二次創作小説(紙ほか)
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- 恋愛の方程式【第五人格・囚人】
- 日時: 2022/10/01 17:50
- 名前: 本月 (ID: HQL6T6.Y)
天才発明家×天才数学者
=♡?
天才と天才の恋愛物語
- 新サバイバー 数学者 登場 ( No.2 )
- 日時: 2022/07/18 22:48
- 名前: 本月 (ID: HQL6T6.Y)
ある冬の夜
エウリュディケ荘園にとある1通の手紙が届いた。
「みんなー!!大事なお話があるなの!」
彼女、庭師のエマ・ウッズが食堂にいる全員に呼びかける。
「エマ、どうしたの?」
「なにかあったの?新マップとか?」
「エミリー惜しいなの!正解は」
「新サバイバーなの!」
「え!?」
驚くサバイバーとハンターたちを見て笑う庭師。
その笑顔はとても無邪気だ。
「説明を読むなの…えっと、」
届いた手紙の説明を読み上げる庭師
「“無”を再現したかのような彼女。サバイバー陣営、職業は数学者。これを見た1時間後に彼女は現れるだろう。だって!」
「あ、あと1時間しかないの!?」
「やばっ、急がなきゃ!」
女性サバイバー・ハンター達が急ぎ始め、男性サバイバー・ハンター達のほとんどは新サバイバーについて話していた。
「どんな子なんだろうな?」
「かわいい子がいいな~」
「俺はクール系がすきだぜ!」
「なんでもいいけど、早く準備手伝ってちょうだい?もうすぐで新サバイバーさん来ちゃうから。」
医師のエミリー・ダイア―が男性たちにそう告げ、準備の手伝いを再開する。
すでに準備の手伝いをしていた占い師のイライ・クラークと幸運児が呆れているような顔をしていた。
そんな時間が1時間が過ぎた。
「よし、終わったな。」
祭司のフィオナ・ジルマンがそう準備の終了という合図を言う。
「あとは待つだけなの!」
「そうですね。」
心眼のヘレナ・アダムスが微笑みながら庭師にそう返す。
キィー…
食堂の扉が声をだして開かれる。
扉を開いた音の正体
それは新サバイバー数学者の彼女だった。
「エウリュディケ荘園へようこそ!!」
庭師たちが彼女の登場に歓迎の声をあげる。
「…」
扉を開けてから何もことばを発さない彼女を人々はとても不思議そうな顔をして見ている。
トコトコ…
彼女以外が出している音が食堂近くの廊下で響く
「…!ツバキじゃないか!?」
囚人のルカ・バルサ―が久しぶりに食堂に来たと思ったら声を荒げて驚く始末。
「あ、ルカさん!ようやく来たなの!」
庭師が囚人に少し怒ったような顔を向ける。
「ウッズさん。すまないね。…それにしても、ツバキ、君がここに来るなんてな…。意外だ。」
「?ルカ、お前ツバキ?と会ったことがあんのか?」
傭兵のナワーブ・サベダーが囚人に疑問をぶつける。
「ああ。彼女とはよく勉強をしていたんだ。まぁ、今日まで3年間も会っていなかったがな。」
「…」
囚人の言葉に頷くようにして首を縦に振る彼女。
「ええーー!?」
驚いたような顔をする囚人と数学者以外の男女。
その声を聴いても無表情のままの彼女は本当に「無」そのものだと思ってしまうほどだ。
「…ま、まあいいわ。それより、はやくご飯食べましょ?ご飯が冷めちゃうわ。」
空軍のマーサ・ベハムフィールが話を変えた。
さて、これから彼女への尋問が始まる。
再会は意外と急なものなのだ。
- 新サバイバーへの尋問 ( No.3 )
- 日時: 2022/07/19 07:17
- 名前: 本月 (ID: HQL6T6.Y)
新サバイバー・ハンター達は、他のサバイバー・ハンター達に質問ならぬ尋問をされる。
彼女のことについて関係していることはすべて洗いざらい離さなければならない。
