二次創作小説(紙ほか)
■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)
- 博麗の巫女だって病む。
- 日時: 2024/04/09 08:34
- 名前: 岩林美杏/優羽/ほしう (ID: nQqcPBd1)
お久しぶりです。何度名乗ったか分かりません、岩林美杏こと優羽ことほしうです。
今はほしうの名でTwitterやプリ小説、pixiv等で活動をさせて頂いております。
さて、この小説カキコ様閉鎖ということで。ここで活動を始め沢山の小説を書いてきました。書き始めたのは小6でした。しかも3DSでの投稿。ここに滞在したのは中1あたりまででしたが、イラスト掲示板ではこっそりと活動しておりました。そちらも是非。
まぁやっぱり来てないとは言えど寂しいですね。ここに来なければ私は小説を書くこともなかったでしょうし。
ということでここで前書いた短編をぺたりと乗せたいと思います。
- Re: 博麗の巫女だって病む。 ( No.1 )
- 日時: 2024/04/09 22:14
- 名前: 岩林美杏/優羽/ほしう (ID: nQqcPBd1)
「だって巫女様が人里を守ってくれますからね」
里の人がそう言った。私は愛想笑いで「はい、任せてください」なんて言った。
昔からそうだった。一方的にかかる期待に押しつぶされそうになっては己の存在意義を問う。そして病む。そんな時が私にもある。強がって人に見せたことは無いが、そういう嘘は慣れっこだし。
そんな病んだ気持ちだから何事にもやる気が起きずごろごろと過ごしていると、ため息が聞こえた。
「こんな昼間からゴロゴロと...」
「別にいいでしょ、参道は綺麗にしてるわ」
「もし仮に参拝客が来たとして、貴方の姿を見てどう思うかしらね」
「仮にでしょ?来ないことくらい分かってるわ」
今は話しかけないでほしい。本当に。私の中で苛立ちが募っていく。話さなくなったと思ったら足音が近づき私の隣に座った。そして、何も言わなかった。
「何よ」
「別に。強いていえば私が唯一できること、かしら」
華扇はそう言うとまた黙った。此奴は。分かってたんだ。私は数分黙り、勇気を出して口を開いた。
「当たってごめん」
「...私も言いすぎたわ。休息だって必要よね」
Page:1