 )
日時: 2022/05/04 08:11
名前: 破壊神 (ID: RtQ9ht2V)

2人は早速青いページを本に置いて話を聞いた。
先ほどと同じだが、アクナーのしゃべり方が段々悪い方へと流れていき、もうコナンと平次は決めていた。

白いページの本当の持ち主を信じると。
「さて、最後やな」
「ああ。残るは、あの乗り物みたいな物だな」
と2人は同じことを考え、今までやって来た通りに暗号を得ると、まだ入っていない建物に入ると、そこは、今にも何か出そうな雰囲気だったが、無事にボタンの付いている部屋に着いた。
「ここだな」
「ああ」
と、平次がボタンを押すと、扉は上にスライドして開き、中に入ってみると、赤いボタンが2列ずつに並んでいる変な装置が有った。
「これをどないかせなあかんな」
「ああ。確かに、数字はこれだから……と、コナンはボタンを押していき、減らし、増やしを繰り返して、無事に指定された数字になった。
「よし、後はこれを」
「ブレーカーで送る。やろ?」
「ああ」
と、2人が言っていると、何やら平次の首がくすぐったくなった。
「ワワワ。こら、リール!何すんねん!」
「さっきから2人の世界になってないか?」
と、若干ご立腹だ」
「しゃ~ないやろ? お前はハムスターなんやからじっとしときて。それにお前、自分でメシ出せるんやったら食うとったらええやんけ」
「お前達が望めば、それを出す事も出来るが?」
「あん? どういう意味なんやそれ?」
「お前の食べたがっている物を、今この場で出してやると言ってるんだ。お前タコ焼きが好きだろ?」
「あ、僕レモンパイ」
と、すかさずコナンが言うと、リールは床に降り、2人の前に、たこ焼きとレモンパイを出して見せた。
「んな!? まじで出しよった」
「もぐもぐ……美味しい~」
「これは……あむ……もぐもぐ……お~やるやんけ。結構いけるでこれ」
「分かったかな?俺の能力が」
「ああ。ほな、ブレーカーを入れに行こうや」
「だな」
と、2人はそこをでて、ブレーカーを捜してみると、小屋の後ろに、ブレーカーらしき物が見えた。
「あれか?」
と、コナンが行ってみると、そこはかなり急斜面で、長い階段の上に有った。
「これか」
彼は梯子を登り、レバーを下げると、
「カチッ」
という音がした。
「おーい服部。こっちはブレーカーを入れたから、スペースシップに行ってみようぜ」
「分かった。ほな先行くわ」
と言うと、コナンの方は、後から追いかけると、スペースシップの扉が開いた。
「成功みたいだな」
「ああ。後は、ここの事書いとる本があるはずやけど……ここにあるんはレバーと、5つのスライドレバーにデカいレバーがあるっちゅう事は、何かを合わさなあかんちゅうことやけど……」
と、コナンが、ミニパイプオルガンらしき物を見つけた。
「これが有るって事は、コレの音を合わさなきゃいけねえって事だけど……ん?待てよ……確かどれかの本に、似たような……まさか!?」
と、コナンはスペースシップを飛び出し、ライブラリーにやって来ると、本棚の本を片っ端から見ていき、ついに念願の本が有った。
「有った。これだ!」
「おい工藤どないしてん。あのレバーは、このオルガンの通りにしろって事だったんだ。服部。俺はレバーを合わせるから、オルガンの方を頼めるか?」
「OKや! ほな、これをメモして、やってみよか」

そして、2人の共同作業が行われ、全ての音源を入れ終わると、大きめのレバーを下げた。

すると、音が順番に流れ、ついに丸い画面上に本が現れた。
「これが最後の時代か」
「ああ。これの青いページを私、最後の一枚の場所を聞き出して、白いページを手に入れる」
「やな! 行くで工藤」
「ああ!」
そして、平次はコナンの手をしっかりと握り、画面に触れた。

