二次創作小説(紙ほか)

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音楽の神見習い!
日時: 2024/08/09 02:28
名前: ボンラティーア (ID: ivEhLMpx)

【プロローグ?】
「神様になるためには、修行をしなくてはならない」と、頭のいい神様が言った。
「神様になるのは運によるよ」と、賭け事が好きな神様が言った。
みんな、神様になりたくて、なりたくて…
「神様になんてなるものじゃないよ」と、白い、真っ白な服を着た人が言った。


神様見習い。名前の通り神様の見習いで、神の素質があると認められた人のこと。神様見習いに選ばれたら神様の育成学校に通うことになる。神様見習いに選ばれるには、2つの道があり、生まれた時から特別な才能があると認められた者と、神様になっても良いだろうと思われるための選抜試験がある。この物語の主人公は生まれながらに才能があると言われてたが、年齢を重ねるにつれ才能が廃れかけている…いわゆる欠陥品。
さて、主人公は神になれるのだろうか…物語の始まり始まり…



神の居所と呼ばれるところに神様育成学校、通称「神育校」がある。いや略しただけじゃん、と思わずツッコミを入れた私、神様見習いのイズミは通称『故障した泉』と呼ばれる欠陥品らしい…自分ではどこがダメなのかわからないが、大人曰く「小さい頃はもっと…」だそう。そんな私は今最大の危機に瀕している。私の目の前には「怒られるための部屋」と呼ばれる部屋の扉がある。そう、呼び出しをくらったのだ。なにをやらかしたんだ…?と、記憶を思い出そうとする。出てくるのは…今日のお昼ご飯を食べ残してしまったことくらいだった。よし、覚悟を決めるんだイズミ!怒られないかもしれないじゃないの!よし!と気合を入れて扉を開い…たんだけど、中には先生が3人いた。しかも筋肉ムキムキが2人も。
…あ、終わったわこれ。死ぬやつじゃん。
「よくきてくれた、イズミさん。今日は頼みがあってきてもらったんだ。」と、口を開いたのは筋肉ムキムキじゃない人。そして衝撃的なことを口にする。
「君に、明日からある世界で神になってもらいたいんだ。」
…?…え?
見習いに?というか欠陥品と呼ばれる私に?
口からは何も出てこなかった?代わりに表情で察したのか、事情を話してくれた。
長ったらしかったので短くまとめると、ある世界で芸術神と呼ばれる神が問題を起こしたらしく、約100年前から芸術神がいなかったらしい。しかし、あまりにも文明が発達せず、まずいと思った神のお偉いさんが芸術神やその見習いを探したところ、元々人気がない神で、才能も開花しずらいため、今現在フリーな神がおらず、見習いも最年長が私だったらしい。よくわからない。
「と、いうことで明日から頼むよ。」
と言われ、頭にはてなマークを浮かばせながらようやく口に出して「え?嘘でしょ?」
声が掠れながらだったため、先生は気づかないうちに「引っ越しの準備始めといてね。」と、私に言った。