と、いうのは建前でちょっと過去の話を聞いたりするくらいで終わるのだが。
傭兵「なぁなぁ、アンタの名前ってツバキ、だよな?苗字はなんていうんだ?」
「…」
傭兵「?おーい?大丈夫か?」
「…」
傭兵「?」
囚人「嗚呼、ナワーブ。ツバキは場面緘黙症なんだ。」
傭兵「場面緘黙症ってなんだ?」
囚人「家庭などでは話すことが出来るのに、社会的状況における不安のため、特定の場面・状況では話すことができなくなる疾患のことだ。」
傭兵「つまり…どういうことだ?」
囚人「簡単に言うと緊張して喋れなくなる感じだな。」
医師「場面緘黙症ね…。」
傭兵「うおっ!エミリーお前、いつからそこにいたんだ!?」
医師「話の最初からよ。ルカさん、場面緘黙症には治療法があるはずよね?」
囚人「嗚呼。そうだな。」
傭兵「治療法ってなんなんだ?」
囚人「喋ることができなくなってしまった要因・原因の場所などの検討が行われて、そこから治療が始まる。だが…」
医師「どうしたの?」
囚人「いや…彼女の声を聞いたのは10年も前のことだからな。治療するのは相当難しいだろう。」
傭兵「そうなのか…」
囚人「だが、絶対彼女の場面緘黙症を治してみせる。幼いころに彼女と約束したからな。」
医師「そうなの。」
囚人「ま、彼女がその約束を覚えているかどうかすら私にはわからないがな。」
傭兵「そうか…」
庭師「3人ともお知らせがあるなの!」
傭兵「なんだ?」
庭師「荘園の主からなの!2日後、新サバイバーの数学者を歓迎したダンスパーティーを行う、とのことなの!」
医師「ダンスパーティー、楽しみね、エマ。」
庭師「そうなの!そうなの!あ、それと、男女2人組でペアを組むらしいから、決めておいた方がいいなの!そして、踊らない人はペアを作らなくてもいい、とのことなの!」
傭兵「わかった!ありがとうなエマ。」
庭師「どういたしましてなの!それじゃあエマは行くなの!」
囚人「そうか、またな。」
傭兵「もうそろそろ、俺たちも部屋に戻るとするか!」
医師「そうね。それじゃあ、おやすみなさい。」
囚人「ああ、おやすみ。」
私はナワーブ達に挨拶をし、私室に戻る。
ツバキがここに来たのはとても驚きだが、まぁいい。
また、彼女と笑いあえる日も近くなるということだからな。
恋は盲目
- 微笑む男女 ( No.4 )
- 日時: 2022/07/30 13:17
- 名前: 本月 (ID: HQL6T6.Y)
初めての朝
彼女、タレッド・ツバキは荘園に来て、初めての朝を迎えていた。
まぁ、彼女は寝ていないのだが。
数学を愛している彼女は寝る間も惜しんで数学の難問と戦っていた。
P≠NP予想、ホッジ予想、ポアンカレ予想、リーマン予想、ヤン-ミルズ方程式と質量ギャップ問題、ナビエ–ストークス方程式の解の存在と滑らかさ、バーチ・スウィンナートン=ダイアー予想などのミレニアム懸賞問題を全て解き尽くしている。
もっとも、数学の「す」も知らない素人には到底理解できないだろう。プロの数学者までもが「彼女は数学の王、ガウスよりも天才な数学者が現れた。」というほどなのだから。
これらの問題はまだ誰にも解かれていないと言われているが、実際にはツバキ以外には解かれていないのであって、これくらいの問題はすでに解決済みなのだ。
さて、数学の話から離れるとしよう。
今日は命を懸けた試合が彼女にとって始めて行う日。
コンコン
「ツバキ。おはよう。今日はよく寝れ…てはないようだな。」
彼女のよき友人である囚人が彼女の部屋にやってきた。
「…」こくっ
肯定するようにうなずいた彼女を見て囚人は少し呆れた表情を浮かべる。
「君はいつも寝不足気味だから心配だ。まぁ、私が言えたことじゃないがな。」
「…」
少し苦笑ぎみに見える表情をしたツバキを見ていた彼は少し表情を緩める。
