二次創作小説(紙ほか)

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デレマス×名探偵コナン 
日時: 2023/04/12 19:23
名前: ノック (ID: 9nuUP99I)

デレマスと名探偵コナンのクロス小説です。

デレマスの設定崩壊がありますが、それでもよければどうぞ。

Re: デレマス×名探偵コナン  ( No.1 )
日時: 2023/04/14 14:11
名前: ノック (ID: lvVUcFlt)

警察庁の第二会議室では、江戸川コナンが降谷零に呼ばれてやってきた。ブラックコーヒーを出して、話始めた。

「コナン君に頼みたいことがある。」

「頼みたいこと?」

降谷の真剣な表情に、コナンはコーヒーを飲みながら話を聞く。1枚の書類をコナンに差し出した。

「………安室さん、これ…何?」

「書かれている通りだ。コナン君には、アイドルプロダクションに潜入して貰いたいんだ。」

古谷の言葉に、少しばかりコーヒーを飲んで落ち着かせる。

「……潜入捜査?」

「その通りだよコナン君。」

「……潜入先は?」

「アイドルプロダクション…346プロに入り、アイドル候補生となり潜入するんだ。」

幻聴だと信じたかったコナンだが、降谷の表情を見て、真実だと確信してしまった。

「……潜入理由は?」

「組織の残党が346プロダクションの関係者にいる可能性が出てきた。君の理由は、君の演技力なら潜入できると思ったからだ。」

「安室さんは潜入出来ないの?」

「僕はポアロの仕事中に、SNSで写真を撮られている。警察官だと知られていないけど、安室透として顔バレしている。潜入は無理だね。」

「拒否権は……?」

コナンの質問に、ニッコリと満面の笑みを浮かべる降谷に、苦笑のコナン。

「………僕も、キッドキラーで顔バレしてるよ。」

「変装すれば大丈夫だ。」

「……わかったよ、安室さん。やればいいの?」

「宜しく頼むよコナン君。」


江戸川コナンの潜入捜査が始まるのだった。




Re: デレマス×名探偵コナン  ( No.2 )
日時: 2023/04/13 07:56
名前: ノック (ID: DAMSs7I3)

半年後、コナンはアイドルプロダクションのアイドル候補生として、潜入するため、346プロの建物の前に来ていた。

(用意周到だよ…安室さん…)

今現在のコナンの姿は、茶髪に染め、少し長髪の少年となっている。眼鏡はしていない。

(簡単な変装だけど、江戸川コナンだとバレないはず…)

建物の中に入ろうとしたら、黄緑色の服を着た女性に呼び止められる。

「君、この場所に何か用なのかな?」

「……この建物の人ですか?」

「そうよ。」

「よかった…この紙を出すように言われて…」

コナンは女性に用紙の入った茶封筒を渡した。封筒から用紙を取り出すと、内容を見る。

「……アイドル候補生…ちょっと待てね。」

女性が携帯を取り出し、コナンから少し離れた場所で電話する。

(このプロダクションに組織の残党が…長期任務になるかな…)

電話を終えた女性は、コナンの元に戻る。

「確認ができました。私は346プロダクション事務員の千川ちひろです。」

「江藤青です!よろしくお願いします!」

コナンは子供の仮面を被り、偽名を名乗った。アイドル事務所に潜入する以上、変装と偽名は必要不可欠である。

「プロデューサーのいる部屋に案内します。」

コナンは建物内に入ると、ロビーを通り、ちひろと一緒にエレベーターに入った。すると、一人の少女が慌てて、エレベーター内に入ってきた。

「間に合った…」

「晴ちゃん、走ったら危ないですよ。」

「ごめん、ちひろさん。隣にいるのは誰なんだ?」

「今日から入ってきたアイドル候補生ですよ。」

「オレは結城晴だ。よろしくな。」

「僕は江藤青だよ!よろしく!」

コナンは晴に満面の笑みを浮かべる。すると、エレベーターが止まり、扉が開く。

「迷わないように。」

エレベーターを出て、突き当たりの廊下を進んでいくと、プロジェクトルームに到着する。

「この部屋ですよ。」

扉をノックすると、男性の声が聞こえてきた。

「どうぞ、お入りください。」

プロジェクトルームに入ると、スーツを着た男性が立ち上がり、近付いてきた。

「シンデレラプロジェクト担当プロデューサー、武内です。」

「江藤青です。よろしくお願いします!」

「江藤さんはアイドル候補生ですので、担当プロデューサーはいません。ですが、アイドルデビューするまでの間は、私が担当となります。」

武内の言葉に、コナンは疑問に思いながらも、聞いてみることに。

「シンデレラプロジェクト担当プロデューサーが、仮とは言え…良いの?」

「説明不足でした。346プロは男性のアイドルがいないわけではないのですが…少人数で少ないのです。本来なら、その人が担当になるんですが…今は大事な時期なので…江藤さんは他のアイドルの見学、レッスンをして貰えたらと思います。」