すると、さっきと同じ場所にでて、一瞬キョロキョロしてしまうが、そこは間違いなくセレーネ時代だった。
「着いたみたいやな」
「ああ。さて、ここでまずは何をするかだな」
「そうやな~」
と、2人が悩んでいると、リールがナニカに気付いた。
「2人共静かにしろ。何か聞こえる……水か?……こっちだ!」
「お、おいリール……」
と、2人が彼を追いかけると、確かにかすかに水の音が聞こえて来た。
「どんなええ耳しとるんや? あいつ」
「まあ、良いじゃねえか。無事に青いページもゲット出来たし」
「せやな。他に変わった所は……ん? あれは……集音機? なんであないなとこに?」
「ここの音を録音する為じゃねえか? ほら、ボタンだってあるし」
「一応押しとこか」
と、平次は側に有った赤いボタンを押し、リールは、無事に平次の肩に登り、次の場所に行こうとすると、また彼は有る音を聞いた。
「聞こえる。今度は、炎の音だ」
「どっちや?」
「……こっちだ」
と、彼が行った場所はチャズムで、彼は、慌てて平次の肩に乗った。
「お、これやな」
彼はさっきと同様にスイッチを押し、また先を急ごうとした時、今度は、コナンが壊れた時計塔の音のボタンをを押した。
「さて、こっちはこれでよしっと」
「おう工藤。そっちにも有ったんか」
「ああ。俺のは壊れた時計だったぜ。でも、この音は、どこで使うんだ?」
「さあな~。ま、とにかくやって行ってみようや」
「そうだな。前の事もあるし」
と2人がそんな会話をしていると、綺麗な音が聞こえて来た。
「ん?なんやこの音」
「結構良い音色だけど……」
「どうやらこの音はこの石が出しているみたいだな」
「石が?」
と、平次とコナンも耳を澄ませると、確かに石から、音が聞こえた。
「不思議な事があるもんやの~」
「ま、俺達としては、その方が解きがいがあるけどな」
とコナンが言うと、平次も微笑んだ。

そして、奥まで言って、ボタンを押すと、すぐさま道を進んで行く。

階段をちょっとだけ上がって、先に進むと、今度は井戸があり、その風の音を記録しているボタンを、リールが押し、再び平次の肩に戻って、梯子を下りて行くと、、蝙蝠と蛾が飛んでいた。
「うわちょ……」
っと、平次が何とかしようとするが、真っ暗で何も見えないが、コナンがレバーを見つけた。
「服部、左だ左のレバーを下ろせ!」
「これか!」
と、レバーを下ろすと、無事に灯りが付き、蝙蝠と蛾がいなくなった。
「フ~ビックリした~」
「これ、奥に続いている。何か有るかも」
と、2人が走っていくと、そこにも梯子があり、登っていくと、そこには、大きな来なぱらぼらあんてながあり、なにかの音を集めている様だった。
「なるほど。ここか」
「と、コナンが扉を開けようとするが、なかなか届かない……」
「あ~届かね~」
「ほなこれでどうや?」
と、平次がコナンを持ちあげた。
「あ、ああすまない」
と、言うと、機械の扉を開けた。

するとそこには、5つの印と集音機が設置されていた場所の絵と、三角マークがあり、それを見たコナンと平次はすぐさま察した。
平次はコナンを下ろし、すぐさま場所を合わせて、大きなボタンが現れると、それを押し、順番がわかった。
「おっしゃ後はあそこに戻るだけや」
「チェ! おい服部。俺にも解かせろよ~」
「あ~スマンスマン。ちょっと高さが足りひんかったからの~アハハ」
「……」
コナンはブスくれながら、まだ入っていない建物場所へ戻って来た。
「ンで、こっからどうするんだ?」
「簡単なこっちゃ。まずは……」
と、平次は指定された順番にスライドをさげ、赤いボタンを押すと、音が順番に再生されると緑色のボタンになり、扉が開いた。

中に入ると、長い下りの階段が有り、そこを下りて行き、そこから角を曲がると、そこには、地底船らしき船が有り、周りを見られる様になっていた。

それは、なかなか頑丈そうで、青いボタンを押して扉を開くと、コナンが乗るスペースは十分にあった。
「おっしゃおい工藤。これは大丈夫や」
「ホントか?」
と、コナンが嬉しそうにしてはみたが、コクピットでは、足がとどかず、椅子に座ると、操縦が出来そうになかった。
「ダメダ……ハア~……早く元に戻りて~」
「そない言いなて」
と、平次が苦笑しながら言うと、コナンはブスくれてしまった。
「ほな行くで~」
と、平次は扉を閉め、地底船を発進させた。
そして、レールに着くと、
「プシュー」
と、言う音がしたが、平次はその音の意味を理解していた。
「よっしゃこのままやな」
と、前進ボタンを押して進み、音の通りに方向を変えながら、どんどん進んで行く。