「…よかった。」
「…」
不思議そうな表情に見える彼女を見て安堵した理由を彼は話す。
「まだ、場面緘黙症が少しは和らぐ可能性があると思えたんだ。」
「…」
ほんの少し、数日で会ったばかりの人達ではこの表情の変化には気づかないだろう。まぁ、彼は気づいたが。
「さぁ、そろそろ行こうか。」
彼女に手を差し伸べた彼は微笑んでいた。
「…」
差し伸べられた手を取った彼女は微笑んだような顔にもみえる表情をしていた。
そして彼らは部屋に置かれた1つの大きな箱を目にもくれずに食堂へと足を進めた。
微笑みはたった1つの希望
- 新衣装・新情報・その他 ( No.5 )
- 日時: 2022/07/20 22:17
- 名前: 本月 (ID: HQL6T6.Y)
こちらは本編ではございません。今現在でわかっていることや補足などを書かせていただきます。
基本的な情報(外在特質などは「天才数学者の彼女」でご覧ください。)
タレッド・ツバキ
出身階級 不明
職業 数学者
年齢 不明
誕生日 不明
趣味 不明
長所 勉学
嫌いなもの 不明
好きなもの 数学
陣営 サバイバー
タレッド・ツバキについて
彼女は物心ついた時から天才と呼ばれ続けてきた。だが彼女はその称賛を目にもくれず、彼女は数学に没頭し続けた。
彼女は物心ついた時から憧れていた数学者となり、彼女は大好きな数学を続けることができた。
性格
寡黙。無表情。あまり自身のことを話したがらない性格。
数学者の容姿は作家プロフィールに貼っておきます。
作家プロフィールURLから本月の作家プロフィールへ移動してください。イラストを載せておきます。
妙子式2メーカー様で作らせていただきました。
新情報
年齢 20代程
誕生日 9月~12月のどこか
趣味 囚人(ルカ・バルサ―)と学問について語り合うこと。
嫌いなもの 大きな音・声
新衣装の情報
「微笑みあう2人」
お互いの瞳に浮かんでいる優しく眼差し。どんなに2人の愛を別れが引き裂こうとも、2人の愛は再び再会し続け、引き裂かれることはない。2人をつなぎとめるものは2人の優しさ。愛がなくなってしまってもきっと2人はお互いを優しく見続けるのだろう。
衣装
UR衣装
囚人 ルカ・バルサ―
数学者 タレッド・ツバキ
お揃いみたいな衣装です。
白・緑・黄・青・桃を基調とした衣装。(2022年7月16日に出た心理学者と患者のペア衣装の色のイメージは逆バージョンみたいな感じです。)数学者はドレスをきている。囚人はタキシードをきてお互いに微笑みながら見つめ合っている。まるで結婚式のように。
- 朝の眠気 ( No.6 )
- 日時: 2022/07/30 13:15
- 名前: ゴースト・スクイド (ID: HQL6T6.Y)
「2人ともおはよう。」
「ああ、おはよう。イライ。」
「今日はやけに早いね。いつもは遅いのに。」
「今日からはツバキがいるからな。彼女をいつも起こしていたのは僕なんだ。」
「そうなのかい?」
「…」コクッ
「2人は仲いいんだね」
「そうだな。]
「もうすぐ試合が始まるけど、急いだほうがいいんじゃないかい?」
「そういえばそうだな。そろそろ行くか。」
「…」コクッ
「またね。タレッドさん。」
「…」コクッ
「行くぞ。」
「…」コクッ
ずっとうなずいている彼女を見つめる。
彼女がうなずく以外の行動を私はまだ知らない。
親のせいでこうなってしまった彼女。
従順な狼のように彼女は行動する。
その鎖から解放させたい。
でも、まだ駄目だ。
少し不思議そうな顔にも見える無表情の彼女を見つめ、
私は話を濁した。
鎖があってこその愛なのか?
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