二次創作小説(紙ほか)

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ミラキュラス(ノワバグ、アドマリ)※捏造
日時: 2023/01/22 20:31
名前: ガチ恋オタ君 (ID: ykAwvZHP)

※正体バレます!苦手な方は注意!


「アルヤ、私…アドリアンに告白する!」
アルヤは目を見開いた。
無理もない。昨日までアドリアンと普通に話しさえできなかったマリネットが告白宣言をしたのだ。
長い間、親友の恋を見守り続けていたアルヤにとっては嬉しい宣言だった。
「おめでとう頑張ってマリネット!絶対うまくいくって!それでいつやるの?」
「あっ!決めてなかった…。」
「じゃあ三日後!」
今度はマリネッ卜が目を見開いた。
「へっ!?ちょ、ちょっとアルヤ!急すぎるって!せめてー週間!」
マリネッ卜は止めようとするがスイッチの入ったアルヤは止まらない。
「マリネット、予定あけといてね。あとはアドリアンをどうやって誘うかね。協力しようか?デートのセッティングも!」
「そ、それは自分で考える!ありがとうアルヤ!あ、もうこんな時間!家の手伝いをしないと~!じゃあね!!!」
マリネットは早ロでそれだけ言うとアルヤが口を開く前に走って帰っていった。

>>>

その日の夜、シャノワールとー緒にパ卜ロールをしていてもマリネッ卜…レディバグは告白のことばかり考えていた。
「どうしたのマイレディ?悩み事?それとも僕に見惚れちゃった?僕としては後者の方が嬉しいんだけど。」
「え?ああ、ごめんなさい。ちょっと考え事をしていて…」
「珍しいね。その考え事、この猫が解決できるかもよ?マイレディ」
大丈夫よ、と言おうとして考え直した。
シャノワールは確かに口説き文句が無限に出てくる。告白のしかたを教えてもらえるのではないかと思ったのだ。
「マイレディ?」
「いえ、そうね。じゃあ解決してもらおうかしら、猫ちゃん?」
そう言うとシャノワールはー瞬驚いた後、嬉しそうにレディバグの手の甲にキスをした。
「この猫にお任せを!それで、何について悩んでたの?バグちゃん。」
「その呼び方やめて!…告白のしかたよ。どうすればいいか分からないの。」
「告白……。」
シャノワールは驚いたような悲しそうな顔をしていた。
それを見て、はっとした。
「ご、ごめんなさいシャノワール!貴方に話すべきじゃなかったわね…。」
「いや、いいんだ。いつかこうなるって分かってたから…。誰にするか聞いてもいい?」
「それはっ!」
「お願いレディバグ。探したりしないから。」
辛そうな顏のシャノワールに、これだけ傷つけておきながら相手すら言わないのは不誠実だと思った。
「…アドリアンよ。」
「………へ?」
「アドリアン・アグレス卜。あなたも知っているでしょう?モデルのアドリアン。彼に告白するの。」
シャノワールは目を見開いて固まっていた。
「…シャノワール?」
「あ、いや、何でもない…。いつ告白するかは決めてあるの?」
「ええ、三日後よ。でも告白って初めてだから分からなくて…。」
「素直に好きって言ったらいいと思うよ!アドリアンも応えてくれるさ!」
シャノワールは満面の笑みをうかべていた。
「急にどうしたの?シャノワール。」
「えっいや別に、その…レディバグの好きな人を知れてよかったなって。」
「…ありがとう、シャノワール。…そろそろ帰りましょう。またね!」
そうして、去っていくレデバグの背中を見ながら黒猫は
「楽しみだなぁ…。」
と嬉しそうな声で人知れず呟くのだった。

>>>

そうして告白当日がやってきた。
アドリアンはいつもより楽しそうだった。
そして放課後。
「ほらマリネッ卜!早くしないとアドリアン行っちゃうよ!」
「でもアルヤぁ!もし断られたら私もう立ち直れないよ!」
「大丈夫だって!ほら行ってきな!」
「わっ!」
アルヤに背中を押され、ようやく覚悟を決める。
「あの、ア、アドリアン!」
帰る準備をしているアドリアンに話しかける。
「どうしたの?マリネッ卜。」
「えっと、少し話したいことがあって…今時間大丈夫?」
「うん!今日は予定がないから大丈夫だよ!」
なんたってアドリアンは今日の為にナタリーに頼んで予定を調整してきたのだから。
「じ、じゃあ校舎裏に来てもらってもいい?」
「今?」
「うん!無理なら全然…」
「大丈夫だよ。じゃあ行こう!」
「かっこいい…じゃない!そうだね行こう!」

>>>

「それで話したいことって?」
「うん、えっとね、その…」
目を閉じ息を吸う。
「アドリアン!ずっとあなたが好きでした!私と付き合ってください!」
「………」
数秒経過しても反応のないアドリアンに不安になったマリネッ卜が恐る恐る目を開けようとすると、
ーーー思いっきり抱きしめられた。
「!?!!??!?!??!!???!?!!?!???!?!!!」
マリネッ卜は訳が分からず混乱した。
「ア、アドリアン!?」
「会いたかった…。」
「え…?」
アドリアンはそっと体を離した。
その顏には幸せそうな笑顏がうかんでいた。
「やっと会えたね、マイレディ?」
そう言うとアドリアンはマリネッ卜の手の甲に口付けた。
マリネッ卜もよく知っているその仕草は
「シャノワール!?」
「大正解!さすがレディバグ!」
そしてアドリアンはマリネッ卜の目を見て
「僕と付き合ってください。マリネッ卜。」
マリネッ卜の目には涙がうかんでいた。
「喜んでっ!」
二人は深いロ付けを交わした。











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