そんな中で、平次がふと、コナンに問いかけた。
「なあ、工藤。お前はどう思う?」
「ああ、アクナーの事だろ?」
「あの人、おそらくあそこに閉じ込められてるんじゃねえかなって思ってる。それに、3枚目の時、明らかに態度が違って来ていた。しかも同じ兄弟のはずのシーラスって奴に対して、嫌悪感をあらわにしてたし、やっぱり、アトラスさんに会ってみたいとは思ってるけど、何所にいるか、まず、それを確かめなきゃな」
「せやな。俺としてもシーラスっちゅう人とまだ面識した事無いんやけど、明らかにあの二人なんかありそうやな。
「そうだな。まあ、全ての答えは、この青いページをアクナーに渡してからだな。話はそれからだ」
「せやけど、後2枚ゆうてたやんな」
「ああ。1枚はこれだと思うんだけど、もう一枚はどこだろう?」
「う~ん……まあ、話は島のライブラリーに戻ってからやな」
「ああ!」

と、2人が言っていると、ついにゴールに辿り着いた。
「着いたみたいやな」
コナンはボタンを押し、先に行くとやはり本が有った。

はたして、どうなってしまうのだろうか?そして、謎の白いページは何なのだろうか!?

(最終章 最後の決断!) ( No.9 )
日時: 2022/05/04 08:17
名前: 破壊神 (ID: RtQ9ht2V)

 ライブラリーに帰って来た2人は、ページを青い本に乗せた。

そして開くと、やはり、アクナーが現れた。

「誰か知らないけど、ありがとう。だけど、もう1枚足りない。最後のページは、真ん中の左端にある158ページの暗号を暖炉に入れ、ボタンを押すんだ。そうすれば、最後のページが手に入る。赤いページには絶対に触れるな……そこで、あいつのページが終わってしまう……それともう一つ。ページの上に緑の本が有る。それにだけは絶対に触れるな。お前はタダ、青いページを、僕に持ってきてくれれば、それで良いんだ。良いか?青いぺージだけを持って来るんだぞ」
と、言うと、彼の映像が消えた。
「決まりだな」
「ああ」

そして、2人はまず、桟橋に行って、レバーを下ろすと、
「ガコン」
という音と共に、板の部分が開き、白いページを見つけた。
「こいつやな」
「ああ」
「ほな行こか」
「ああ! もう犯人は分かってるしな」

そして、2人はその番号をメモして、暖炉に入ってそのコード通りに打ち込み、赤いボタンを押すと、
「ガコンガガガガガガコン……ウィンシードン」
という奇妙な音と共に、止まった。

確かにそこには、赤と青のページと緑の本が有った。

だが、2人の心は決まっていた。
「ほな行くで」
「ああ」
平次は緑の本を開いた。

すると、ハッキリと映り、向こうがこちら側に気付いた。
「! 君は誰だ!? ここには来るんじゃない! 君に聞きたい事が山ほど有るが、君も私の事を聞きたいだろ? 順を追って説明しよう。私の名はアトラス。息子のシーラスとアクナーには、島の赤い本と青い本で会っているはずだ。あの本は、牢獄の本で、欲の張った探検家が、私の時代に気付いてしまわぬようにした物だが、その罠に2人がかかるとは、思いもしなかった。そして、私自身も、まさか息子に、こんな所に閉じ込められるとは、思ってもいなかった……そこで、君に、一つだけ頼みたい事がある。ミスト島の何所かに白いページが隠されている。それを持ってきてくれ。頼む!信じてくれ。私は嘘など付いていない!」

そして、その直後、2人は白いページをしっかり持って手をつなぎ、アトラスのいる時代に飛び込んだ。

彼は、何かを書いている最中だった。

そして、平次とコナンがキョロキョロしていると、アトラスが気付いた。
「なんか、御取込中やけど、ええんか?」
「そんな事はいい。それで、ページは?」
「はい。これでしょ?」
と、コナンがアトラスに渡した。