武内の説明に納得したコナンは、どうするか考え始める。

(残党探しをしないとダメだけど、怪しまれたら終わりだ。情報も少ない…)


「どうしますか?江藤さん…」

「よろしくお願いします!プロデューサー」

武内からの説明が終わると、コナンはお昼を食べに建物内にあるカフェに向かうか考えていると、晴も一緒に行くようで、二人で向かった。

「迷子になるなよ。」

「わかったよ、晴姉ちゃん。」

「!?」

呼び方に驚いている晴に、何故驚いているのかわかっていないコナン。カフェに到着すると、空いている席に座る。

「何がいいかな。」

「オレはパスタでいいや。」

「トーストにする。」

ベルを鳴らすと、安部菜々がやって来た。

「晴ちゃんはお昼を食べに?」

「そうだけど、菜々さんはバイトしてたのかよ?今日はオフだろ?」

「そうなんだけどね……晴ちゃんと一緒にいる子は?」

「江藤青です!お姉さんもアイドルなの?」

「アイドルですよ!ウサミン星から来た永遠の17歳!」

菜々のキャラにポカンとしているコナンを見て、少し、落ち込んでいる。

「…今時の若い子にはウケない…」

「……晴姉ちゃん、僕…何かしちゃったかな?」

「気にしなくてもいいんじゃね?」

その後、晴とコナンはお昼を食べ終えて、カフェを出ていった。

Re: デレマス×名探偵コナン  ( No.3 )
日時: 2023/04/13 19:24
名前: ノック (ID: l2ywbLxw)

346プロダクションの建物内にある応接室にいるコナンは、仮の担当プロデューサー武内と活動方針の話し合いをしていた。

「江藤さんがアイドルデビューを目指すわけですが、どのようなアイドルになりたいですか?」

「いろいろとチャレンジしてみたいと思うんですけど…まだ、よくわからなくて…」

「そうですか。今日はアイドル活動の見学をして貰います。よろしいですか?」

「わかりました!」(後で、安室さんに連絡しとかないとな。)

コナンと武内が戻ると、武内が担当しているアイドルの一人が、小走りで近寄ってきた。

「プロデューサー!お帰りなさい…この男の子は?」

「新しいアイドル候補生です。担当プロデューサーがいないため、アイドルデビューするまでの間、私が担当することになりました。」

「そうなんだ。私は本田未央だよ!君のお名前は?」

「江藤青です。よろしくお願いします!」

「元気一杯だね!」

活発のある少女、本田未央はコナンの頭を撫でて、レッスンに向かった。

「プロデューサー、何時に出発するの?」

「そうですね…現場までは、車で移動になります。余裕を見て、11時に出発しましょう。」

コナンはホワイトボードに書かれている予定表を確認する。13時、双葉杏のラジオ番組と書かれている。

(今の時刻は10時。どうするかな?潜入捜査だから施設内を調べたいけど、怪しまれたら終わり。何か無いかな?)

「江藤さん、どうかしましたか?」

「なんでもないよ。予定表を見てただけだから。」

「そうですか。それにしても、双葉さん遅いですね。」

武内は双葉杏の家に電話すると、繋がったようで、仕事の話をする。

「…はい。お待ちしています。」

「プロデューサー、どうだった?」

「此方に向かっています。10分すれば、到着だそうです。」

コナンはソファーに座り、来るのを待つ。暫くすると、ボロボロのウサギの人形を持った少女、双葉杏が眠そうにしながら入ってきた。

「双葉さん、おはようございます。」

「プロデューサー、歩き疲れたから帰っていい?」

「今日は双葉さんのラジオ番組の仕事です。飴渡しますから帰らないでください。」

武内はミルクキャンディーを杏に渡す。

「今日はミルクキャンディーだ!おいしい……で、プロデューサー」

「どうかしましたか?」

「プロデューサーの隣にいる男の子は誰?」

「アイドル候補生の江藤青さんです。仮ですが、私が担当しています。他のプロデューサーは、大事な時期なので…」

「ふーん。私は双葉杏だよ。」

「江藤青です。よろしくお願いします……杏姉ちゃん!」

コナンの呼び方に、杏は口に入れていたキャンディーを床に落としてしまった。

「………プロデューサー!遅れるから仕事行くぞ!」

「そうですね。では、江藤さんも行きますよ。今日は双葉さんの仕事現場を見学してください。」

「わかりました。」

「見学?」

「そうです。江藤さんはアイドル候補生です。レッスンもしないとダメなんですが、今日はアイドル活動の勉強として、見学します。」

杏はコナンの方を見ながら納得すると、コナンの手を握る。

「あ、杏姉ちゃん!?」

「迷子になったらいけないからね。杏の手を握ってなよ。」

武内は杏の行動を止める素振りもせずに、先に駐車場に向かった。その後ろを杏とコナンがついていき、仕事現場に向かったのだった。



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