すると、アトラスは安心したかの様に、息を吐いた。
「は~君は間違っていない」
と、彼はそのページの破れた部分を本にかざすと、本になった。
「私はどうしたら良いだろうか?」
「おじさん。キャサリンさんって誰なの? 口調からすると、おじさんの大事な人みたいだけど」
「ああ……えっと」
そこへ平次が、こつんと後頭部を突いた。
「コラ工藤。自己紹介もせんでいきなり失礼やろうが、アトラスはんも忙しいのに」
「ああ、ゴメンナサイつい」
その2人のやり取りに、アトラスは、笑顔を浮かべた。
「ずいぶんと楽しい人達だ……すぐに戻る」
と、言って、アトラスはライブラリーに接続した。

そして、数分で戻って来た。
「あ、おかえりなさい」
「ライブラリーに何しにいっとったんや?」
「ちょっとな。でも、ついにやった。だけど、もうあまり時間がない。ずいぶんと時間が経ちすぎてしまって、私の妻のキャサリンが捕まっている世界で取り返しのつかない事が、起きているみたいだ。だから、君達に私から褒美を授けよう。其処は、いわば私の隠れ家みたいな世界なのだが、ライブラリーの入り口に置いておいた。

多分、君達でも、十分満足できるはずだ。
時間の許す限り、楽しんでくれたまえ心からありがとう。ミストに戻るのに、本自由に使って良いぞ。

こうして、長かったページ集めを終えたコナン達が、ライブラリーに戻って来た。

はたして、彼等に与えられた、もう1つの時代とは何なのだろうか?

(特別編)アトラスからの贈り物? ライム時代へ ( No.10 )
日時: 2022/05/04 08:23
名前: 破壊神 (ID: RtQ9ht2V)

 これはMYSTではなくrealMYSTのクリア後に出てくる時代の話です。

彼等は、アチコチ見回していると、入り口に一冊の本が落ちているのを、コナンが見つけた。
「あれ? こんなとこに本なんて有ったか?」
「アトラスはんが置いたんとちゃうんか?」
「まあ、可能性としてはそうだろうけど……あれ? なんだろう数字が書いてある。前に読んだ時は、書いてなかったのに……」
と、思いつつ、コナンが不思議がっていると、平次が後ろから覗き見ると、それは、地下室のあの数字だった。
「これって、あの地下室のやつちゃうか?」
「一応行ってみるか?」
「そうだな。せっかくだし」
と、2人は、地下室で、指示通りの事をやってみた。

すると、今までなかったはずの後ろのボタンが点滅しており、それを押すと、パネルが倒れ、別のパネルが現れた。

近づいてみると、それは、セレーネ時代に行く時に通ったあの場所だった。
「ここってあそこだよな?」
「ああ。え~とこれを……」
と、平次がボタンを合わせると、急いでその場所に2人で向かうと、入り口が開いていた」
「やっぱりな~」
と、中に入ってみると、パスワードを入れる装置が有った。
「工藤頼むわ」
と、平次がコナンを抱え上げ、4つの数字を入れて、赤いボタンを押すと、上に上がって行った。
「この上……ライブラリーの中央だ」
「ほな行くで!工藤。ついでや、背中に乗り!」
「え?」
と、コナンが言っている内に、コナンは背中に移動させられ、平次は走ってライブラリーに戻ると、やはりあの本が有った。
「あったで工藤」
「こんな所に隠してたのか」
と言うと、平次が接続書を見てみると雪が降っているのが見えた。
「かなり寒いとこらしいな~……お。なあリール。お前服とか出せるか?」
「やろうと思えば出来なくはないとは思うが」
「よっしゃ! ほな、これからちっとばかし寒いとこ行くから、分厚いコートと、服出してくれへんか?」
「なるほど。分かった。やってみよう」
と、リールは体を光らせ、コナンと平次を見て、服を出した。
「お~上等やでこれ」
「ハハハ暖か~い」
と、コナンも子供の様にはしゃぎまわる。
「ほな行くで~!」
「お~う!」
「って何自分も盛り上がっとんねん!」
というボケツッコミを聞きつつ、2人はライムの時代に入った。

其処は本当に雪に覆われた世界で、周りの物は全て雪で真白になっていた。
「うっひゃ~! こらすごいな」
「まさかこれ程とはな~」
すると、リールは平次のコートのポケットの中で震えていた。
「ハハハ。やっぱお前も寒いんやな」
「動物なんだ。当たり前だろ!」
「ハハハ。スマンスマン。ほな行こか」
と、2人は走って小屋の前にやって来ると、小屋の扉は開くが、内側の物は全て凍りついていた。
「うわ~こらまたきついな~」
「いや、そうでもねえみたいだぞ。服部、この小屋の裏に、ガス栓が有るから、それを回してくれ」
「お、おお」
「出たらすぐわかるから」
「お、こいつやな。よっと」
と、平次がガス栓を回すコナンは、ストーブのスイッチを入れると、内部が温められ、奥の部屋に行けるようになった。
「ほな、行こか」
と、平次を前にいくと、扉は上にスライドして開き、まだ寒いのか床の方に霧らしき白いもやが見えた。

そして、前方のエレベーターに乗り、上に行くと、そこには2本の大きなアンテナ、と、すぐ前には、レバーと半円形のレバーが有った。
「なんやこれ?」
と、平次が触って見ると、
「ピシャ~ン!バリバリー!!」
と、ものすごい電気と共に、美しいオーロラが見えた。
「ちゅう事は……と、平次が次々に色を変えてみると、様々な色のオーロラが楽しめ、流石に飽きて来たそん時、コナンが有る事も気づいた。
「ん?なんだ?これ」
と、左側の壁にボタンが有ったのだ。
「押してみよか」
と、平次が押すと、左へスライドし、ある部屋にでた。

なんとそこはアトラスの部屋で、書斎と言うよりは、むしろ隠れ家に近い場所で、机の上に一冊の本が置いてあり、それをパラパラとめくっていくと、ここで過ごした事や、オーロラを生み出す力を見つけた事なのだが書いてあった。
「アトラスはんよっぽどここが気に入っとったんやろうな~」
「ああ。ここが1つのよりどころになってたんだろうな~」
「そそ、それは良いから早く違う所へ行け!寒いんだ」
「お前ホント寒いとこダメなんやな~」
「当たり前だろ。俺はハムスターなんだぞ」
と、平次は耳元で怒鳴られるが、これで引く平次ではない。
「アホみたいな馬鹿でっかい声でしゃべるな。ボケ!」
「なんだと!」
と、そんな状態を見たコナンは呆れて何も言えず、ある音を出す事にした。
「俺の和葉になにさらすんじゃ~~!!!」
という声に、流石の平次がピタッと止まり、顔が真っ赤化になった。
「工藤! それ消したはずやろ! なんでまだ持っとんねん!」
「あんまりにも進まないから、光彦に頼んで送ってもらったんだよ」
「あんのそばかす小僧~~~今度会ったら……思いっきり度胆抜かれる程のホラー映画見せたる~~~~~~~~~!!!」
「ハハハ~」
と、ボケツッコミ漫才が終わった所で、1階に移動した

すると、ここは少し遠く、階段を上がると、ボタンだけが光っていた。
「これって、ストーンシップと同じ仕組みだな」
と、平次がボタンを押すと、扉が上にスライドして開いた。

すると、そこには、大きな丸い画面が有り、その前に開かれたホント赤い電気の様な機械に、5つの丸い台座が有った。
「なんやコレ?」
と、平次が触ってみると、いきなり、何かのクリスタルの様な物が出て来て、それを触ると、色が変わり、触れると形を変えた。
「なんやけったいな機械やな~」
「服部。有ったぞ。キャサリンさんからの手紙で、何かを伝えようとしていたみたいだ。ほら、色と形が書いてある」
「よっしゃ!」
コナンと平次は協力して、クリスタルの形と色を合わせると、平次がボタンを押したが、どこかの場所の様だが、何所か分からなかった。

そして、結局何も分からないまま、彼等は、アトラスの所に行く事にした。

それが、新たなる冒険になるとも知らずに……


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